生化学10コレステロール総集編 コレステロールはホルモンへ
生化学⑩エネルギー代謝と脂質《総集編》
今回は脂質のまとめ。
簡単なサマライズとして、先の人に説明をする時に今回のまとめを使ってほしい。
0:42
油の存在というのは、健康を考える時に切っても切れないトピックになってる。
この油のマーケットへの流出がこの100年で本当に身近になった。油の存在そのものが私たちの食生活と切っても切れないような関係性になってるということは、一つの大きな問題だとも思ってる。
1:13
脂は三大栄養素を勉強するとわかるように、とても大切な要素。
糖が私たちのエネルギーの一番最初の原料としての代表選手であるのと同時に、脂質とタンパク質は身体を構成するもの、または身体の中の色んな重要な働きをするものの材料(組織、構造などをスムーズに循環させるための材料)として使われる。このことが、エネルギーの材料としてよりも大切な仕事。
糖がエネルギーの材料になり、脂質・タンパク質(アミノ酸)は逆にもっと違う大事な仕事がある。これを認識し直してほしい。
2:16
今の世の中はどちらかというと、エネルギーの原料を脂質にし、そして糖というものの存在を無視しようという働きが非常に大きい気がする。
脂質をエネルギー源にしようという考え方はそもそも“三大栄養素”と昔から言われてるように、身体にとても必要な糖と脂質とタンパク質を考えた時、糖の役割がなくなってしまう。
だから、脂質にエネルギー材料という大義を与えてしまうということは、そもそも糖は何のために必要なのか?ということになる。
2:59
糖は余ってしまえば(多すぎると)、脂に変換され中性脂肪になり蓄えられる。
そして、それがまた足りなければ、それを分解して私たちのエネルギー源にする。
3:25
脂というと、どんな働きが身体の中で大事なのか。
それは、身体の構造でとても大事。つまり「リン脂質」。
そしてアミノ酸とリン脂質が一緒になって「細胞」という私たちの最小単位を形成して作ってる。これがたくさん繋がり合うことで、私たちは身体を作ってる。
4:04
脂の働きに大事なルートがある(図示)
まず、リン脂質という身体の細胞膜を作る役割がある。
リン脂質は細胞膜を作り、コレステロールや中性脂肪を全身に運ぶ「リポタンパク」を作る。
5:26
コレステロールにホルモンの材料・・・つまり、身体のあちこちにリン脂質という細胞膜の材料と、またはリポタンパクになり身体中にコレステロールを届けてホルモンを分泌する。
5:53
もう一つは中性脂肪。
中性脂肪という形でエネルギー源としてそのまま使われたり、身体を保護したり、エネルギーの材料になるという役割をする。
ただし、この中性脂肪が身体の保護的な作用やエネルギーの材料として使われない場合、「遊離脂肪酸」という形で余ってしまう。
つまり、エネルギーとして使われる脂と・・・それが身体中を代謝して使われるようになるまでに移動してる間に余ってる脂=遊離脂肪酸という。
この遊離脂肪酸を意外と私たちはたくさん抱えてるということに、脂のことを勉強する時に気がつかないとまずい。
7:20(ここまでまとめ)
なので、まず脂が身体の中でどんな働きをするのかというと・・・
・細胞膜を作る。
・(身体のあちこちに必要なだけ分泌されてる)ホルモンの分泌のためにコレステロールという形で存在する。
・身体に中性脂肪として集まって、エネルギー源のバックアップをしたり、保護的な作用をしたりする。
↑このような働きがある。
8:01
特にコレステロールはとても大切。
『コレステロールがどれだけ上手くホルモンに分化していくか』ということが、私たちの身体の健全な生体反応または機能を可能にする。
なので、脂はなくてはいけない。
また、脂はコレステロールとしてホルモンに分化していかなくてはならない。
そして、例えばそれを中性脂肪として溜め込んでおいて、エネルギーが足りない時には使えるようにする。これは、糖が余った時にも中性脂肪になるので、それは同じこと。
つまり、私たちの身体は常にエネルギーを作る材料が枯渇しないように十分な備えがあるようになってる。
8:52
また、もう一つ。
脂は私たちの身体のあちこちの反応に十分にホルモンを分泌することにより、周りの環境から得るストレスや、今足りないもの・足りないこと、もしくは炎症が起きてるなどの状態に対して対応できるようになってる。
または、生理的な反応としては生理を起こすなど。もちろん妊娠する時にもホルモンがとても大切になる。
(ホルモンが何に変換していくかはホルモンの授業で詳しく)
9:35
そもそもコレステロールがなければ、ホルモンは分化・分泌されない。
ただし、コレステロールさえあればホルモンが分泌されてるかといえばそうじゃない。だから、コレステロールの数値が高いと多くの人は大騒ぎするが、実際にはホルモンに変わっていっていれば、コレステロールが不用意に余ることはない。
必要な分がちゃんとコレステロール分としてそこに存在し、そしてそれが上手に分化していくということが、正しい健全な身体のあり方。
10:13
だけど、コレステロールが変換されずに余ってしまってるという状態は、例えば糖が上手く細胞内に取り込まれずに余ってしまってるというのと同じように、本来なら必要な分・容量がそこにあるのに、使われないから余ってるという形でそこに残ってる。
これは、ノット=余ってる分は排除しましょう、ということには直結しない。
「余ってる」のではない。「使われてない」。
その先へ進んでいない。つまり、障害物が何かあるということ。
これは糖も脂質も全く同じで、この先に進めない理由が「遊離脂肪酸」の存在。
11:18
中性脂肪はトリ(=3つ)のグリセリンという・・・元々は糖の変形型で、それが脂肪酸を3つ抱えたのが中性脂肪。
この状態で居続ける、または抱えてる脂肪酸が不飽和(遊離した時に危ない脂)ではなく、飽和脂肪酸である場合はあまり問題ではない。
つまり太ってる、中性脂肪として溜め込んでる、または肝臓が中性脂肪を抱え込む時に、肝臓が脂質でいっぱいで膨れ上がってる状態の時があるが、この時も不飽和脂肪酸ではないことで膨れ上がってもほとんど変形はない。
12:26
でも、不飽和脂肪酸で抱え込んでる場合が問題。
肝臓が不飽和脂肪酸の処理のために使われることが、肝臓のダメージにものすごく大きな影響を与える。
だから、身体中のいらない脂はだいたい肝臓に流されてくるけど、そこの処理をする時に追いつかなければ溜めておく。溜めておいた脂が不飽和であればあるほど肝臓の機能も落ちる。
もちろん、炎症を起こしたり組織変性を起こすからである。それは酸化する手があるからということ。
13:01
酸化する脂がそこにいることによって、組織そのもののタンパクやその辺に通る活性酸素などと手を繋ぐことにより脂質の変性が起こり、それが代謝されづらくて固まった状態でゴミになる。
または、組織そのものが炎症を起こし、組織変性を起こし萎縮をし、潰瘍化したり腫瘍化したりするということ。
そのような問題が不飽和脂肪酸には多くある。
13:42(脂肪酸の構造式)
脂に関しては、すごく簡単にいうと、C(カーボン)が横につながっていて、その長さで短鎖や中鎖、長鎖という風に長さが名前になってる。
*短鎖脂肪酸
短鎖脂肪酸はCが2〜6個で非常に小さい脂の集まり。
これはすぐに使われてしまう。
短鎖脂肪酸は・・・
・酢酸:酢に入ってる
・酪酸:乳製品に入ってる
もし、これを摂取したら、短い脂はほとんど腸のあたりで使われてしまう。
14:58
その後、中に入ってきて、エネルギー源として使われるのが中鎖や長鎖になってくる。
*中鎖脂肪酸
中鎖で有名な脂・・・
・カプリル酸:ココナッツオイル
・カプリン酸:ココナッツオイル
・ラウリン酸:ココナッツオイル
これらはCが8や10、12とかで14個くらいまでが中鎖脂肪酸。
15:31
*長鎖脂肪酸
Cの数が14以上になると長鎖脂肪酸。
・パルミチン酸:Cが18個
15:39
このようにカーボンの数によって○○酸という名前が変わってくるが、ほとんどココナッツオイルは中鎖の集まり。
中鎖の飽和脂肪酸がどれくらい入ってるかによって、ココナッツオイルの質というか、私がオススメできるココナッツオイルとして推奨してる。
96%や98%以上中鎖脂肪酸が占めてる=飽和脂肪酸で占めてるという脂がやはりオススメ。
せいぜい後は、オメガ9に一つだけ手が余ってる=一価不飽和脂肪酸が少し入ってるくらいだったら良いかな。
16:27
ココナッツオイルやバターコーヒーが一時期すごくもてはやされたりしたが、バターなんかは特に短鎖がたっぷり。
つまり、腸を強化しつつ、エネルギー源になる中鎖の脂がたっぷり入ってるのがバターである。
ココナッツオイルは短鎖はほとんどないが、中鎖ばかりでできている。つまり、エネルギーになる。
そして、血中に残ったとしても手が余っていない。要するに、他の酸素と手を繋ぐような化学式をしていないので、他のものと酸化をしないし、他のものと繋がってどこかにダメージを与えない。タンパク質とも繋がらないし、酸素とも繋がらない。
勝手に脂として、エネルギー材料として使われてしまうというのが中鎖の飽和脂肪酸。
17:23
問題は長鎖。
Cが18個の一価という一つの手が余ってくるオレイン酸というものがある。これはオリーブオイルにたくさん入ってる。
だから、18のカーボンがある脂がちょうど長鎖と中鎖の間で、私たちの身体にとって危険になるかならないかのちょうど途中みたいな感じ。
オレイン酸くらいまでが身体の調整機能を行なっていて、その先の長鎖のリノレイン酸やアラキドン酸になってくると炎症とすごく絡みがあるものになってくる。
18:14
つまり、Cが18〜20になったり、22のDHAになってくると魚介類やタネ類に入ってる脂になる。
この脂は実際には、私たちの身体の中でも変換して作られるということがわかってる。これが、ベルタという酵素によって、私たちの身体は必要な時に脂肪酸を作り変え=必要な状態の脂に変えて利用するという力を持ってる。
その酵素変換は当然肝臓が元気じゃないといけない。つまり、肝臓が元気じゃないと、脂の変換もうまくいかない。
19:03
だけど、普段から必須脂肪酸と特に言われてるリノール酸やリノレイン酸、アラキドン酸などはいつもはいない。
いつもいないからこそ「足りないよ」というのがその考え方で、その考え方があるから必須だと言われてる。もちろん、炎症を起こす時にも必要だし、炎症を収めるのにも必要だということで必要な脂。
だけど、それが「あまりない」ということにフォーカスしてしまったが故、脂というものを積極的に摂ることが推奨されてる一つの言い訳になってしまってる。
19:47
でも、酵素がきちんと私たちの身体の脂を必須脂肪酸と言われるものに必要な時には変えて活用するようにできてる。
もちろん、脂自体を切ってしまったらその変換さえ生まれないが、ちゃんと脂を適度に摂っていれば、それは食べ物の中に普通に入ってるので本来はそれで十分なのである。
その食材の中に入ってる脂を上手く私たちは色んな形に変える。ホルモンにもしたり、必須脂肪酸と言われる普段は持ってない脂に変えたりということをしながら身体をスムーズに動かしてる。
20:41
身体をスムーズに動かすために必要な変換というのを、私たちは大脳で決めてそのシグナルを渡し、その変換が起こるように指令がある。
その指令が正しく届いてるかもとても大事。
また、指令が正しく届くにはある一定の電気的なシグナルの働きのために脂が絶縁体として体内で作用していないといけないという問題も実ははらんでる。
21:20
特に、この講義を受けてる人はメタトロンを使って、クライアントや自分の健康状態を見ようと思ってる人がいると思う。
そもそもシグナルが上手く伝わっていて、初めて身体の中は仕事をする。
メタトロンはまさに、あなたの身体がどんな指令を受けてどんな仕事をしようとしているのか?ということを見てとる機械。
そのシグナルが上手くいってない、または運ばれていない場合にも私たちの身体は上手に脂肪の変換さえできないし、脂肪の変換をするエネルギーさえない人でも「どこが足りないか」ということを見極めないといけない。
22:09(疎水性と親水性)
絶縁体の話をしたが、電気が流れるところに脂があると電気が流れない。
実際に電気を脂に通そうとすると、通らない。絶縁体があるからこそ電気は流れない。
だけど、逆に脂と真逆の性質を持つ水は感電死する。例えばお風呂に電気が通るものを入れるとそこが感電する。そのように、水は電気を流す。
私たちの身体はほとんどが水なので、その水を使い私たちはシグナルを出し、そのシグナルでコレステロール変換や必須脂肪酸への変換も全部決めてる。
23:08
これが各部位にきちんとした指令が届いてるかどうかというのも非常に重要な要素。しかし、これは結構ないがしろにされがち。
というよりは、ほとんど現代医療では無視されてる部分。
それを改善するのに、ある意味中国医療の鍼(電気鍼)などが実はサポートとなり、電気シグナルで指令を補完するという考え方が現代にはある。
「補完医療」と言われてるのは、そういったところを現代医療では無視してるからでもある。
23:52
私たちのシグナルがまっすぐちゃんと届いてるかを知るためにはどういったことが必要か?
それは、身体の中の中性脂肪や何か、または身体を作るリン脂質そのものが「どんな脂でできてるか」というのが非常に鍵になる。
24:14
上記の通り、身体の中はほとんど水。その水の中をあちこちに正しく指令を送るには・・・もし電気シグナルでつま先に指令を送りたい、または子宮に指令を送りたいという時にそこまで正しく通るには、脊椎の問題、神経系の問題(神経系も全部が細胞)がある。そこがきちんと絶縁体で囲われた通り道ができていないと通らない。
24:56
そこに「疎水性」と「親水性」という言葉が出てくる。
つまり、手が余ってる脂は酸素と手を繋ぐか、または体内のその場の水と手を繋ぐかのどちらか。
なので、「酸素と手を繋いでしまいがちな脂」と、「水と手を繋ぎがちな脂」の2種類がある。
これも知っておくと非常にわかりやすいと思う。
例えば乾いたエリアというと、メキシコやアリゾナなどは乾燥してる。
このようなところでは、脂は酸素よりも水と繋がりやすいという性質を持ってる。
これは要するに生命体が生き抜くために何が必要かということを、生命体そのものが知ってるからそれが起こる。そういう風に織り込まれてる。
26:31
私たちの身体も今この状態で何をしたら次へ進めるか、命を繋げるかということを常に目や耳など全部のセンサーを使って周りの環境から情報を得て、身体に指令を与えてこんな風にやりましょうと言ってるのと同じ。
26:54
要するに、砂漠の水のないところでいかに水を保持して生き抜くか、ということをこの生命体がわかっていてやってる。
なので、そういう脂は「親水性」の方が高い。つまり酸化するが、もしそこに水が一緒にあれば水の方とも繋がっていく。
それが身体の中で起こると、当然その部分は滑らかな柔軟な脂水になる。=界面活性。
水と脂が混ざり込んで乳化していく。
27:30
この乳化を例えば、大豆など油の良さを宣伝とかで眺めた時によく目にする「サラサラ」または「柔軟なオイル」というもの。「体内に入っても、血液の中でもサラサラ」などという言い方をするが、サラサラに滑らかに水と油が馴染んで良いのか?ということ。
これは、サラサラで滑らかでないと長鎖の脂は詰まってしまうので、だからこそ柔軟に曲がり合い、血液の中の水と馴染み合って突っかからないように動いて、できるだけ酸化させないように、というのが一つの脂の私たちの身体の中での危険じゃないあり方ではある。
でも、そこに活性酸素がたくさんある場合は、当然水ではなく酸素と手を繋ぐ脂もいる。なので、そこに気をつけなくてはいけない。
28:36
乳化してるサラサラした脂(水の状態)というのはある意味、身体の中に疎水性=脂と馴染んではいけないような私たちの物質がある。
例えばビタミンADEKは脂そのもの。または、甲状腺ホルモン(エネルギーを作るホルモン)も疎水の性質を持ってる。このようなものたちは除外されてしまう。
29:14
そして、馴染んでしまうものばかりが中に入ってしまうと、疎水の力を持った身体に大事なものが取り込まれにくくなる。これはすごく大事なポイント。
ビタミンADEKは活性酸素に対する防御でもあり、身体のあちこちのホルモン分泌や生体反応を元気に活性させるためにとても大切。
29:48
「脂」は「水」と違い、ブーストして活性していく力を持ってる。だからこそ、糖と脂を比べるとブーストする力やエネルギーの材料になる分量も断然脂が多い。
でも、水の性質はどちらかというと、馴染むことによって引き落とす。つまり、動いていこうとするものを馴染ませて滞らせる(停滞させる)という力もある。
なので、炎症が起きてる時は「停滞」させることによって・・・オメガ3の力を使うことにより抑制の状態を生み出して、炎症は鎮まるだけ。本来はそこで起こらないといけない活性の力や再生の力、作る力という脂の力を水は落としてしまう。
要するに脂と水を上手に循環させることが体内では大事。水に馴染んでしまう=水系の脂をたくさん抱えれば抱えるほど身体は抑制の方に傾いてしまうということ。
31:17
例えば、逆に脂は活性なので、こればかりでは燃え過ぎてしまって疲れてしまう。だからこそ「休憩という時間も必要である」ということは大事。
なので、身体の中は必要な時に必要な分の休憩の脂である長鎖脂肪酸のオメガ3やオメガ6を上手に作り出して、必要なだけ出して時々休憩したり、新しいものを作ったりゴミを消したりという仕事もしてる。
31:58
↑ここまでが脂の種類の話。
32:09
また、脂に関して大事なことで、不飽和脂肪酸の遊離脂肪酸が水と馴染んでるだけでも「抑制」を生み出す、というもの。
身体の中の色んな活性をするホルモン(ビタミンADEK(脂溶性ビタミン)、コレステロール、甲状腺ホルモン)の抑制を作ってしまうだけじゃなく、水と馴染まない不飽和脂肪酸は活性酸素と結びつき過酸化脂質というものを作りアルデヒドになる。
そのアルデヒドという炎症のゴミを作っていくことが現代人の一番の問題である。
32:58
アルデヒドがたくさんできてしまうことにより、アルデヒドは身体のタンパクと結びついてまた違うALEというゴミになる。
このゴミはある意味、抗原抗体反応を引き起こすような物質。これが、固まって血管壁に付いてしまったり、身体の組織のあちこちにくっついたままそこに居続けるということが体内で起きる。
33:28
しかも、それがマクロファージという私たちの精鋭部隊でもある免疫細胞で、ゴミがあれば貪食して処理してしまう細胞がいる。その免疫細胞さえ、体は「リン脂質」と「アミノ酸」でできてる。
この免疫細胞であるマクロファージが長鎖の不飽和脂肪酸を処理すると、ところどころ活性酸素がくっついて過酸化脂質になり、これをゴミだと処理する。
そうすると、この不飽和脂肪酸がマクロファージを取り込んでしまい、マクロファージ自体がゴミになってしまう。
それは何故か?というと、このマクロファージ自体も脂質を持ってるから。食べて中に入り、それが脂質として酸化する。すると、本体そのものが壊れてしまう。
34:28
つまり、マクロファージがゴミ化する。
このゴミ化したマクロファージが身体のあちこちで代謝できずにくっついてしまっている。そのことにより、身体のあちこちに不調を感じたりする。これを検査すると、マクロファージの変形型がものすごく集まってるという自己免疫疾患の病態として認められてる。
これはプーファが問題になっていて、プーファを食べなければマクロファージはこんなことにはならない。
ということは、血液の中にプーファがたくさんいるということは、“全く良いことではない”ということである。
マクロファージのためにも良くないし、体内で抑制を起こしてしまうという意味では甲状腺が元気にならない。
35:22
また、一番まずいのは、この遊離脂肪酸であるプーファが糖のところでは細胞の中にブドウ糖を取り込む邪魔をしたが、それプラス甲状腺というエネルギーを作る大元の方さえ邪魔する。
さらに、コレステロールがあった時に、全身に必要なホルモンの分泌を行うが、このコレステロールがホルモンに分化していくところも邪魔をする。
このようにプーファはあちこちで邪魔をする。
あちこちで邪魔をしつつ、身体には免疫抑制を起こしてしまう。要するに私たちが元気でない&生体反応が正しく起こらない、ということをじわじわ作っていく。これが遊離脂肪酸の怖いところ。
36:16
これが何故今まで取り上げられなかったのか?
それは、プーファ(血中に浮遊してる遊離の多価不飽和脂肪酸)の背景には商業的な問題が大きく存在してるから。
元々この100年、油の存在はマーケットで大事なもの。調理油の存在がマーケットに出たことで大儲けする会社がある。
その会社が、どこに所属してる会社なのかということは知った方が良いし、一番有名な調理油の中で一番安いのは「コーン油」と「ひまわり油」の2つ。
この2つは大量生産でアメリカで作られてるが、これが元凶だと思う。コーンとひまわりのタネの油。
37:42
この油がマーケットに出てきて、調理油という存在が出てきて“油”というものを上手く使う調理法がだんだん定着してきてしまった。
また、そこに揚げ物。
揚げ物も大量の油があるから可能な調理法。
元々油は、アーユルヴェーダでもそうだが、ナッツを食べた方が良いなどの知恵も古来からある。だから、アーモンドを毎日3〜5粒食べなさいとか、くるみを食べた方が良いとかを本当のインドのアーユルヴェーダの先生のところに行くと言われる。
それは何故か?
それは、「油がとても大切な原料だから」。
だけど、それは逆に「それだけで良い」ということ。それでも十分。
つまり、5粒のナッツだけで十分な量の油は摂れてるということでもある。
38:49
私も調子が悪い時に、昔アーユルヴェーダの先生にかかっていたことがあるが、「2ヶ月、アーモンドを5粒食べてください」と言われた。
この“2ヶ月”にも鍵がある。
身体は何か特別に体内を調整しようとするために食べ物を変えた場合、その影響が出てくるのにだいたい1ヶ月半〜3ヶ月かかる。
なので、もし何かを食べて効果を得ようとするなら、それは数日では変わらない。
つまり、身体がじわじわと変わってきて、その効果に反応しだすまでに3ヶ月程かかるということ。
39:43
また、もちろん身体の中を全部入れ替えようと思えば、それは3〜5年かかる。
「土壌を変える」というのは、土という土壌であろうと、私たち人間の身体の土壌であろうとルールは同じなので、全部が入れ替わっていくのに約5年かかる。
40:04(脂の摂取の話に戻します)
本来、脂はとても大切で決して切ってはいけない。
だけど、どんな気候の場所で何をどれだけ食べるか、というのは先述のカクタスの油やアルガンオイルは砂漠のところで採れるから水と馴染むというのと同じで、あなたがどんなところで生まれ育ったか、またはあなたの祖先がどんなところで育ったかによって身体に備わってるパターンがある。
このルールとしてのパターンは人間としてはみんな同じ。ただ、環境によって多少の調整機能が備わってる。
つまり、暑いところで生まれた人と、寒いところに生まれた人では必要な要素は変わる。
なので、脂の摂取もどの脂があなたに最も大事か?というのは、住んでる場所や長い間いた環境にもちゃんと注意を払わないと、あなたにぴったりの脂は何ですか?というのは本当は言えない。
41:12
だけど、油の摂取は必ずあった方が良い。
もし、ナッツを食べないのであれば、ココナッツオイルやバターのような脂を少なくともスプーン一杯は摂っておくと、足りないということはないと思って良い。
でも、それくらいの量で良い。ナッツから摂れる油も、自分でやってみると良いが、ナッツなどタネ類・豆類は必ず水に浸けて、全部それをブレンダーで水と一緒に細かくし、それをしばらく置いておくと分離する。その分離した量しかいらないということ。
また、ブレンダーをかけると一度全部が白濁(黄色っぽい)してくるが、その時に飲んでしまってももちろん構わない。
だけど、分離させて待てば、どれくらいの油が取れるかがわかるはず。
その油と調理油を一緒にしないでほしい。
42:33
そうすると、多価不飽和脂肪酸が悪いということになれば、ナッツを食べろという健康法はどうなのか?という風に必ず聞かれる。
でも、それは昔のこのような加工油がない時代の知恵としての油の摂取の仕方だということは忘れないこと。
そして、過去、古い先人たちはそのまま食べていないということ。
43:08
「油の摂取をしない」という言い方をすると、じゃあナッツもダメなのか?ということになるけど、『加工してる油を大量に使うこと自体は間違えてるんじゃないか』ということである。
だから、全部を直結しないこと。
「ダメ」というのではなく、容量を気をつける。
43:36
三大栄養素というものがあるのだから、脂質も糖もタンパク質も必要。
このタンパク質も「肉を食べないといけないのか?」というと、そんなことはない。アミノ酸がちゃんと摂れていればOK。
なので、もちろん食材が植物性でも良い。ただ、それの変換率はどうなのか?ということを考える。
また、肉もそのまま食べても直接全部がアミノ酸として摂取できるわけではない。
私は肉は嫌いではないが、たくさん食べたいとも思わない。思わないということは、私はそれは正しく身体が感じてることであり、噛んで食べるということは結構大変。それは代謝にエネルギーを使われてるということ。
44:28
では、その代謝をしなくても肉のアミノ酸を上手に摂るにはどうしたら良いのか?
それは、煮込んでアミノ酸を全部スープに浮かせてしまうこと。
そういう食べ方もすれば良い。
44:44
なので、油にしてもタンパク質にしても糖にしても、小さな単位で摂取すればするほど私たちに必要な形で摂れる。
だから、その効率的な方法を考えるのも大事。
そうすると、「短い」とか「これ以上加工しなくて良い」とか「代謝しなくて良い」とかの状態のものを摂ることが、手っ取り早い私たちの糖とアミノ酸と脂質の摂り方ではないか。
この提案が健康度があまり高くない人に勧めてる、いつもの三大栄養素の摂取の仕方。
45:40
また、ゴミ掃除する身体の仕組みを理解した上で、ゴミを増やさないという意味で、脂質がゴミになりやすいということを忘れないでほしい。
また、よく糖質制限をする人たちに「油を使えば良いんじゃないか」、「ケトン体で良いんじゃないか」という言い方もされるが、ケトン体じゃダメな組織がある。
糖が欠乏すると何が起きるか。
それは、当然、糖質制限でケトン体を使うという流れは、糖が足りないから身体のタンパク質と油を引っ張り出して変換をさせて、糖の代わりにエネルギーの材料にしていく。
糖がなければ全部があちこちから引っ張り出してきた脂質とタンパク質だけで賄われるか、というとそうではない。そうではないところがある。
糖が少なくなればなるほど、糖しか使えないところに糖が集まってもくる。
46:54
これがメタトロンをすればわかるが、どこにブドウ糖や糖が集まっていくかというのは、糖しか使えない臓器に集まってくる。
それは赤血球と脳。
脳は、糖でもフルクトースが一番大事になってくる組織。
赤血球は、脳と心臓に赤血球が集まるとすると、その辺は糖が足りてないと困る。
特にフルクトースに集まりやすいところが脳。
この辺はメタトロンを見ると結構面白い。他のところに余ってなくても、そこに余るように一応持っていく。でも、集められたとしてもプーファがいると使われないという状態が起きることが問題。
47:57
「ケトン体で良い」というところももちろんある。
それは何故かというと、自分の一番大事な部分を守るため。
糖が十分にある時に何を一番使うか、糖が不足してる時に何を使うかというのは、緊急時によってフレキシブルに変わるところもある。
例えば筋肉はどちらでも良いようになってる。
糖が十分にある時は糖で良い。でも、糖がない時はケトン体や脂で。緊急事態なのでとりあえず糖を赤血球や脳に渡して、自分たちはここで踏ん張ろうというのが大丈夫な筋肉。
だから心臓も、心臓の血管内ではなく、心臓の筋肉や身体中の筋肉はケトン体でも良いという許容があるようになってる。
49:01
このように、人間の身体は本当にすごくて、どうしても足りなかった時にどこを切り捨てていくかという、ルールと順番がちゃんと決まってる。
なので、ここが本当に忘れてはいけないこと。
49:20
糖が欠乏すると、当然コルチゾールが出てタンパク質と脂質を使い、代謝を行なっていく。なので、ケトン体で大丈夫ということをやってる人=糖質を制限してる人は常にコルチゾールの分泌の比率も上がってるし、そのために副腎もすごく疲弊していく。
49:47
例えば副腎疲労と言いながらケトン体をやってる人がいるが、これは当たり前。
何故かというと、糖が足りないこと自体が身体にとってはすごくストレスになってるということ。
だから、アドレナリンが一度上がり、もちろんストレスがあれば糖を収集するが、糖がないということになればコルチゾールに変わる。
それは糖がないからコルチゾールを出すことにより、コルチゾールの仕事としてのタンパク質の流出と、同時にストレスがかかってるので骨を流出させてカルシウムをそこに巻き込み(ストレス反応があれば細胞内の電位を変えないといけないので、そこにカルシウムを引き込む)、骨を溶かし、同時にコラーゲンを溶かして、タンパク質やアミノ酸を出して、それと同時に脂質(中性脂肪)を流出させて、グリセリンというところで糖を少し使いながら脂質を引き抜いていく。
51:01
だけど、引き抜いたとしても、そこにすぐにエネルギーになるような油ばかりじゃない人はどんなに糖質制限をしても、出てくる油が不飽和脂肪酸が高ければ元気はあまり出ない。
それは、それを代謝して使えるものに変えるのにまたエネルギーが必要だからである。
こういう人はぐったりしていく。
51:29
2〜3年かけて糖質制限に慣れるような身体になってる人は踏ん張れないし、踏ん張った時にも馬鹿力が出ない。このような状態になってる人が本当にたくさんいる。
これも、若い時は何とかなる。だけど、糖質制限を40歳くらいになってものすごくストイックにやり始めると、本当に身体はげっそりすると思う。
さらに、バイタリティがないとか、いざという時に力が出ないなど体感できっとわかるはず。
52:09
女性で、もし子供を産みたい場合はこれをやると本当に危険。
自分だけを生かすエネルギーさえ確保できないわけなので、どうしても不妊になってしまう。
赤ちゃんを産み育てるというエネルギーの確保ができていない。
しかもプーファが多い場合にはコレステロール変換もおかしいので、こういう場合は産むためのホルモンの分泌にならない。
つまり、コレステロールばかり溜まってしまって、ホルモン分泌さえままならない。
そして、ここにまたあえて外からエストロゲンを入れたりすると、これは本当におかしなことになってしまう。エストロゲンそのものが炎症を引き起こすものなので、それが中に入ってくることによって当然妊娠のためには動かない。炎症のために動くエストロゲンになってしまう。
53:18
■脂質のポイントのおさらい
*油のところできちんと把握しておいてほしいこと
▽食事から摂取する脂質
中性脂肪になる、リン脂質という細胞の材料になる、コレステロールになる、というところ。
53:44
▽不飽和と飽和
また、脂肪酸には2種類あり、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸。
これは、手を繋いていく不飽和脂肪酸と、他とは手を繋がずにエネルギーの材料になったり、リン脂質として細胞を守り、電気的なシグナルさえ漏らさない飽和脂肪酸の2種類。
不飽和脂肪酸に関しては、一価のもの以外は不飽和が高いと体内では普段は害があるので、必須脂肪酸という名前がついてあまりたくさんできない状態になってるということ。これは必要な時に必要なように作られる。
だからこそ、肝臓の代謝が低下してしまうことにより上手く機能も働かなくなる。
54:40
また、長鎖の不飽和脂肪酸を簡略的にプーファと呼んでるが正式名称は、polyunsaturated fatty acid。
このプーファのすることというと、
・糖のエネルギーの細胞への取り組みをシャット
・甲状腺機能を元気にするホルモンの邪魔をする
・コレステロールの変換の邪魔をする
・ゴミを作る
55:15
▽肝機能
肝硬変の話。
脂質を肝臓に集めてしまうことによって肝臓もいっぱいいっぱいになり、炎症を起こす油でパンパンになってしまった場合に肝機能自体が脂質の変性により機能障害を起こす。
また、アルデヒドという活性酸素と手を繋いだ油が、実際にはタンパク質と結びついて、それがマクロファージという免疫細胞とも、身体のあちこちの組織そのものとも、私たちの細胞のDNAにあるタンパクなどとくっつく、またはリン脂質ともくっつき合うことによって身体全身の構造と機能にダメージを与えてしまう。
56:08
タンパク質と脂質がコンビになって構造機能が壊れるが、これ自体が実際身体にとっては危機感になる。
この危機感があると、身体はもちろん代謝をしようとしたり、機能障害を起こしたところを作り替えようとすることで、インシュリンの抵抗性が高まる。
これは何故か?それは『糖で何とかしないと』というアラートが出るから。
56:46
▽また、それで身体の全部を作り替えようと思うなら3〜5年は必ずかかる、ということ。
56:56
▽コレステロール
スタチン製剤について。
これは、このスタチン製剤を使うことにより、電気シグナルがすごくやられる。
そうすると、ミトコンドリア内の電子伝達系そのものの機能に障害が起こる。
なので、スタチン製剤を使うということは自分のミトコンドリアが元気に電子伝達系でエネルギーを生産する、というところに邪魔をする。
あとは、プーファのコレステロールのゴミ化。
57:52
油に関しては、この100年間の歴史がどうしても植物油脂のマーケットを壊したくないが故に、色んな問題点が「糖化」という問題にされてしまったりしてる。
つまり、AGEとかの糖化の問題。
だけど、糖化の問題よりもタンパクと脂質の問題の方がもっと大きいということを、論文やリサーチで知ることが大事。
58:31(ガンについて)
あとは、ガンの場合。
「糖を摂ったらまずい」という言い方をよくされるが、ガン細胞はだいたい脂肪をエネルギー源にする。
つまり、「異化」。
異化とは、身体が作られていく方ではなく壊していく方ということ。
ガンは身体が新しい細胞に入れ替わることがない。
普通は、使い物にならなくなった細胞はアポトーシスを起こしたり、身体自身が自分(いらないところ)を壊して、正しく作り変えをしないといけない。
でも、ガンは自分の細胞で、しかもそれは「壊れていない」という判断の細胞。そうすると、その判断は身体を守ってるわけでも何でもなく、だけど私たちの身体のために動く電気を発していない。
59:33
わかりやすく簡単にいうと、「正しい細胞の電気の流れ」と「ガンの細胞の電気の流れ」は逆だと思うと良い。
なので、私たちの正しい細胞が起こす生体反応のあり方があるが、そこにガンの細胞は真逆のエネルギーで動いて生きてる。
逆にいうと、逆の力でそこに存在し続けることも可能だということ。
つまり、プラスのエネルギーで動いてる細胞があるとしたら、マイナスのエネルギーで動いてる細胞もあるということ。
1:00:16
このプラスとマイナスという言い方が良い・悪いという言い方になるとまずいが・・・例えば“同化”という私たちの身体が常に置換(新しいものに変わっていく)していくエネルギーで回っていくとすると、ガンは“異化”という、壊れていくことによってのエネルギーで生きてるということ。
1:00:40
ここに、私たちが生き抜くために私たちの身体が正常な生体反応を起こす電気の流れに変えようとすると、そこはブドウ糖の力がちゃんとグルグル回るようにならないといけない。
でも、ガンは反対の動きをしてるのでブドウ糖も使えない。
なので、余る=ガンはブドウ糖がいっぱいあるとなってる。でも、これは集まってるわけではなくて、使えないということ。
1:01:16
それは何で改良できるのか?
それは、同じ単糖でも反対のスピンを持っている糖をそこに一緒にいれることによって改善する(これは難しいこと)。
とにかく、ガンをその場から排除するためには、もしくはガンを私たちの身体が「要らないもの」ときちんと認識するためには、まずはそれと同調していくプーファをなくす。
プーファは手を繋ぎ合って酸化して他のものと繋がり合い、萎縮してしまった組織にもくっついてどんどん固まっていき、動かなくなり新しいものに変われない。
なので、ここにプーファを入れれば入れるほど、本当はガンという新しく置換して新しい細胞に変えないといけないところにより固まって、ガンという組織そのものが機能をしない状態のまま大きく膨らませていく、ということを悪化させてしまう。
1:02:30
もちろん飽和脂肪酸の方がまだ安心だが、飽和脂肪酸もこの時にはあまり良くない。
これは何故か?
それは、油がある限り糖が回らないから。
とにかく一番大事なのは、糖をちゃんと正しく使い、エネルギーを作る身体であること。
1:02:49
三大栄養素については何度も考え直して欲しい。
もしも油だけで回るのであれば、糖はいらないはず。だけど、そんなことはない。
糖がなければ、赤血球など動かない場所がある。
ということは、エネルギーとして糖を優先的に使う身体、というのが最も健全な身体のエネルギー生産の仕方ということ。
1:03:14
だから、ガンがもし私たちの身体の機能構造の足を引っ張ってるものだとすれば、それを代謝し死滅させるためにこそ糖を回し、そのエネルギーの力で代謝を促していく。
ガンそのものを抱えていく力は必ず手に入る。
それは、通常ガンは毎日・いつも誰の身体にも生まれているから。それを私たちは必ず処理して代謝している。
身体の中に代謝できないような環境がある、というのは、それはプーファが促進してるということを脂に関しては決して忘れないでほしい。
fin
