生化学5糖の総集編
糖の総集編
糖について。
身体全体の中の糖の役割、糖の代謝の意味やメカニズムを簡単におさらい。
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糖がとても大切というのは、例えば三大栄養素という人間に大切且つ基本的な糖・脂質・タンパク質である身体を作ったり動かしたりする栄養素。その中でも特に私たちを動かす原動力になる材料として糖は三大栄養素の中でもとても大切なもの。
私たちの身体は肉体がなければ存在しない。まず、これが作られて形あるものとしてそこにあること。これが一つとても大切なこと。
そしてもう一つは、固形であるその塊の肉体を今度は動かしていく動力。この2つがあって私たちは人間として生命を繋いでいくための大切な作業を行ってる。
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糖というのは私たちが肉体を持ち、それを動かして活動していくという中でこの「活動していく」ということに、とても重要な仕事や役割があると考えてほしい。
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3つの栄養素を考えなければ、そもそもこの糖の話も脂質やタンパク質の話もできない。
まずは、三大栄養素を思い返してみると、糖の一番の仕事はエネルギーの材料になること。
ここが、昨今は「油だって良い」とか「油じゃなきゃダメだ」みたいな、「エネルギーの材料が油じゃないとダメ」というような言い方をする人がいる。
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では、一度簡単に考え直してみてほしい。
3つの栄養素があって、その3つの栄養素は糖がエネルギー材料、脂質とタンパク質で身体を作るとされている。
身体を作る原料であるとして、では身体はどんな風にできてるのか?というのをすごく簡単におさらいすると・・・身体はそもそも細胞からできてる。細胞の集まりが臓器、組織、器官系であり肉体である一個体になる。
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では細胞はどんな風にできてるか。それは、核と細胞を囲むリン脂質という脂からできてる。
核はアミノ酸、そしてリン脂質は脂。そうなると、脂とアミノ酸で私たちの最小単位である細胞ができている。
つまり、脂質とタンパク質は身体を作るということ。
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では、「脂質でもエネルギーになる」となると栄養素は3つもいらなくなる。
でも、糖というのももちろん身体も構成する。
身体の構成は何で作るかというと、脂。糖は適度に余ってくると脂に変換され溜め込まれる。
要するに、三大栄養素はどれもエネルギーの材料になる。そして、どれも身体を作るものにもなる。
だけど、大元を作ってる、または大元になってるのはやはり糖がエネルギーで脂質とタンパク質(アミノ酸)は身体を作ってるということ。
この3つはどうしても必要な要素であり、その3つをうまく私たちはジャグルして使いこなすことによって健康で人間的な行動を可能にしてる。
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これが、私たちが活動し行動し私たち自身が生き延びることができて初めて生殖という次のタネを残すというアラカルトができてくる。
ここが安全な場所でなければ子孫を残す意味もない。
なので、私たちはきちんとその場に対応し、まずは私たちそのものが基礎代謝というエネルギーで賄い、そして先々エネルギーの余ったものを使って生殖というものをするということ。
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まず、糖が私たちのエネルギーを作る。
そして、エネルギーをどんな風に作っていくの?ということを今回は考えていきます。
崎谷先生の授業では1〜4まであり、1では糖の種類とは何か、というところから始まって、グルコースの代謝としての解糖系、または、酸素が一緒に入ることで解糖系からTCAサイクル(クエン酸回路)というところを使って、最終的にミトコンドリアへ。
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エネルギーを作るには解糖系とミトコンドリア生産所という2つがある=解糖系の工場とミトコンドリアの工場。
それが正しいが、ここだけの見方を持ってた人は一度それを手放すこと。実際には解糖系とミトコンドリア系は別々ではない。
解糖系がまずスタートになり、クエン酸回路というのが橋渡しをしながらミトコンドリア系まで可能になる。
または、解糖系とクエン酸回路とミトコンドリアがセットで最も完全燃焼することによるたくさんのエネルギーを作ることができるということ。
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例えば、解糖系がなしでエネルギーを作ることもできるし、そのようにすっ飛ばす道は実はたくさんある。
でも、私たちが元気に活動するにはたくさんのエネルギーができてる方が良い。そのたくさんのエネルギーを作るには糖を完全に燃焼させること。そして、その中でよりたくさんのエネルギー量を作ることが大事。
それの効率的なやり方が解糖系、クエン酸回路、ミトコンドリアというもの。
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以上のようなことが崎谷先生が話したこと。
私はその中でも解糖系からミトコンドリアの橋渡しと、フルクトースという存在とブドウ糖の存在。この2つの役割についてを話します。
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まず、糖の種類について。
糖の種類はたくさんあるが、特に私たちのエネルギーで私がオススメする材料としては単糖類と二糖類の2種類しかないと思ってる。
他は代謝するのにエネルギーの無駄遣いがある。つまり、エネルギーが元々たくさんある人は構わないが、他は自分のエネルギーを作るのにわざわざ糖を代謝しなければいけない、ということが起こる。これは、脂質も同じ。
なので、エネルギーの総量が少なければ少ない人ほど本来は単糖と二糖類だけでエネルギーを作ってくれたら良いな、という感じ。症状を抱えてる人は特にこの2つでエネルギーを作るのを私は勧める。
9:26(糖の種類)
まず、糖質の種類として「単糖類」・「二糖類」。
単糖:ブドウ糖、フルクトース、ガラクトース
二糖類:ショ糖(スクロース/ザラメや黒糖、三温糖など砂糖の形状のものは二糖類)、マルトース、ラクトース(乳糖)
10:56〜11:19(映像で確認要)
バニラさんのオススメの糖3つ。
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その理由(上記の)は分解するのが簡単だから。
例えば、
・ショ糖:グルコース+フルクトース
・ラクトース:グルコース+ガラクトース
・マルトース:グルコース+グルコース(ベタっとしてる)
・トレハロース:グルコース+グルコース(〃)
グルコースはネチョっとしてる。フルクトースの方がサラッとしていて甘みがあって、パッと活動するのがわかる感じ。
例えば口の中に果糖が多いハチミツを入れるとサーっとなくなっていく。
それが、グルコースの量が多かったり、またはマルトースの量が多かったりスクロースが入ってるともう少し口の中に残ってくる。ネットリしてる感じ。
とにかく、二糖類は単糖がくっついたものということで覚えておく。
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グルコースをエネルギーにしていくのでさえエネルギーが必要だったりする。なので、できるだけエネルギーを消耗せずにたくさんのエネルギーを作った方が私たちのエネルギー総量というのに影響がないということである。
13:36(でんぷん)
でんぷんなどもあるが詳しくは崎谷先生の生化学①を。
これはすごく代謝に時間がかかるので、せっかくエネルギーをたくさん作ったとしてもそれで消耗してしまう。
または、例えば今の人はグルコースをうまく使いこなせない。それで、ミトコンドリアが上手にエネルギーを排出できるような状態にない人が多い。そういう人は特にでんぷん類のようなものを摂ると、すごくエネルギーの消耗になる。
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でんぷん類にはまた色んな種類があるが、それのどれが良いか?は今回話はしないが、でんぷん類にも消化しやすいタイプとしにくいタイプがある。
難消化性というでんぷん類があり、これは私たちの負担になる。負担になるから微生物たちが助けてくれるということもあるが、自分の病気の時には特にあまり摂らない方が良いんじゃないかと思ってる。
健康な時は、難消化性であろうと普通のでんぷん質であろうとあまり問題はない。もちろん、そのために微生物たちが頑張ってくれ、彼らの餌にもなる。
その、「彼らの餌になる」ということを忘れないでほしい。それは、バクテリアの中でもあまり元気になってほしくないものも一緒に元気になるから。
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微生物に関しても「良い菌」や「悪い菌」などと世の中では言われてるが、みんな一緒に同じところにいるので、当然餌が少なければその中でも力があるものが餌を先に食べてしまう。このことを忘れないこと。
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また、でんぷん類が余ってしまうと、私たちにとってストレスになるので、インシュリンが過剰に出てくる。
過剰に出てくることによって低血糖になるし、そこからストレス反応が出てコルチゾールが刺激される。それでコルチゾールというストレスホルモンが出ることによって、今度は私たちの身体の中の代謝が糖から脂質とタンパク質に変わって、脂肪が使われたり身体の組織が溶け出したり、ということが起こる。
このことが結果として身体中の炎症を起こしてる。これも今の現代人は気をつけないといけない。
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何故かというと、昔はそんなに自分が抱えてる脂を使われても危険じゃなかったから。それは、危険な脂を持ってなかったから。
要するに、糖から脂質を作ったり、食べたものから余った脂質を溜め込んだりということを身体はするが、どんな脂を溜め込むかというのはもちろん食べたもので変わるということ。
そして、食べたもので変わるということは、脂質の種類によって私たちの身体を構成する脂肪分が燃えやすいのか燃えにくいのかということが決まる。
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つまり、例えば糖が足りなくても、またはでんぷん類が入ってインシュリンの過剰分泌が起こっても私たちの脂質が代わりに使われるという状態が起こる。
そうすると、そこから脂質が出てきて、燃えやすい脂が身体中に回るとそれが炎症の一つの要素にもなるということ。
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糖の種類としては以上。
まずは2つの種類を覚えること。
そして、よくみんなの周りにある、ブドウ糖と果糖がよく使われてるような簡単に手に入るような糖を摂取してね、ということ。
ハチミツはまさにこれだけでできてるもの。しかも、主成分が単糖で、私が探してくるハチミツは圧倒的に果糖の量が多いものが中心。
バランスが良いものもあるが、主には私は果糖がたくさん入ってるものにしてる。
それは何故か?それは、今の現代人はブドウ糖をうまく使えないような細胞の状態を抱えてるから。
それが、先述の脂質のトラブルだったりする。
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要するに「糖が使えないからブドウ糖が余って血糖値が高い」という風に世の中では言われてしまってるが、「血糖値が高い=ブドウ糖が使われない」という状態は実際には使われない仕組みがそこにある。
そのメカニズムをちゃんと理解して、そこにブドウ糖が余らないようなスムーズな代謝を起こしてあげるというサポートをすれば私たちは本当の意味で健康になっていく。
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どんな仕事も人間の身体はエネルギーを使わずには行われない(ほとんど)。そうじゃないケースもいくつかはあるけど、そういったケースも適当にうまく活用しながら、普通の代謝そのものはどちらにせよエネルギーを要するので、いかに消耗せずにエネルギー量を増やしていくかということが=最終的にはブドウ糖をうまく使えるような身体になるということでもある。
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つまり、ブドウ糖が余ってることにフォーカスをせず、エネルギー代謝というものをいかに全体像として・・・要するに先述の解糖系、クエン酸回路、ミトコンドリアの3セットがいかにうまく連携してたくさん大量のエネルギーを生み出すか、ということを取り組まないといけない。
だから、解糖系がうまく回ったとする。すると、解糖系がうまく回った後にピルビン酸に変わる・・・↓
20:31(グルコースのエネルギー代謝)
上記のピルビン酸。
人間のエネルギーの代謝の動き方について。
21:01(化学式)
まず、C6H12O6という、グルコースの化学式くらいは知っておいてほしい。
私たち有機体は何でできてるのか。
炭素(カーボン/C)と酸素(O)と水素(H)でできてる。
これらには手があり、お互い繋ぎ合う。
C(カーボン)=手が4つ、O=2つ、H=1つ
水素が一番身軽。1つしか手がなくて、周期表の番号も1。中に入ってる電化という意味でもプラスの力を1しか持ってない。
1持っていて、電子も1でプラマイゼロという身軽な存在。
22:21(電気)
これは、電気のことをやらないと全部のメカニズムはわからない。
電気の話を糖のことや栄養学のことにも投入して考えていく時代になったと思ってる。
私と崎谷先生がオススメしてるメタトロンが何を読んでるか。それは、電気的な受け渡しから生まれる周波を読んでる。
なので、電気的な作用がどれくらい活発にそこで行われてるか?ということを理解するには、電子がどんな形で動き回ってるか。または、電子がどんな形で受け渡しをし、そこで酸化と還元が行われてるか。
23:16
もっと言葉を変えると、「アナボリック」なのか「カタボリック」なのかという話にもなってくる。
人間の身体は全部「陰陽」。
黒と白の世界はどちらか側にいただけでは絶対に何も動かない。身体は陰と陽があって初めてバランスだという意識はみんな持ってるのに、どちらか側に偏りたいと思ってる。それは、どちらか側が悪いと刷り込まれてるから。
「黒が悪い」と考えると、常に「白でいたい」と考えがち。だけど、それが間違ってる。
黒になりがちだということがもし刷り込まれてるんだとしたら、白になりがちになりながら黒も白も取り込もうという意識の転換がとても大切。
24:06
つまり「酸化するものが世の中に多い」、そして「活性酸素が身体にダメージを与える」という、これが刷り込まれてると、酸化は悪いことだし、身体のダメージを受けるような酸性度のあるものもまずい=だから取らないということになってしまう。
が、それは違う。酸性度もあって初めて還元が生まれる。還元が生まれて初めて酸度が生まれる。
24:36
この、身体の中のバランスは常に外側からある何かをもらって、それを代謝してエネルギーに変えていくということをしようと思ってるなら、外から入ってきたものに対して私たちは酸度を上げたりアルカリ度を上げたりして、それを細かく分解代謝して、そしてそれをエネルギーの材料に変えていく。
だから、食べたものが私たちのエネルギーの原料になるまでの形、またはエネルギーの材料にまでなったら今度はそれをエネルギーにしていくという、それら全部が動き。止まってない。
25:22
食べたらそのまますぐエネルギーになるわけじゃなく、身体の中に入ったらそれを代謝するというメカニズムがあり、順番に動いていくというエネルギー消耗があり、そこでもエネルギーを使ったり生んだりを繰り返しながら最後の小さいところまで来て、小さくなったものを今度はエネルギーに変換していくという大きいものを作っていく。
また、小さいものが私たちの新しい細胞を作ったりして、大きいものに変わっていく。
そのように、大きく食べたものを小さくして、小さく取ったものを今度はまた大きくしたりエネルギーに変えていくという、これこそがアナボリック(同化)でありカタボリック(異化)である。
26:30
まず、知ってほしいことは、この3つがくっついたり離れたりするには、必ずくっつく力と離れる力(黒の力と白の力または赤の力、青の力)という「手放しをする」・「くっつく」というプラマイゼロの作業が常に行われていて初めて可能になるということ。
これを決して忘れずにこの先の基礎医学に進むこと。
27:02
では、「手放しをすること」と「くっつくこと」は何で可能になってるのか?
それは、“電子”で可能になってる。
電子の受け渡しがあって初めて酸化があり還元がある。酸化されるのか、還元されるのかは、この電子が「持って行かれてしまう」のか、「与えられる」のかの2種類。
27:33
もう少しいうと、黒に行きすぎるとか白に行き過ぎる、マイナスに行きすぎる、プラスに行きすぎる、酸化しすぎる、還元しすぎるということが起きるとするなら(普通に電子の受け渡しがあるとして)、その普通の受け渡しというのは電気的な環境で決まる。
28:05〜28:44〈図解/映像確認〉
でも、それを「渡す」んじゃなくて無理やり「奪われる」、「持っていかれる」。
または、「与えてもらった」のではなく、「強制的にくっつけられる」。
28:46
ベクトルは一緒。でも、大きい。これが病態。
この病態になるのが問題であり、世の中で言われてる「活性酸素が悪い」とか「ヒドロキシルラジカルが怖い」と言われてるのは、要するに酸化する力が大きいから怖がられてるということ。
酸化は必要なこと。でも、大きく酸化したら嫌だし、例えば普通に還元するくらいなら良くても還元されすぎて、もらいすぎて固まっちゃうというのも良くない。
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循環は常に溶けたままじゃダメだし、硬くカチカチでもダメ。ある程度の固体になってないとダメだと言ってる。
それは、自分の組織を触った時に適当に柔軟なはず。その中では常に新しい細胞への変換がある。
でも、これがカチカチになっていくというのを見ると・・・例えばふっくらしていてみずみずしい若い子の肌と硬くカチカチになってるものを見た時にどちらが健康的だと思うかというと、当然固まってない方。
だから、固まるのもまずい。でも、ふるふるとなってるのも行きすぎると今度は溶けてしまって、一番最初の原子に戻っていく。それは全部溶けて散らばってしまうわけなので。
なので、どちらに行きすぎても良くないということは頭に入れておくこと。
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まずは、CとOとHという、有機物を作る3つの分子を私たちは上手に使ってエネルギーを確保してる。
もちろん、糖・脂質・タンパク質もこれでできてる。
一番知ってほしいグルコース。
グルコースはC6H12O6でできてる。
これの覚え方としては、Hは小さいからたくさんある、倍ぐらいある的な感じで◎
これくらいは覚えておくと良い。それは何故かというと、これの受け渡しでどんどん私たちの身体の中でのATP生産の流れが決まっていくから。
そして、ここの中でHが○個減ったとか増えたというのが電子の受け渡しの理解に繋がるから。
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私たちの身体の中は糖をどうやって代謝していくのか、というのにもルールがある。
そのルールさえ理解すれば、「発酵」ということさえもわかるはず。
実際に、糖がエネルギーに変換されていくというのは別に私たちのエネルギーを作るためではない。
色んな物質は必ず電気的な環境で代謝されていく。だから、何かがそのままで居続けるというのは世の中ではもうありえない。
それは、この宇宙の中に存在してる限り私たちは電気的な作用を受けるから。
その電気的な作用がある限り、またそこに触媒である水がある限り必ず変化し続けていく。
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つまり、私たちの身体はほとんど水でできていて、中は水がある。そして電気的な影響・環境(宇宙や地球などのエネルギーの中にいる限り)があり、水という触媒がそこにあって、有機物がそこにある場合は必ず変化し続けるということ。
電気がそこにある限りどんどん回っていく。
だから、何の後はそこに材料があるのか?という条件だけで、どちら側にいくかが決まっていくということ。
34:09
なので、例えばグルコースがそこにあって、それがピルビン酸になり、最終的にミトコンドリアまで行ってちゃんとATPをたくさん出すようになるのか。
または、ピルビン酸までは行ったけど、ある材料や環境が整っていなかったからそうじゃない「発酵」という方に酸素なしで動くシステムの方に繋がって行ったのか。
という、ただそれだけの話。
34:39
だけど、今回は人間の身体に対して糖がどんな風に大事か、ということも知っておいてほしいので↓
グルコースが解糖系を回ってピルビン酸になり、ピルビン酸のところまで来たら今度は酸素がある条件のクエン酸の回路の中に入ってミトコンドリアまで行く。
または、そこに酸素がなければしょうがなく乳酸になっていく。
35:14
乳酸になり、またそこからずっと続いてる。
乳酸まで行くのと、アルコールへの分解もどんどんあり、最後は酢酸になって行く。
酢酸になるとなるでまた私たちはそれを使う。
35:35
身体の中でどんなものに変換されたとしても、その場でまた電気的な作用さえかかれば材料と電気的な環境でまた違うものにどんどん変わり、最終的には小さなものになって代謝されていく。
35:55
なので、それが「乳酸が多いですよ」とか「アセトアルデヒドが多いですよ」とか「○○が多い」という風によく言われるけど、これはブドウ糖が余ってるというのと全く一緒。
だから、それを消すような薬を使っても全く意味がない。
それが作られる経路がそこにできてるだけなので、その経路を変えるには材料を変えることと電気的環境を変えるだけ。それしかない。
36:39
例えば、崎谷先生の授業でいうと、アルコールのアセトアルデヒドに変わって酢酸に変わっていくというルートについて。最初から↓
36:55
まず、グルコースがピルビン酸に変わっていくというルート。
グルコースが解糖系という酸素なしで動く経路の中に入ることでピルビン酸に。
37:44〜38:37(映像確認)
ピルビン酸について図解
・形としては小さくなってる。大きかったものがとりあえず2つに分けられた。
・Hが4つなくなってる。
38:38
Hというのは一番小さな原子。
それがどうして減ってしまったのか?というのと電子の受け渡しがイコールになる。
つまり、電子がどういう形でかHを持って行ってしまった。その持ってったことによって、そこにATPができる。
39:22(映像確認)
ここにエネルギーがかかって、エネルギーを使って、エネルギーを出す。
そして、解糖系ではピルビン酸になる時にエネルギーが2つできる。でも、エネルギーが2つできるのは、本当は4つできてるけど自分のを2つ使っちゃったから最終的に2つしかできなかったというだけのこと。
つまり、大きいものを砕くんだということを視覚的に知っててほしい。
40:13
そして、そこに何らかがなくなったということ。そのなくなったものはプロトンとか電子の働きによる。そこが電子を受け渡す(渡したり、引き抜いたり)ことによってこういうことが起きるということ。
電子を使えば使うほどそこにはエネルギーが生まれる。
ただし、それは小さい。
だから、私たちを動かすような大きな爆発的なエネルギーを一度に生み出すには、できるだけ電子を溜めて溜めて大きくエネルギーを作らなければいけない。
なので、エネルギーを大きく作るところまで持っていかなければならない。=それがミトコンドリアの工場まで持っていくこと。
41:08
ミトコンドリアの工場では、クエン酸回路と電子伝達系という工場がまた2つに別れてる(簡単にいうと)。
ミトコンドリアはセットで覚えてると思うが、ここまで来たら、メタトロンをわかるためには細かい電気的な流れがわからないといけない。
41:41〜55:28〈映像確認要〉
41:41(図解/映像確認)
もう一つ、どうしても知っておいてほしいこと。
(今まで簡単に言ってたこと/もちろん間違いじゃない):細胞にO2が入って糖が入ることで、ここからたくさんのエネルギーができて、水もできて、CO2もできて、ここで反応が起きるために熱も生まれる。
42:50(図解/映像確認要)
でも、中でどんなことが起きてるのかが大事。
いわゆる、糖をただ分解するというグループ・解糖系の工場がある。
そして、中にミトコンドリアがいっぱいいるミトコンドリアの工場がある。
ここまでが、自律神経の話をする時に酸素があるかないかで少しだけのエネルギーを作る人と大きなミトコンドリアという工場でたくさんのエネルギーを作る人、というもの。
そしてここに酸素が・・・場所を変えると酸素、糖。糖はどっちにも使われる(映像確認)。
44:18(図解/映像確認)
解糖系の時は糖はここ。解糖系のところは酸素はいらない。そこからピルビン酸がここに生まれる。
そして、ATPが小さくできる(2ATP)。
糖が入って来て糖を使って(特にグルコースを使う)、解糖系でピルビン酸ができる。
45:02〜46:39(図解/映像確認)
では、ピルビン酸ができてまた酸素が入ったら、ここで何が起きてるのか。
今度は、ミトコンドリア内ではどういうことが起きてるのかというと・・・ミトコンドリアは膜がある。膜の中にクエン酸回路(TCAサイクル)がある。
そこから今度は電子伝達系というものがある。
この電子伝達系とクエン酸回路はミトコンドリア内にいる。
図示したその図を覚えるだけでOK。
46:40(図解/映像確認要)
細胞の中の解糖系、そして解糖系とミトコンドリアという酸素が必要なのと必要じゃないところ。
酸素があることによって・・・先述の余ったHがあったが、実はHは+1。本当は電子殻があるのでエレクトロンがいる。それが水素。
でも、その水素も実は水の中に入ってしまうとイオン化する。
通常、電子殻は2つあって、ここに電子がくっついてるかくっついてないかだけど、くっついてない水素の形と2つ電子がくっついてる形と2種類の形に変わる。
↑これくらいは知ってると、水素のことで騙されないで済むはず。
水素は良いとよく言われるが、その理由は何かということをわかるためにはこれをわかってないとダメ。
48:14(映像確認)
つまり、普通の水素がある。
でも、水の中に入ってイオン化すると電子が1つもくっついてない・・・電極的にはプラスを持ってるプラスの水素=プロトン。
一方では、2つ電子がくっついてるもの。中が1だからマイナスの力を持った水素(これはマイナスと考えて良い)。
普通、聞くのはH+というプロトンだと思う。このプロトンが鍵になって電子を引っ張ったり引っ張らなかったりする。
これは安定するためには一つの電子をもらってくれば良い。だけど、別れちゃう。別れちゃって必要なところに持っていかれたりする。
でも、本来はこの形でいることが水素は安定する。
49:18
だけど、これが水の中に入って散ってしまう。そうすると、これを使って他のもの(酸素、炭素など)にくっついたりして動いて大きなものなったりもする。
実際には私たちのエネルギーを生むのはプロトン。
つまりは、Hのプロトンと電子がどんな風に動き回るかによって全部が決まってる。
49:50〜51:36(映像確認)
そして、電子の受け渡しを担当してるのがNADやFAD。この2つがないとピルビン酸からクエン酸にも・・・
これに完全にくっついてしまってるものをNADHやFADH2。電子伝達系。Hが1つくっつくのか2つくっつくのか。
これが必ずここにもここにも作用してCO2や水を作ったりする。
51:36
ちなみに、この中での一番の仕事とは。
解糖系はピルビン酸と共に電子伝達系を生むこと。
これがあって初めて酸素が可能なクエン酸回路とミトコンドリアも動く。
52:30
このクエン酸回路が一番得意なことはCO2を作ること。
そして、電子伝達系はATPと水を作ること(特にATPをたくさん作る)。
53:03
仕組みについて。
電子が受け渡しをしながら、ATPや水を作って、CO2を作って、また水があることによってさらなるスムーズなイオン化を起こし、CO2があることによって酸素の受け渡しがスムーズにいく。
CO2が出てこなければ、またここの電気的な交換でO2にならない、ということも知っておくこと。これがボーア効果。
なので、CO2が出て初めてO2が入ってくる。これも受け渡しなので、これは絶対に必要。
でも、これが活性して出てこなければ、これも入りにくいということ。
53:52
だから、どんなにここに酸素吸入しても、ちゃんと細胞が使えるようになるにはこれが出ていなければ入ってこない。
ブドウ糖も同じ。ブドウ糖も今、多くの人が入ってこれない状態。それで邪魔してる一番大きなものはプーファ。
邪魔をしてるものの一番の邪魔者が多価不飽和脂肪酸である脂。これが中にうまく入らない、というのがプーファの問題。
特にこれがうまく回らないというのがヘモグロビンだとか赤血球の問題でもあるが、赤血球が抱えてる問題としては鉄と銅がある。
55:00
この、鉄と銅の問題は実際には電気的環境にもものすごく大きく左右される。
だから、プーファと赤血球=電磁波ということ。
55:29
糖と酸素がスムーズに入ってて初めて、解糖系から生まれてくるクエン酸回路、電子伝達系でたくさんのエネルギーが生まれる。
この仕組みそのものは、詳しく知るには基礎医学や水の講義1〜5くらいまでを。
56:06〜1:01:39〈映像確認要〉
56:06(フルクトース)
例えば、糖のグルコースが解糖系を使うのに2ATPを消耗しないと使えないとのことだったが、フルクトースはそれがあまりいらない。
フルクトースは直接ATPを作ることができる。それが、フルクトースの凄さ。
“糖がこのようにエネルギーを生んでいく”という話が今回の一番大事なところ。
56:44
そして、もう一つ、“グルコースがうまく使えない”というもの。
例えば、糖がプーファによって入ってこないとか、酸素が足りない、ミトコンドリアが動かないという風になると、グルコースがせっせと2ATPを作るしかないのか?ということになる。
しかし、それの助けになるのがフルクトース。
57:06(映像確認)
フルクトースはこれをブロックすることまでできる。なので、ただでさえブロックされて少ないところに助っ人的に・・・
ピルビン酸まで行くのはグルコースだけじゃなく、フルクトースもできるということ。
57:38(テキストNo.4「フルクトースのエネルギー代謝」/映像確認)
・ピルビン酸からFDHまで入っていく。
・ピルビン酸が中に入るのにPDHという酵素が必要。その酵素をブロックするのがプーファ。プーファはあちこちでブロックしてくる。
・プーファのブロックさえ、フルクトースがこの辺にあるとその作用を消してくれる(プーファの邪魔をする)。
58:45
フルクトースが解糖系にも助けを入れてくれる。フルクトースそのものはそこを介さなくても「1カーボン」という回路があって、その回路で勝手にエネルギーを作ることができる。
だから、細胞の中にフルクトースは誰の邪魔もされずに入ってこれる。
そして、入ってきたら今度は酸素さえなくても、また解糖系というグループを使わなくても勝手に1カーボンというところで4ATP作る(2カーボンで6ATP)。
普通、解糖系は4ATPできる。でも、2ATPが使われちゃうので、結局2ATPしか残ってない。
でも、2カーボンだと6ATPできるのですごく多い。
使えないと言われても、フルクトースがとりあえず入っていれば、この辺の邪魔をしつつ、回復もしつつ+勝手に1カーボンでエネルギーを増やしてくれる。
だから、フルクトースを摂ると、すごくエネルギーに枯渇してた人たちが“動けるようになった”となるのは、その6ATPがその人を助けるから。
1:00:30(映像確認)
だけど、もちろんそこからだんだん自分の回路が正常になってきて、電気的な流れが動けば動くほど電気的な系統も動きだす。
だから、グルコースがあまり解糖系に使われないということが起きると電気系統も崩れる。それで、フルクトースでエネルギーが増えてくれば、ここに使う2ATPも使えるし少しずつ増えてくる。
増えてくるとここがだんだん回ってきて、さっきは2ATPや6ATPなど小さなものだったのが、すごく大きくエネルギーが爆発する形で電子伝達系から生まれる。
1:02:29(症状に絡めて理解しておいて欲しいこと)
フルクトースを摂り出すと、今まで全然エネルギーがなかった人が6ATPだけでも少しずつ回り出し、邪魔されてるものを徐々に解除しつつ少しずつエネルギー量が増えてくる。
そして、一度この電子伝達系ががっつり回るようになると、一気にたくさんのエネルギーができるようになる。
エネルギーが一気に増えるということは、それまで細々と代謝を行なってきた身体にとってはすごくインパクトがある大事件。
だって、ゴミ掃除だってあまりできなかったし、酸素交換もうまくできなかった、血流もあまり流せなかった、という、これらも全部エネルギーの仕事なので。
1:03:25
それが、フルクトースを入れだして、ちゃんと糖を摂りだしたら、大体1年〜1年半くらいで大きな代謝が身体に戻ってくる。
そうすると、今度は今までやってこなかったゴミ掃除や代謝が一気に可能になってくるので、突然ゴミ掃除が増えだす。
1:03:48
そのゴミ掃除が増えてくる時にもまた問題が。
先述の普通にサイクルを起こすのに電子も「渡す・与える」というのが「奪われる・無理やりくっつけられる」というものと一緒。
つまり、掃除をただやってたのに、周りにあるものによってただ掃除してたものを一気に燃やしてしまえというようになる材料を今の人たちはたくさん持ってる。
だから、1年半後くらいにいきなり燃えだしたりする。
1:04:32
燃えだすことの一番の大きな問題は、そこに燃えるものがたくさんあること。
そして、例えば肝臓の代謝の力が追いつかないこと。つまり、肝臓に処理ができないとなると、その場で燃やしてしまえとなってしまうので、肝機能が元気でないことが問題。
また、燃やすマッチそのものであるものがエストロゲンという燃やすホルモン。この燃やすホルモンも小さく燃えてる時は排卵や生理を起こすだけで済むけど、たくさん過剰にある人が今は多い(大豆などをせっせと摂ってる人はまさにこれ)。
こういう人は掃除をできるような状態になった時に、一気に石油をかけて燃やす、みたいなことが起きてしまう。
1:05:25
なので、代謝を変えだして最初の1年の間にできる限り肝機能(&腎臓も)を元気にしておくこと。
肝臓・腎臓を健全にしておくことと、エストロゲンの過剰具合をうまくマネジメントする。
つまり、環境から入ってくるホルモンをやめたり(おかしな環境ホルモンをわからず摂ってるかもしれないので気をつける)、ピルはもちろんやめること、食材でもエストロゲンがたっぷり入ってるものはできるだけやめるなど、そういうこともした方が良い。
1:06:08
ゴミを増やさないという意味では、ゴミで一番今の現代人に多いのは脂質の問題がある。なので、とにかく油に気をつけること。
また、燃やすためのエネルギーとなってしまうものとして、電磁波の問題がある。なので、電磁波の環境を整えること。
これらがすごく大切になってくると思う。
現代人はエネルギーの総量が少ない人があまりに多い。ここに対処していかないと、糖や脂質のことを勉強しても無駄になってしまう。
1:06:54
本当は、何を好んで食べるか、どんな環境に身を置くか。
最初に酸素の話、糖の話をしたけど、この2つが私たちの原動力になってるので、この2つをとにかくスムーズに細胞まで届けるためにおかしなことをしないこと。
重金属とか。重金属は特にめちゃくちゃにするから。
赤血球の問題としては、電磁波と電磁波に影響を受ける特に鉄と銅、または亜鉛も。なので、この辺の摂取に注意をする。
または、それらのキレートを適当に行う。ただし、それをすると必要なものもいなくなっちゃうという問題はある。でも、過剰な人は一度全部デトックスしてしまって、新たに食事から適度なものを摂取していくというのが最もオススメのやり方。
1:08:13
今回は、糖が大事ということと糖のエネルギー代謝の循環の仕方(それは本当は全部電子の受け渡しで起きてるということ)でした。
電子伝達系にもグループがあり、電子をできるだけエネルギーを作らせずに受け渡しながら大きな電気的なエネルギーにしていくことが大事。
電子をちょっとずつちょっとずつ渡して・・・例えば電子で勝手にエネルギーを作ってしまうと小さく分散して2ATPしかできないから、たっぷり作るために電子をリレー交換しながら溜め込んで溜め込んで、バーンと大きなエネルギーを作るというやり方がある。
そういう風に回ってるんだと思うと、この電子が下手に他のところの影響を受けて何か他のものにくっついたり使われてしまったりするとすごくもったいないということ。
fin
