生化学

生化学(26)ビタミン総集編

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生化学(26)ビタミン総集編

0:06

ビタミンはミネラルと同様、“体内の電気的作用にどんな影響を与えるか”というところを理解することが大切。

特に「甲状腺の機能のサポートの仕方」、「エネルギー代謝自体のサポートの仕方」、あるいは「プーファの害をどれだけ回避させるか」ということに注目してほしい。

0:45

私はアトピーをよく見てるけど、アトピーのクライアントがビタミンBを集中的に摂ると症状が改善される。

理由としては、エネルギーの代謝を上げることと、プーファが悪さするところをブロックするから。さらに、軽減に寄与するということも大きい。

1:23

私は、何かを特別に摂らなきゃいけないという風には考えていない。

ビタミンはやはり食事から摂れるのが一番。

何か単体にして摂ると、単体そのものを作る工程は割と無視されがちだけど、そういったサプリメントで摂る時には偏りが必ず生まれる。

1:51

ビタミンB群も1〜12までたくさんある。

これも、他のビタミンとの作用や、他のものと一緒になることで活性するもの、何か一緒に入ることで力が軽減して相殺されてしまうものなど色々ある。

2:16

体は色んなものを取り込む。その中でどれをどんな風に使えばその機能がプラマイ0になるか、という発想で見た方が良い。

何かをたくさん入れてもその効果が劇的に出るわけでもなく、それがたくさん入りすぎることで逆に害になることの方が多い。これは知っておくべきこと。

2:45

ただ、現代人の食事の習慣が実際に慢性疾患を非常に増やしてるが、食べるもの自体を考えることにより、ビタミンやミネラルの一つ一つがどんな仕事をするのかなどについて勉強しすぎて、そこに囚われすぎることの方が実は問題なのではないかと思ってる。

もちろん、その得た知識がクライアントや家族に使うのはとても有効だとは思うが、ミネラルもビタミンもサプリメントに特になりがちなので注意してほしいことがある。

それは、“食生活によって体内がどんな風になってるからこそ、このようなビタミン系あるいはミネラル系が足りないよ”となる。そこで、足りない、あるいは過剰と言われるものをやめたり、もしくはたくさん摂るのではなく、その結果としての状態をまずは作り変える。

やはり、食べ物そのものを考えた方が良いということ。

4:14

特に、ビタミンに関してはプーファが関与することで結合するものも多い。

これは、それぞれのエネルギー代謝がビタミンでも回されてるし、またミネラルのナトリウム・カリウム・マグネシウム・カルシウムが細胞の内外の電気の力を上手に調整して、電子伝達系の動きをサポーターとしてバックアップしてる。そのように違うミネラルも同じような仕事をよくしてるということ。

4:56

今回は『脂溶性』と『水溶性』という異なる仕事をするビタミンを見ていきます。

5:06

■脂溶性・水溶性ビタミン

電気の流れは常に水があるところに起こる。

つまり、水溶性のビタミンは、エネルギーの電子伝達系の極性(電子の流れ)のところに力を発揮する。

5:39

*種類別

・水溶性ビタミン:ビタミンB、C

・脂溶性ビタミン:ビタミンADEK

このように分けられる。

*ビタミンB、C

電子伝達系などの電気の流れに特に行きやすい。

また、ビタミンB群のビオチンやナイアシンアミド(エネルギーの糖代謝でとても大事な物質)は水溶性であるが故に電子の受け渡しのところで溶け込んで、電子をあげたりもらったりする。特に酸化のところで働く物質。

6:50

体は基本的には常に弱酸性。酸化ということで体の電気が流れ、すべての化学反応が起こっていく。

それが、還元があることにより止まってしまう。なので、還元は良いわけではない。

還元がある=電気の流れが止まるということ。

なので、

・電子の受け渡しがスムーズに行われてるのか

・もらう方が多すぎるという活性酸素がすごくたくさんあるような状態なのか

・還元作用という電子があまりに蓄積してしまって動かない状態なのか

これは、下の2つはどちらも不健全だということになる。

7:40〜9:13〈映像確認必須〉

視覚的に覚えておいてほしいこと(図示)

“体は常に電子の受け渡しで行われる”

電子が欲しい:酸化?(映像確認/間違ってるかも)

電子をあげる:還元?(〃)

酸化と還元が常に行ったり来たりする。グルグル回ることが健全な形。

ここ(8:45)が大きすぎると、電子を奪う力が大きくなりすぎて色んなものを酸化していってしまう。酸化しなくて良いものも酸化する。

こちら(8:59)は電子が溜まってしまうことにより、帯電する。

帯電=電子の動き(グルグル回ること)が止まってしまう。

9:14

電子の動きが止まるということは、細胞の中の電子伝達系他、体内の全部の生体電流が化学反応を起こしながら毎日体を作り変えてるということ。これを知っておけば、帯電がいかに良くないかがわかる。

なので、腫瘍でも何でも壊れた部分や固まった部分は必ず酸化されてまた新しいものに作り変えられていく。

体内では、そのままで居続け流ということは通常あってはいけないこと。

つまり、動きがなければいけないので、電子が常に“受け渡し”が健全に行われてることが大事。

9:57

今の現代病はほとんどが“帯電”がベースになってる。

帯電し続けることにより、ガンがそのままどんどん大きく膨れ上がってきて小さく散らばらない。

体というのは、常に小さく散らばったものを細胞を始めとした何か一つの組織にしていき、そしてその場である形を成して機能を発揮し、古くなっていけばまた散らばっていく。

この電子を受け渡ししながら、体内は常に健全な状態のサイクルを保ってるということになる。

10:38

■では、そこに水溶性&脂溶性ビタミンがどのように働くのか?

●水溶性ビタミン

イオン的にビタミンB、Cは電子の受け渡しのところで特に力を発揮する。

*水溶性でのポイント

エネルギー代謝(特に糖代謝のエネルギー)と絡めて考えること。

11:05

*ビタミンCについて

《ビタミンB》

ビタミンB群は特に電子伝達系で作用するところが多い。

《ビタミンC》

ビタミンCももちろん大切だけどこれは酸化反応を引き起こすもの。

ビタミンCは還元状態のところから電子を引き抜くという意味では悪くないが、酸化が適当に起こってしまうとプーファ(二重結合という酸化する手を持ってる不飽和脂肪酸)が体内にたくさんある場合には還元状態になってるところのものを壊すよりも、その辺にある不飽和脂肪酸と手を繋いでしまいがちになる。

そして、そうすることによりゴミが増える。

なので、ビタミンCは適当に入ってくると、脂質を取り込みながらあちこちにくっついていく可能性がある。

12:17

しかし、ビタミンCを大量に取り込むことでの効果として、電子を取り込む力が発揮されるということはリサーチで出てる。

なので、例えば血液に注射するビタミンC点滴のようなものが流行ったのはそのせい。これは、少し入れても意味がない。たくさん血中に入ると良いということ。

ただ、もちろんビタミンCは脂質を回収するだけでなく、色んな体の作用のところでサポーターとして上手く働く力も持ってる。

13:00

私も昔アミノ酸のサプリを作ったが、アミノ酸が体内で上手く効果的に使われるためには同時にそこにビタミンCが必要になる。

そういった時に、必要な時に必要なものがあるということがとても大事。

なので、例えばご飯を何も食べてない時にビタミンCだけを摂るというやり方は良くないし、何らかの作用をさせるのであればそこの場にビタミンCと何かが一緒にあることによって効果がある。

13:38

そして、例えばビタミンCと一緒に重金属や鉄が一緒にあるとすると、それは非常にまずい。

また、プーファが体内にありがちな人も注意をした方が良い。

特にビタミンCに関しては、非常に重金属の害が高いサプリが多い。

「ビタミンC」や「アスコルビン酸」などとそのままで商品化されてるものの摂取はあまりオススメしたくない。もし、摂るならハーブそのままの由来のものを使った方が良い。

でも、それさえも空気に触れてしまうとその場から酸化していくので、いかに商品化してパッケージして空気に触れない状態がそこにあるか、ということが大事。摂取する前に酸化してしまうと、酸化したビタミンCはゴミでしかないので意味がなくなる。

14:53

*ビタミンB群

ビタミンB群はたくさん種類がある。

エネルギー代謝に特に関わるものと、造血に関わるもの。

血が増えることにより細胞の材料、細胞が作るエネルギーの材料も届けることができる。

なので、代謝のところにとても関与してると言える。

15:20

▽ビオチンとナイアシンアミド

特にビタミンB群では、それぞれの作用など丸暗記するような覚え方じゃない方が良いのではと思ってる。

世の中で特にもてはやされてるものがあるとすれば、「ビオチン」や「ナイアシンアミド」。

ナイアシンアミドに関しては「ナイアシンがナイアシンアミドになる」という説明書きがされてるものが多いのかもしれない。

でも、ナイアシンはナイアシンで摂ってしまうと、ナイアシンアミドになるかどうかは体の場によって違う。

そして、ナイアシンはナイアシンアミドとは体内での作用は全くの反作用になる。

16:15

・ナイアシンフラッシュ

「ナイアシンフラッシュ」というものがある。

ナイアシンを大量に使うことによって、デトックスができるなどという言い方をする治療法が医師の間で流行ったことがある。

が、これは注意をしないと危険。特に、プーファの問題を抱えてる人。

例えば、日頃からマクロビをやってるとか、油は心がけてオメガ3や亜麻仁油を摂ってるという人が特に注意をしないといけないのは、体内にある中性脂肪の中に溜まってる不飽和脂肪酸も同じだが、コルチゾールが出てきて中性脂肪から遊離脂肪酸を回収したり、また日頃から食べていれば血中に不飽和脂肪酸がいるが、そのような不飽和脂肪酸がいるところにナイアシンを摂ると、中性脂肪を分解する力がナイアシンにはある。

17:29

なので、それがあると、当然そこから重金属(これは安全にするために抱え込んでるという言い方もできる。重金属は体内では危ないので炎症を起こさないように脂肪のところに溜められてる)が出てくる。

重金属が出てくるのと同時に不飽和脂肪酸も遊離してくる。すると、そこで炎症が起き出す。

なので、たくさんナイアシンを摂りすぎると、ナイアシンアミドになってなければ不飽和脂肪酸が出てくることによる炎症が起きる。

18:13

“デトックス”という考え方としては、解放されて遊離してくるという意味ではデトックスでも間違えてないかもしれない。

ただ、そのことによって炎症が起きる。

また、ゴミ掃除をするということは、一瞬にして体じゅうに不飽和脂肪酸と体内に溜まってる金属類を解放してしまうので、肝臓や腎臓の機能がダメージを受けやすい。または、そこが元気じゃない人がこれをすると、倒れてしまう。なので、注意が必要。

18:56

《ナイアシンアミド》

電子の受け渡しという、ミトコンドリアの電子伝達系ですごく良い力を発揮する。

NADがプロトンと電子を解放してNADHになる。要するに、ナイアシンアミドとプロトンと電子があって電子伝達系が動く。

プロトンがあって電子が動くが、その流れの過程のところで特にナイアシンアミドは力を発揮する。

ただし、“ナイアシンアミド”と思って“ナイアシン”を摂ってる人が非常に多くいる。

これは“ナイアシンアミド”で本当に売ってるものもある。でも、海外から買う場合、ナイアシンアミドとして売られてるものではない“ナイアシン”という名前のものを日本のパッケージでナイアシンアミドに変えてあるものも非常に多くある。中にはナイアシンのラベルの上にナイアシンアミドのラベルを貼って販売してる会社もある。

20:40

これを電子の回収をするナイアシンアミドとして摂ってしまうと、リポリシスという体の中性脂肪を分解する作用が起き、体じゅうにプーファをばらまくようなことが起きてしまう。ダイエットにも良いとよく言われるが、それはこういう作用から。

ただし、自分がここ3年または5年ほど毎日どんな食生活をしてきたかでナイアシンを摂取してしまうことによる害は非常に大きいということは忘れてはいけない。

治療家によってはこの辺がよくわかってない人もいるが、「プーファの害がある」という概念そのものがここ5年でわかる人にはわかってもらえるようにはなってきた。なので、この辺を注意した上でナイアシンまたはナイアシンアミドは摂取すること。

21:52

《ビオチン》

ビオチンは電子伝達系だけではなく、TCA回路という電子伝達系の一つ手前の回路で特にサポートをする。

そして、TCA回路をサポートするのと同時に、脂肪酸を使うエネルギー代謝の抑制をする。

なので、糖の代謝が回ることにビオチンは非常に貢献する。

つまり、不飽和脂肪酸が出てこなくて良いようにする力がビオチンにはあるということ。

22:37(脱線〜28:40まで)

それもあってアトピーのクライアントが不飽和脂肪酸の害で悪化してるということがここ5年ではっきりわかった。

要するに、アトピーだけではないけど健康志向の人たちはここ20年で健康情報に非常に長けてきて、食の文化や食そのものの話など、どんなものが健康に良いのかということを自分で随分勉強してきてる。

その結果、色んな食べ方というものが生まれてきた。例えば、肉がよくないとか、野菜が良いとか、野菜はどうするとたくさん食べられるかなど、そういったところに健康志向の人の意識は随分向いてきたんじゃないかと。

(肉がダメという概念については改めて勉強してほしいけど)肉がダメだという刷り込みから代わりのタンパク源に豆や種が良いとか、または肉を食べないことによって補えないものはどうやって食べたら良いか?ということに走ってきたのではないかと思う。

24:08

私自身は肉そのもの、野菜そのもの、種そのものなど、どんな栄養素か?というよりは三大栄養素がきちんと入ってきて、ミネラルやビタミンが適度にバランスをとって一緒にそこにあるか、だけだと思ってる。

だけど、ビタミンやミネラルは“何か足りなくなることが多い”、または“過剰になることが多い”ということで「摂らなくちゃいけない」と思い込んでる人が多い気がする。

もちろんビタミンCは体内で合成されないが、体の中は色んな必要な物質をどこかに貯蔵していたり作り出したりと、出したり入れたりということをしながら意外と上手く回してる。

25:006

私は基本的にサプリは摂らないし、摂ることによる弊害が大きいことの方を重視してる。

例えば、サプリそのものに色んな毒性のあるものが一緒に入り込んでることの方が多い。ビタミンBのサプリを作るにしても、つなぎなど添加物の方が絶対に量が多い。添加物そのものを食べてそこで害を被るのと、ビタミンB群のサプリで得られる効果のどちらがどれだけ効果があるか?ということである。

そうなると、下手に毒性のあるものを体内に入れて、それによってエネルギーの消耗を起こすのはどうなのか、と思う。しかも、お金もかかる。

25:59

やはり必要なのは、糖とアミノ酸、そしてそこに上手く脂質を選ぶこと。これだけ。これが上手くできていて、尚且つ自然な食物を適当に食べておけば、本来は病気に傾くような土壌はできない。

多くの人は結果としてビタミンB群が大事だとか、ビタミンADEKが大事だとか、そういった単体に目が向いてしまうのは健康度があまりよくないからだと思う。

健康であれば、こういったことに意識さえ向かないはず。病気だからこそ、何が原因なのか?ということに目が行きがちで、さらにそれによりバランスは壊れていく。

26:50

最初から、健康にとって何が良いのか?というのであれば、本当は食べ物はその「場」で四季折々のもので何が採れるか、そしてどんな生活を毎日するかということだけ。

どんな生活とは・・・

例えば朝ちゃんと起きて夜は遅くならずに寝るという人間のサイクルであるオンオフのバランス。

また太陽がある時と暗くなった時の体内の働き。太陽が出てる時と出てない時では体のやる仕事は全然違う。

仕事が周りの環境と共に自然に変わる(委ねていく)という感じ。

なので、こういった生き方をしていればおそらく偏ることもないし、病気なることもない。

27:50

都会に住んで、添加物やおかしな害のあるものまみれのものを(良いと思って)一生懸命食べて偏った体を作り出し、どんどん帯電していくような(特に電磁波の問題の中でも生きてるので)生活を強いられてる人が多い。そこに気づければ、本来やるべきことはそこから遠のくことである。

その場所から動けないのであれば仕方ないが、そうするとその中で何を一番重視して何から手をつけて改善していくか、ということだと思う。

28:40(話を戻して/ビオチン)

健康志向が高まってしまい、オメガ3をたくさん摂ってたり亜麻仁油を飲んだり、炒め物や揚げ物でエネルギーを作るような食事法をやってたり(マクロビはこの傾向が高い)という人たちが体の中が完全にある意味プーファだらけでできてるところに、ビオチンが炎症を起こす原因としてのプーファを抑えるということでは納得の理論。

このように見てくると、ビタミン群が教えてくれることとは、いかに“私たちの体が何でできてるから病気になってるんだよ”ということ。それを理解するために学ぶのではないかな。

どんなビタミンが何に良いかということよりも、「体の中がどんな風になってるからこういったビタミン群が特にみんなに有効だ」と言われてしまうかというカラクリに気づいてほしい。

30:00

ビオチンに関しては特に脂肪酸のβ酸化も低下させるので、不飽和脂肪酸をたっぷり持ってるという、特に体じゅうに炎症を持ってるアトピーやリウマチの人にはビオチンは必要だと言えるかもしれない。

ただし、すごく悪化した時。

例えば、エネルギー代謝を変えるために糖を取り出した。となると、ゴミ掃除を始めるのが1年半〜2年目くらい。これくらいの時に炎症ができた場合にビオチン(安全なもので)を集中的に3ヶ月だけ摂る。

という摂り方をするなら悪くないかもしれない。

つまり、そこに入ってる添加物よりも今起きてることを取りまとめるための助っ人役に使う。サプリメントもそのような対処療法的に使うのはアリかと思う。

31:04

*炎症や慢性疾患の人が対処療法的に摂る場合のオススメビタミン

そのために、炎症や慢性疾患を起こしてる人たちがビタミンB群で特に摂ったら良いのでは?と思ってるものは「ビタミンBのセット」。

また、ビタミンB6。B6もプーファの害を持ってる人たちにはとても良い。炎症が起きた時にヒスタミンが顆粒から出てきて炎症が起き、蕁麻疹のようなものが出来たり、アトピーでは痒みが出たり、皮膚が膨れ上がってしまうなどという人にはビタミンB6があるとすごく助けになる。特にヒスタミンのトラブルで炎症状態がひどい人には良い。

ただ、ビタミンB6は欠乏症が殆どない。なので、たくさん摂る必要は本当はない。

32:31

なので、外から入れなくちゃいけないと思うものがあるとすれば以下。

・ビタミンB7(ビオチン)

・ビタミンB3(ナイアシンアミド)

・ビタミンB2(リボフラビン):セロトニンの分解をしてくれ、炎症を抑えられる。

33:03

基本、エストロゲンを抑える作用もとても高いので、年を取ってきて(それだけじゃないが)テストステロンがアロマテースでエストロゲンに変わるというところを抑えるのはビタミンB群がする。

なので、年を取ってきて更年期に差し掛かる女性、または男性でも40歳くらいになってきて、自分のテストステロンがエストロゲン化して炎症が起き出す(前立腺にトラブルが出てきたり、炎症の数値が上がってきたり)人たちは炎症値が高い時にビタミンB群をまとめて摂っておくのは悪くないとは思う。

ただ、安全なビタミンB群はあるかと聞かれると思いつかない。

33:58

*水溶性ビタミン摂取について(まとめ)

水溶性ビタミンの中ではC群はいらない。あっても摂らない方が良いと思ってるもの。

B群は炎症があった時に集中的に2、3ヶ月摂るというのはアリかな。

そういう感じで考えると良い。

ちなみに、ビタミンB群ではB1、B2、B3、B6、B7(エネルギー代謝に関与する)なら。

逆に葉酸(B9)とコバラミン(B12)という造血作用のビタミンは特には必要ない。

34:42

・ビタミンB12

ビタミンB12は特殊なビタミンB。これは、B12という名前で重金属のデトックスにも使われたりもしてる。

ピリドキシン(B6?34:59)というB12の注射は医師からしかもらえないが、これの仕事として一番大きいのは重金属を掃除するためにNOと結合してそれを排除する力があるとされてる。

実際には、これの量が高くなればなるほどガン化しやすいとも言われてる。注意して見てると、B12を重金属デトックスのため(例えばワクチンを打った人たちが水銀やアルミのデトックスをするという理由)にB12の注射をやったりもする。もし、B12を積極的に摂って重金属デトックスをしようと思うなら、そこには「グリシン」が絶対に必要。

なので、やはり単体で何かB群が入るのもあまりオススメではないということ。

もし、B12を重金属デトックスや体の掃除に使いたいという場合は必ずアミノ酸の「グリシン」を一緒に入れること。

36:20

●脂溶性ビタミン

脂溶性ビタミンは上手に摂ることで、過剰な酸化反応の悪さをするところがブロックされる。

つまり、電子はたくさん欲しい。それは還元状態の人がたくさんいるから。でも、下手に入ってくると、おかしなものと結合してゴミを作ってしまう。

それをゴミと結合させずに上手に体内の代謝を上げたり、ゴミ掃除をきちんとさせたりという仕事をさせるためのサポーターとして脂溶性(油溶性)ビタミンのADEKは非常に有効である。

37:03

ただし、単体では摂らないこと。

しかもビタミンAは過剰に摂りすぎると弊害の方が大きいので、Aはほどほどに。なので、ビタミンADEKをセットにして摂るのが良い。

特に今は流行りでビタミンDがすごくもてはやされてるけど、Dも活性型になるかどうかは場によって変わる。

それは特にDをせっせと摂ってるのに、そこにプーファがある人。オメガ3のタブレットとビタミンDを一緒に摂ってる場合には、Dの良い効果は全く受け取れない。

37:49

*脂溶性ビタミンの特徴

脂溶性ビタミンの特徴とは、特に抗ガン作用と抗エストロゲン作用。

《抗エストロゲン作用》

これはビタミンB群にも非常にある。B群では代謝のところ。

脂溶性ビタミンの方のADEKでの抗エストロゲン作用とは、エネルギー代謝の邪魔というよりは、酸化して体内がゴミだらけにならないようにするためのもの。

38:17

ゴミだらけにしないとは:電気の流れを上手に誘導する仕組みを作る方であるということ。

ビタミンに限らずだけど、水溶性と脂溶性(油溶性)の体内での作用というのは、“水は電気を流す、油は電気を流さない”。これは、油は電気を流さないから悪いのではなく、“電気を流す道を作るもの”と思うと良い。

バラバラに電気信号が流れるよりは、大事なところへの電気の流れが必要。電気がただ流れて放電し、漏電していくのでは正しく電気は流れない。なので、電気を流すための道を作るために油という「道筋」が必要ということ。

39:13

油と水がセットで初めて体内を・・・つまり、シグナルとそこへの伝達があってエネルギーが生まれて、それを実行するという流れができる。

39:34

また、油溶性のビタミンに関しては、相乗効果で働くものであるということ。

39:51〈要!映像確認〉

*化学式

視覚的に環状になってたり、鎖状になってたりと色々ある。

ビタミンADEKでのポイントは、環状のものがあり・・・(以下40:11〜40:37まで図示/文字起こし不可)

40:37〈映像確認〉

一番のベースの形をしてるものは電気の流れをうまくサポートするのによく使われる。特にビタミンKはこれ(40:58)がすごく長い。

働きとしては、電子を乗せて受け取っていく。電子伝達系で非常に力を発揮する。つまり、道を作ってる。

電子そのものの受け渡しというよりは、「電子そのものの受け渡しの場を作る」という感じ。

41:30

《ビタミンA》

特に、ビタミンAでは“人参をガンの患者にたくさんあげると、ガンが改善する、ガンがなくなる”などよく聞くが、これは一体何をしてるのか?

それは、エネルギー代謝を上げて、帯電して起こってるガンの状態をほぐしていく。これが、本来のビタミンAのやってる仕事である。

42:07

例えばβカロチンは植物由来のビタミンA=レチノール。

そのレチノールというのがたくさんあれば良いと言ってみんな食べるけど、人参そのものが全部カロチンというわけではないので、人参ばかり食べてると問題があると思うが、何故人参が良いとされてるのか?

これは、人参じゃなくて良い。

人参じゃなくて良い理由とは、その形状のものが入ってるものを摂取すれば人参じゃなくても大丈夫ということ。

42:42

その形状のものというのは、キノン(クワイノン)のグループ。

クワイノンのグループとは、「アントラキノン/anthraquinone」の誘導体になるもの。それが電気を持ってくる。

このグループでよく使われてるものとしては、例えばアロエやカスカラ(通常手に入らない)、ダイオウ(生薬)、人参、乳製品、レバー、卵など。

ただし、レバーは毒性があるものが多いのでたくさん食べるのは注意。なので、乳製品を毎日ちょこちょこ摂るのは良いと思う。

卵も人参を食べるみたいに何十個も毎日食べてはいけない。人参も食べつつ卵も食べたり、乳製品を適当に摂ったり、アントラキノン系のお茶(パウダルコ)を飲んだりなど(レバーはあんまり必要じゃない)。

これらがビタミンADEK全部。なので、AだけでなくDでも良い。

44:51

《ビタミンD》

ただし、ビタミンDに関しては活性型になってないものを摂ると、今度は毒性になってしまう。

Dを活性型にするには太陽を浴びれば良いというが、それを邪魔するのがプーファ。

なので、ビタミンDが活性型になるのを邪魔するようなものを一緒に摂ってるとまずい。

何故足りなくなってるかというと、Dが活性型として働いてないということ。これは、もちろん外で動かないとあまり活性しないし、食べるものや体内の状態が活性するような場がないということ。

45:36

ビタミンDで心配してることは、大量に摂る人がいるということ。もちろんこれは不足することにより色んな弊害は出るけど。

特に、Dは体内の全部で使われてるとよく言われてる。副腎や甲状腺にもすごく良いなど。特に皮膚表面や粘膜の表面の健全性にもとても力を発揮することはよく知られてる。

46:08

ただし、遊離脂肪酸があることによってまずい。これはすでにレポートが出てる。

ビタミンDと遊離脂肪酸のトリックがあるので、ビタミンDをせっかく摂ってても遊離脂肪酸がその場にたくさんある場合はまずいということである。

特にまずいこととしては、結合タンパクが活性しなければビタミンDはうまく使われないが、そのタンパクをブロックするのがプーファ。

なので、鉄もだけど肝機能が元気であるためには脂質代謝のところがいつも問題になってくる。そこがしっかりしていないと、遊離脂肪酸が上手く代謝されない。

しかも、肝機能が元気でなければ、体内の色んなミネラルやビタミンのタンパクを含むことができない。ここも注意すべきところ。

47:27

また、アトピーに悩んでる人。

活性型のビタミンDがいないことによって、コルチゾールのフィードバックかからないようになってる。なので、活性型のビタミンDを持つようになるためにも外に出て多少日光に当たることが良い。

これは暑い日光に当たる必要はなく、朝日や夕暮れでも構わないが特に朝日の日光に当たること、また朝日を見ることもとても大事。

コルチゾールが必要な時に自分で出せないというのは、このフィードバックが上手くいかないからとも言われてる。

だから、ビタミンDもビオチンもトラブルがある時に活性型を上手に摂ることは悪くないけど、もしビタミンDを摂りたいならその効果を兼ねてビタミンADEKセットにして摂ることがオススメ。

48:37

つまり、脂質の過酸化を防ぐ。

プーファの悪さは活性型で起こるので、下手にサプリで摂るんじゃなく体内にあるものを活性型に変えていくことをしてほしい。

悪循環になるので。

49:06

《ビタミンE》

ビタミンEも活性型のトコフェロール誘導体も同じような形をしてる。

これらADEKは全部しっぽみたいなものがグルグルと長くついてる。これが、電子の受け渡しに非常に必要(水の講座に理由が書いてる)。

また、ビタミンEでは電磁波のトラブルも結構軽減することが知られてる。

ただ、Eも酸化するので上手く使わないと害になる(これはどれもそうだけど)。つまり、過剰に摂るのは良くないということである。

49:59

《ビタミンK》

ビタミンKは過剰の問題はないと言われてる。

でも、やはりKだけを摂ることは勧めない。

50:15

脂溶性とビタミンCのセットがとても大切。

なので、ビタミンADEKとCがセットになると非常にお互いの良さが循環することがわかってる。

つまり、ビタミンBもCもADEKも本当は単体じゃなく、ADEKとCがセットになった方が良いし、B群は適度にコンビネーションになってた方が良い。

特にBとCに関しては、私たちの体のベースに不飽和脂肪酸の遊離がないこと。上手く使われなくなるので。

51:11

お互いの過剰症を相殺するためにはプーファは極力減らしていくこと、リポリシスが起こらないように糖を切らさないこと。

なので、やはりハチミツをきっちり摂取し、リポリシスが起こらないような状態を作りながらビタミンを武器につけるのはアリだと思う。

51:34

ただし、常用する必要はない。

だけど、もし自分に病態があり、それが非常に耐えられないような、炎症そのものが余計ストレスになってる時には対処療法的に薬剤を使うのと変わらない意識の下に摂ること(もちろん薬とは違うけど)。

これは、何故そういう意識でいてほしいかというと、「対処療法的にしか使わない」と思っていれば常用しないから。

常用するということが何事も問題なのではないかと思う。それはミネラルもビタミンも一緒。

なので、一番最悪の時期を乗り越えてしまったら、しばらく離れる。そして、食べ物を偏りなく食べることで健康度を保つことが一番健全な方法じゃないかと考えてる。

52:42

電気の治療機も、日光に当たれないという人は紫外線が入ってない分太陽光の代わりに効果があるのではないかと思う。

なので、私的には

・プーファを徹底的に減らすこと。

・糖を入れること。

・もしビタミン剤を摂るなら、太陽光の代わりになるようなライトセラピーみたいなものにも触れてみること。

これはインファレッドでも良いけど、太陽光と似てるもので紫外線が入ってないものが良い。紫外線がここ(53:24)を促進してしまうので、青や紫の色が入ってないライトが良い。

ただ、あんまり活性しすぎると炎症が促進されてしまう。

53:39

この「炎症が促進される」というのは、基本的にはエネルギーの総量が少ない人に起こること。

エネルギーの総量が増えてくれば、多少のゴミ掃除でも燃えることなく代謝で終わってしまって病態として出ることがない。

でも、そこまでの過程に3〜5年かかるので、その間エネルギーが足りないと感じたら、糖を摂りつつ糖が上手く電子伝達系に入るように電気の流れを阻害しない、また電気の流れを促進するようなビタミンやミネラルを多少武器につける、ということ。

そして、そこに土壌としてライトも浴びる。

そういったことをしておくと乗り切れていくのではないかと思う。

54:55

今回はビタミンのまとめとして、一つ一つの仕事というよりは、体内でどんな役割を果たしてるのか、という内容でした。

fin

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