生化学

生化学(29)エネルギー代謝総集編

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生化学(29)エネルギー代謝総集編

一般的に考えられるエネルギーの動きの話についてを、電子を絡めて眺めます(3回に分けて段々細かく)。

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今まで健康情報の世界の中でエネルギー代謝に主に目を向けた体の見方(眺め方)というのはあまりなかったのではないかと思う。

ここ5年くらいで健康情報の世界はガラッと様子を変えてる。その中でも一番大きいのは「体の中の“酸化”という状態が悪い」という見方が非常に多かった。

実際に酸化が起こることで体の中のあちこちの組織が壊れる。

しかし、酸化状態(人間の体の組織が酸化されるという状態)が、例えば環境から受ける酸化物質や酸性の状態から直接受けてるのかというと、そうではない。

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体というのは、例えば酸化と還元がうまく行き来して、酸化の状態と還元の状態がうまくバランスを取り平衡状態を保ってる。

つまり、“健康である”という状態は動的平衡という呼ばれ方をするが、この健康という状態を保つには常に中に動きがあるということ。じっとしてるのではなく、オン・オフ(=プラス・マイナス、酸性・アルカリ、酸化・還元など)が少しずつバトンタッチをしながら真ん中にある平衡状態を保ってる。

つまり、そこには“幅”がある。その幅にどれくらい閾値があるかというのが、健康な人かそうでないかという分かれ道的なものがある。

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つまり、少し押しすぎてもすぐにバランスを取るだけの反転ができる人、バランス感覚と振り幅が大きい人というのは健康状態を保ちやすいと言える。

要するに、外的な攻撃をされるような体に侵襲性のあるもの(害があるもの)が侵入してきたとしても、それに対してすぐに対処するだけのエネルギーや、対処するだけの閾値があるということ。それにより、戦い(貪食/分解代謝という生理反応)が起こったとしても私たちにそれがダメージを与えることなく余裕で普通の生活をするキャパ(エネルギー)を持っていながら、外から受ける、または外から侵入してくる色んな外敵やストレスに対して対応するだけの許容がこちらにある。そういったことが私たちの健康を保ってると言える。

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なので、単純に酸化物質というものが入ってきて、それが私たちの体全てに毒があるんだ、というような感覚をみんなが持ってる。

それ自体が良くないという風な状態になってる人もいるが、実際には入ってきたものにどれだけ自分の体自身が容量(キャパ)を持って対応するか、ということの方が大事。

=入ってくる外的な問題を減らすことが問題ではないということ。

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つまり、私たちはつい原因となるもの=例えば「酸化を起こすものが体に良くない」、「体のダメージは酸化で起こる」というような一番最終的な“結果”しか見ないためにそれに対して過剰に反応しようとするというのが、今の健康情報の中でのみんなへの提案だったりする。

例えば、この20年の間にネットの世界が普及してほとんどの人がネットで色んなことを検索し、健康になるための秘策などを探したりすることが可能になった。

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実際に私の息子もまだ10代だけど、13歳や18歳などでも自分に何か不調があるとすぐにネットで検索する。すると症状や対処法が出てくるので、その入ってくる情報によって刷り込みが自然に起き、“こういった状態にはこういったことをすることが一般的だ”というその“一般的”というものを正しいものと思ってしまう。そういう傾向があるように思う。

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だけど、本当にそうなのか?

私たちの体は“酸化”という状態を持たないと生まれないし、新しいものを作れないし、古くなったものを置換して健全な状態に持っていくことさえできない。

なので、“壊す”とか“酸化”ということにしても、そういった多くの人がマイナスに思ってる動作が「どれくらいの幅で起きるのか」ということの方が大事と言える。

つまり、酸化を起こす割合として、私たちがそれぞれ持ってる体の土壌に対してどれくらいの酸化度やダメージがあるのかということが鍵になってくるのではないか。

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ちょっとした酸化が私たちの体の活性を起こしてることは間違いない。

電子が酸化や還元には必ず介在してるけど、電子のフローが体の健康状態の動的平衡を可能にしてるにすぎない。

そして、電子のフローを私たちの体で可能にしてるものが「酸素」。

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例えば、地球上だと植物は逆に二酸化炭素を介在させて電子をフローさせ、エネルギーを得てる。

植物は二酸化炭素を使い、電子をフローさせるということ。

一方、動物は酸素を使い、電子をフローさせてエネルギーを作る。そして、エネルギーを作ったら活動し、私たちは体を大きくしていく。

なので、「酸素」がなければ、逆に私たちの体はエネルギーを作れないということ。また、その作ったエネルギーで体を動かしたり、体自体の構造を常に一定の状態に保ったりということをする。

8:28

例えば、“酸素は酸化させる”という考えだけでいることを手放し、“酸素が電気を受け渡すための私たちの武器になる”という風にも考えると良いのではないかと思う。

つまり、酸素がなければ電子が動かない。そして、電子が動かなければ、体内での生体反応は起きない。

8:59

なので、まず“酸化が良くない”という考えをやめること。

でも、そうなると今度は“酸素がたくさんないといけない”という思想になってくる。

ということで、巷では酸素吸入や、またコロナの問題でも病院で「酸欠の状態が続いてるから酸素を吸入しましょう」となってる。このような矛盾があることをみんな気づかない。

酸化が良くないと言っておきながら、酸素吸入は大事と言ってる。矛盾。

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もちろん、普通に酸素があることと活性酸素があることではまた別の話にはなる。

酸化を起こす力が普通の酸素と活性酸素という状態になった酸素とではパワフルさが全然違う。

なので、私たちの動的平衡を可能にするような酸素酸化状態と、私たちの体を壊してしまうような大きな酸化・酸性状態というのはレベルとして違う。

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*上記の酸素吸入について

これはただ酸素を入れるだけで私たちは酸素が体じゅうの細胞に行き渡る訳ではない。

この辺も間違えて考えないようにしないといけない。

酸素だけでなく他の物質全てに言えるが、体内に入ってきた何かは使えるだけの環境がなければ使うことができない。

酸素もたくさん体内に入ってきたとしても、それが細胞にちゃんと受け渡しができるような状態として、ここでは特に二酸化炭素が必要。二酸化炭素がそこに存在しなければ入ってきた酸素もうまく細胞内で使われることもない。そうなると余ってしまう。

すると、酸素は酸化するものなので、使われずに細胞外に余ってしまった酸素が体内のゴミを増やすものになる。そういった状態で余ってしまう。

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なので、普通に呼吸をしてる状態では通常酸欠になることはないと考えるが、病態であっても酸素を入れ込んでも使えない状態があるという病態がある限り、そこではあまり意味をなすとは思えないということ(実際に意味をなさないけど)。

酸素吸入をすることによって、実際には炎症が悪化する。コロナの患者でも酸素吸入をしたことで急変して容体が悪くなってるというケースも本当にたくさんある。

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酸素は必ず二酸化炭素がある。

つまり、細胞が二酸化炭素を生み出してるという健全な状態で初めて酸素はたっぷり二酸化炭素と交換されて動いて細胞内に入っていく。

この時に、例えば糖やエネルギーの材料になるものが色んなミネラルや電気の流れ、電子と一緒に引っ張られて中に入る。

12:46

細胞の中と外の酸性度、アルカリ度というのがよく健康の話の時に話題に上がる。

“酸性度が悪いからアルカリが良い”というのは、先述のように“活性酸素という酸素と酸化が悪い”という刷り込みがある限り、“だからその反対側が良いんだ”という二元論になってる。

“酸化が悪くて、還元するのが悪い”というような言い方は、一度手放さなければいけない。

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体内では電子の受け渡しにより、体の中での反応が「同化」と「異化」という形で起こる。

エネルギーを生む力もそこに同化と異化が起きて、エネルギーを作るのか、エネルギーを使って何かを生み出すのかという反応の2つになる。

13:57

*実際に、糖が入ってきて体内で何が起きてるのか?

・異化

それは、ここでまずは異化が起きる。この異化が起きることでエネルギーが生まれる。ATPができるのは、糖が異化という化学反応を起こしたから。

・同化

その逆では同化が起きる。

これは、糖が脂肪や乳酸になったりと違うものに変わっていき、より大きな形のものになるということ。

14:34

つまり、異化を起こす=バラバラにしていくということ。バラバラにする時にエネルギーが生まれる。

そして、逆に固めていくのが同化(同じに化合する)。大きく固まり、大きなサイズになっていく。この時にはそれを組み立てるのにエネルギーを使う。

これが、体内でのATPというエネルギーの対価を、常にプラスマイナス、プラスマイナスというようにエネルギーを使い切ると今度は異化を起こしてまた生み出すという感じ。

つまり、同化と異化を繰り返すことによりその反応そのものを起こす、というのが体の中の動きがある中での平衡状態ということになる。

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逆にいうと、これが起きなければ何も起きないということ。

なので、電子の受け渡しがないということは同化も異化も起きない。そうなると、私たちの体は新しく生まれ変わることもできず、壊れて生まれ変わるための殺傷や、大きくなってしまったものを分解・代謝するということも起きないということになる。

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これは、例えば古くなったものやダメージを受けたものを壊していくという力がないと、体は健全な構造を保てない。

この意識をまずは持たないと体の酸化・還元についてを考えることはできないのではないかと言える。

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■還元ストレスと酸化ストレス

通常、細胞内に電子が入ってくると、電子をもらい電流を流し、そこに糖が入ってきて異化を起こしてエネルギーが生まれる。

酸化ストレスや還元ストレスは細胞内に電子が入ってきたかどうか、と細胞の中で電子がどんな風に働くかということ。

そして、電子は常に出てきたら使われる。つまり、他のところ(分子の何か)にくっついて、フローして、過剰になることはない。

過剰にならないようになってるが、過剰になるような電子のフローが中に入ってきても溜まったまま、または外側でも溜まったままでいるという電子が動かない状態があることで最終的には酸化ストレスを生むことになる。

つまり、“動かない状態そのもの”は還元ストレスで生まれるが、結果としてそこでまた化学反応が起きて、電子が溜まったことによって起こる電子の化学反応の末に今度はまた酸化が起きる(活性酸素が発生する)ようになってる。

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例えばアルデヒドが電子の過剰で生まれ、そのアルデヒドが今度は活性酸素を生み、逆に電子のフローをさせる。

このように、電子は止まったままでは危ないので必ずそれを受け渡していく、ということを体はしようとする。

なので、過剰に電子が溜まってしまってる場所はもう健全ではないということ。

なので、電子を使って何か違う仕事をさせて、そしてまた電子のフローを続けさせる。それが、私たちの体内での電子のフローである。

18:39

要するに、酸化を起こした。でも、それが例えば還元で止まってしまってる。還元で止まり続けることは体は良しとしない。

なので、今度は溜まりに溜まってしまった過剰な還元状態を反転させるために、今度は低いレベルでの酸化ではなく爆発する形で酸化が起きる。これが活性酸素の大量発生である。

そして、ほとんどの人は活性酸素を対処させることが健康になる、またはバランスを取るために必要だと思ってる。なので、そこに抗酸化物質を投入して発生してしまった活性酸素を還元しようとする。

これが起きると、最終的に活性酸素をより発動させてしまう。

19:47

なので、トコフェロールやレスベラトロール、ポリフェノールという抗酸化物質が色々あるが、それのタブレットやサプリをたくさん摂ることによって最終的には体に還元物質を生み出してしまう。

つまり、酸化したことによって起きるところに、還元物質(抗酸化物質)を投入することによって、とりあえずは活性酸素はそれ以上悪さはしない。だけど、悪さをしないという状態が、今度はそこに組織障害や色んな増殖を生んでしまう。

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*上記を同化と異化で伝えると・・・

そこに、おかしな形での同化とおかしな形での異化が起こる、ということである。

つまり、生まれる→古くなる→壊れる→新しいものというのが、生まれて、いつまでも死ねないまま、しかもそれが変な形のまま増殖していくということ。

これが私たちの体の中での「ガン」というもの。

21:03

なので、生まれたらこの形のまま壊れて崩れていけば良いが、このまま生まれてきてそれが酸化状態かもと懸念され、還元状態にさせられるものなので、これが固まったまま大きくなっていく。

固まったままでいて、そこにまた酸化のストレスがかかれば大きくなる。その大きくなったものが今度は還元で固められていく。

この、「還元で固められる」ということが覚えておいてほしいこと。

21:38

還元とは、上手くバラバラになることではなく、「固まってしまう」という状態がある。

この、今の状態は酸化を起こして良い状態なのか、還元にした方が良い状態なのかというのは、私たちが考えて操作できるものではない。

体は勝手に酸化も還元も起こしてる。そこに酸化・還元をするだけの材料がありさえすれば良いということになる。

22:15

つまり、例えば電子のフローの邪魔をするものを排除さえしておけば、私たちの体は勝手に健康度を保ち、循環というものをフローさせ続ける。

これが、生命体の素晴らしいところと言える。

なので、“下手なものを添加することをまずやめる”こと。これがエネルギー代謝で一番大事なところである。

22:47(エネルギー代謝の話に戻って)

*プーファと環境ホルモン

実際に糖が細胞に入っていき、代謝されてエネルギーになるところには電子のフローが必要。

この電子のフローを起こすのに、私たちは食べ物を食べる。普通に食べ物を食べ、酸素を吸い、それがおかしな状態でさえなければフローする。

だけど、電子の動かない状態を作るのが加工品に入ってる植物油。

23:21

植物油脂はこの100年でほとんどの家庭に入り込んだ、非常に危ない健康を害するものと認識してる。

特に植物油脂だけでなく、ここ10年くらいは加工された魚の油も体内の電子のフローを完全に止めてしまう=フローの邪魔をするもの。

不飽和脂肪酸が血中にどれだけあるか?というのが、電子のフローが流れるか流れないかという大きな鍵を握ってる。

24:00

また、そこにホルモンの分泌があると、これが不飽和脂肪酸の悪い仕事の促進をする。つまり、不飽和脂肪酸が酸化させる形にするのをよりサポートしてしまう。

環境ホルモン的に、特にエストロゲンがあちこちにばら撒かれてる。

しかも、食べるものや日用品、体につけるもの、また吸い込むものでさえ今や環境ホルモンまみれになってる。

24:43

つまり、プーファがあり環境ホルモンも揃っていれば、私たちの体の中では電子のフローが上手くいかないという状態が生まれがちになる。

なので、この不飽和脂肪酸と環境ホルモンには本当に気をつけて、体内に侵入させないようにすること。

・環境ホルモン:特に気をつけて、日用品を変えたり、プラスチックのものを使わないなど心がけること。

・プーファ:できるだけ植物油脂を使わない。炒め物や揚げ物はやめ、加工食品もやめておく。これを自分でチェックして始めていかないとまずいのではないかと思う。

25:31

*これさえできてれば、というもの

・吸い込んだ酸素が体じゅうに回るように、できれば一度息を止めて二酸化炭素を溜める。この作業を時々やってみる。

25:50

毎日の生活の中でこの酸化と還元のフローを、私たちにダメージを与えるような酸化と還元のフローから引き離していくということはできるはず。

ただ、自分のパターンが決まってる。酸化・還元のフローが体にダメージを与えるような酸化・還元フローになってる場合には、そこからの脱却には最低でも3年くらいはかかる。

26:23

自分の酸化・還元の閾値=振り幅が大きい方が良い。この大きい幅の振り子のような循環を持てるためにどれだけのエネルギーを持ってるかが大事。

なので、同じ振り幅の環境にいても、AさんとBさんでは全然違うことがある。

例えばAさんはエネルギー代謝で糖の異化がどんどん起きてる。そういった、いわゆる解糖系からTCA回路に入り、電子伝達系にちゃんと回っていくということをきちんとこなしていける人はすごくエネルギーの量が大きい。そのような大きなエネルギーを持ってる人は同じ閾値でも全然問題がない。ダメージを全然受けない。

つまり、それだけの酸化度でも還元度でも、それが体内で起きたとしても体のダメージを受けることなく、私たちのエネルギーを使い、そこに対処できるということ。

27:40

エネルギーが起きないと同化も起きない。

正しい同化が起きないときちんとした組織は生まれ変わらない。でも、エネルギーが足りないと体が思った時には急にまた異化を起こす。

異化を起こすとバラバラにする形(増殖)が起き、正しく同化を起こす前にエネルギーが枯渇してしまうと、完成品になってないまままた異化を起こす。

それが、私たちのシックネスフィールドである。

28:19

私たちの体を作り上げるためのエネルギー量が足りない人は、その途中で仕事を辞めてしまい、また体を壊してエネルギーを作り、そしてまた体を完成させようとする。だけど、いつも中途半端に終わってしまう。

しかも、反対ではエネルギーがないから、エネルギーの原料にしようとして体のあちこちからタンパク質である組織や中性脂肪などの体じゅうの脂質を引き抜き体の構造を壊し、エネルギーをわざわざ作って未完成なものをまた新しく作っていくということをする。

だけど、その未完成なものは途中からまた始めれば違う形で増殖していく。大きくはなっていくけど、完成形として作っていない。

29:07

つまり、中断させずに材料を使い、エネルギーを使い、きちんとした構造を組み立てるというのが健全な体のあり方。その幅が追いついてこない人が体内の組織障害やガンが大きくなるということである。

これには、

・エネルギーをいかに持ってるか

・そこに材料がいかにあるか

ということが大事。

29:39

エネルギーを作るのは糖。でも材料を作るのは正しいアミノ酸と正しい脂肪酸。この2つがきちんと揃っていれば、他のところから引き抜いてくる必要もない。

だけど、糖が足りないと、今度は糖というエネルギーの材料さえも体から引き抜かないといけなくなる。

なので、正しく栄養が足りてないという人は、体は壊されるばかりという状態が生まれる。

30:17

エネルギー状態が良くない、そしてきっと栄養が偏ってると感じる人は(バニラさんの同年代でも)、皮膚や骨、体の構造がガリガリで、皮膚の表面の下にコラーゲン組織があまりなく骨が強くないと感じるような、体の組織そのものが見た目で構造が脆いというのを目の当たりにする人は少なくない。

こういう人たちは食べ方が非常に偏っていて、健康に良い食べ物を心がけて摂ってる人が多い。なので、“健康に良い食べ物”や“健康に良い環境”というのが、今まで勉強してきたことでそれを実感して体を作ってないのなら、考え直さないといけない時に来たのではないかと思う。

31:27

体のエネルギー代謝は常に正しく酸化と還元で起きてる。このことを忘れずにいること。

還元にしていくことが良いことだと思って食べ物を選んでる人があまりに多いと感じる。

還元状態が過剰になることによって、結果として活性酸素を生んで大きな酸化ダメージを体に与える、ということをきちんと理解しておかないと、ずっと体に悪い食べ物を食べ続けてしまい、その結果新しい組織の増幅がないということになる。

つまり、ボロボロになったまま萎縮していて、しかもそこに弾力性がないという状態が生まれてる。

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周りを見渡すと、健康オタクの人でこういった状態の人は少なくない。

こういった人が、例えば生理は大丈夫かとか思うけど、体温は高いという。だけど、その体温の高さはおそらく炎症が起きてることで起きてる発熱だと思う。

なので、注意をして眺め直してほしい。

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■環境とエネルギーについて(その他)

*電磁波(5G)

電子のフローを考える時に、環境的に大きな問題がもう一つある。

それが、「電磁波」。

この電磁波問題は見過ごせない問題である。

特に、今「5G」という体に大きな影響を与える電波があちこちに普及し始めてる。これには本当に注意が必要。

だけど、この配信してるオンラインの講座が可能になってるのも5Gが普及してきたお陰でもある。

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でも、これをずっと身近に感じてることが体にどんなダメージを与えるか?

それは、5Gにも色んなウェーブレングスがある。

これのある一定の数値のものは、体内の水や酸素などに影響を与えることがたくさんの実験でわかってる。

これのすることとは、5Gが私たちの持ってる体じゅうの「水」というところを破壊してエネルギーを奪っていくということ。

また、酸素の動きを完全にブロックしてしまうこと。

すると、酸素は正しく電子を運搬できない状態が生まれる。

つまり、体は酸欠状態になるということ。

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水が壊れ、酸素が届かないということは、私たちの体にどれだけのダメージがあるのか?というと、私たちの体はエネルギーを作りエネルギーで動くものだけど、酸素が動かないことにより体はエネルギー量が減る。

また、水が壊れることにより、体が今どんな生体反応・化学反応を起こさないといけないのかという・・・↓

例えば、私たちは脳神経からシグナルが常に出てるけど、その脳神経のシグナルは電子の受け渡しで可能になる。この電子の受け渡しが「水」という環境があって初めて流れる(電気なので)。

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水とタンパク質(アミノ酸)がそこに存在すること→例えば水によって電気は流れるが、そこに道ができるとすれば、そこに道を作るのがアミノ酸。

そして、道を正しく固定するのが脂。

この脂が水と馴染んでしまうものであれば、漏電していく。なので、この「脂」は飽和であることが大事。

つまり、体の中はアミノ酸の道を持って飽和脂肪酸でその道をガードして、それを水の環境によって電子のシグナルをバトンタッチして体じゅうに指令を与える。

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ということだけど、5Gはこの「シグナル」をまず壊してしまう。

そして、「酸素」にダメージを与えて体にエネルギーを作れなくする。

そうなると、私たちの体は指令とエネルギーで動くものなので、その指令もエネルギーもうまくいかなければ、生命体としての活動はできなくなる。

5Gはこれから私たち生命体の生きることそのものをどんどん奪っていく存在だと思う。

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“電子のフローが大事”というのは、エネルギーを作るだけでなく、それを色んな仕事をさせる電気シグナルについても非常に重要なこと。

電子のフローはあちこちで起きてるけど、これを邪魔するような電磁波環境に身を置かないこと。

これは、5Gだけではない。例えば、テレビの付けっぱなしやコンピュータの電源を付けっぱなし、就寝時の電気毛布、頭の近くに何か家電が置いてあるままなど、そういったことは本当に良くないことである。

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例えば携帯をオフにせずに充電したまま頭の近くに置いて寝る。こういったものは特に脳の指令を与えるところに直接的にダメージを与える。すると、私たちの体は生体反応を起こすシグナルさえ邪魔されてしまう。

それを邪魔されるということは、指令だけでなく体の細胞のあちこち・・・例えばミトコンドリアに電子を引き込んでグルっと回るというエネルギーを作る状態の場でさえ電気がうまく流れないような電磁波環境にあると、そこは当然電子フローはなくエネルギーは生まれない。

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なので、食べ物などみんな気をつけてるけど、まず環境やエネルギー代謝を考える時には目に見えない私たちのフローを邪魔するものを見逃してはならない。

39:20

以上、外的な環境と酸化・還元についての意識。

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■臨床での話(赤と青の世界)

酸化と異化を視覚的に見るのがメタトロン。

メタトロンだけでなくツイートを持ってたり、その他の機械だったりでチェックしてる人もいると思う。

『赤と青の世界』と時々話してることでもあるけど、同化と異化は正しく起きれば赤にも青にも出ない。

「赤と青に出てしまう」というのは、つまり酸化の状態が激しく起きてるのか還元の状態が激しく起きてるのか、という色の違いがメタトロンでは見て取れる。

なので、体の中が“同化が激しく起きてる”とか“異化が激しく起きてる”というのが赤色と青色の違い。

41:21

簡単に言えば、右のスピンでその場が回ってるのか、左のスピンで回ってるのかということでもある。

赤:右スピンのエネルギーで起こる場

青:左スピンで起こる(還元)

例えば、赤は電子が欲しくて「電子をください」と言って走っていくところ。青は電子が溜まりすぎていて「電子あげますよ」って言ってる状態。

なので、赤と青でメタトロンを見ると、赤は「電子が結合してるからもっと欲しい」というすごく活性して電子を追い求めてる状態。青になると、今度は過剰に電子がありすぎて「電子を誰かにあげたい」となってる状態。

42:16

上記の状態のどちらが体で起きてるか、というのを色で見ると「今、酸化の状態で炎症がひどく起きてる」とか「還元が進みすぎることによる崩壊が今度は起きてる」というような見方ができる。

42:38

実際にメタトロンで眺めると、エネルギー代謝(糖の代謝)がうまくいってないというシグナルが出てると思う。

その“糖の代謝がうまくいってない”と出たからといって、ではブドウ糖を減らせば良いのかという簡単な話ではない。

糖がそこになければ、細胞内でのエネルギーが正しく起きない。つまり、脂肪やアミノ酸を使ってエネルギーを作ってしまうと体は壊れ、異化も進む。なので、本当は糖をちゃんと使って細胞がエネルギーを作るのがベスト。

43:19

でも、例えば「糖代謝異常」や「インシュリン異常が起きてる」というのが出てくるが、糖が余ってる状態そのものを動かすことが大切。そういう時にメタトロンを見ると、必ず青のものがいくつか上がってくるはず。

赤い状態であるけどブドウ糖が過剰になってしまう。

これは、例えばそういうケースでは酸化状態が激しく起こらないといけないところに、青のものがいくつか出てくる状態。

この青いものが何なのかというのを見ることで、循環フローが滞ってる原因がわかる。

これは食べ物のところを見て、デーツが出てる場合は特にそれが顕著。デーツはフルクトースの塊のようなエネルギーを持ってる果物なので“左スピン”である。

44:28

左スピンが赤の中にポンとある場合には、赤の状態を動かすだけのフルクトースという左回転(フルクトースは細胞で一番材料になるものの一つ/メインのブドウ糖と一緒になることでエネルギー代謝の電子伝達系が非常に効果的に回る)が足りないという示唆になる。

逆にいうと、青のものを積極的に摂ることによって赤が減ってくる。

45:15

このような読み方ができるようになるには、酸化・還元を正しく理解し、同化と異化をきちんと理解するところから始めないといけない。

体で同化が起きていても、同化が過剰になることで増殖があるということ。

また、異化でも正しく起きていなければ、その異化によって体が壊されてもいるということ。

もちろん、壊されなければ正しく生まれることもできないが、壊すことによって炎症も起きるケースがあるということである。

これは健全に壊せれば炎症にならない。過剰に壊すために炎症になる。

46:04

これは増殖も同じ。「熱が生まれるほどの増殖」と「熱を生むほどの崩壊」はどちらも健全ではない。

つまり、低い体温の人が突然熱が上がるという状態はそういった炎症状態がどこかで起きてるということ。

還元=冷えてる状態。還元という冷えてる状態をずっと作ることにより、還元状態から今度は爆発的な酸化状態が生まれる。

酸化→還元→酸化→還元でやっておけばよかったのに、還元→還元→還元という風に大きな塊になってしまった還元状態のものはどこかで必ず反転する。その反転した時にパッとひっくり返って大きな酸化が起きる。

47:04〈映像確認〉

なので、いつも小さなフローを起こしておけば大きな炎症は絶対に起きないのに、これを還元→還元という状態にし、電子のフローを止めてるのが多くの人がやってる還元グッズの仕事。

還元グッズを使って健康状態を管理してる人や、治療家の人は還元状態を促すようなサプリや食べ物、水など色々があるが、それは要注意ということである。

47:46

*還元水

還元水というものも流行っていたが、この還元水は飲みすぎると気分が悪くなるはず。これは飲めばわかる。

というのは、そもそもお腹は酸の状態。酸の状態であるからこそ色んな菌がそこで一度ストップすることができる。つまり、中に入れないようにすることができるのに、還元状態を生んでしまえば防御という意味では丸腰になってしまう。

これはちょっと考えればわかることなんだけど、すごくせっせと飲んでる人もいる。

もちろん、これを細菌が繁殖してる場所や細菌による感染症が流行ってる時に空気中に撒いたり、これでうがいをしてみるというようなことで使うのは良いかもしれない。でも、あまり還元水を飲み続けると、最終的には大きな炎症を起こすネタになると思う。

49:01

しかし、これは水ならまだしも、還元を引き起こす脂は良くない。

または、アミノ酸も一緒(これもスピンがある)で、炎症を引き起こして炎症を悪化させるアミノ酸もある。

なので、体内に入った時の極性と、それが固まった時の極性をよく考えて食べるものは選んでほしい。

49:41

メタトロンをそのような見方をするというような、基礎医学も進んで難しいことも学んでる人もいると思うけど、ここまで来ればメタトロンの同化と異化(赤と青の世界)がもっとよく見えてくるのではないかと思う。

fin

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