WR【アトピー】
40年間追いかけているアトピーです。よろしくお願いします。
S ステロイドと言わなくても基材にステロイドまぜてるクリームが多い
V 横浜かどっかの漢方医は「これはステロイド使ってない」って言って捕まってた。アトピーとステロイドは切っても切り離せないけど、実際塗ったら何が起こるんですか?
S はい、塗ったら抗ストレスホルモンのコルチゾールがでる。塗ってるコルチコステロンっていうのもステロイドと全く化学構造が同じものなんですけど急性ストレスが起こっているときに、炎症のレディエーター、いわゆる炎症を媒介する物質を一時的におさえる作用があるんです。
2:10
V 要するにステロイドクリーム使うと炎症をひどくするような物質をおさえることができると。ステロイド使うと急激に効く。
S みるみるうちに症状が消えますね。喘息でもそうですけど。一番苦しい症状がとれるからみんな安心する。
V しかも使い続けると効かなくなる。weakからstrongまである。弱いものから順番に使っていって最終的に一番強いステロイド使ったら最終的にどうなると思いますか?
3:40
S リンデロンが1番長時間作用型として使われてる。長時間的に血中のコルチゾール濃度が上がってる状態になる。慢性的に。いつもストレスを抱えてる状態になる。
V 普通炎症そのものがストレスだからそれに対応すりうものとしてステロイドを使う。一時的に。でもすごく強いステロイドを使うということは血中にずっとステロイドがいると。
S そう。長時間ずっと高い濃度があるってこと。客観的にみると身体がずっとストレス下にあるという状態。
V コルチゾールがずっと血中にいるということは何が悪いんですかね?
5:00
S コルチゾールがずっと血中にいるということは糖のエネルギー代謝がドッと下がる。それと免疫とか消化管からカットしていく。犠牲にしていく。例えば皮膚でいうと非常に感染しやすくなります。通常は黄色ブドウ球菌というもの(アトピー関連の文献に必ず出てくる有名な毒素)があるけど、この黄色ブドウ球菌は元々常在菌なんですね。共生してるんですけど、このコルチゾールが血液中に高い濃度であるという状態があると黄色ブドウ球菌が必要以上に過剰増殖して悪さをするということ。
V つまりステロイドが血中にいることによって普段はあまり害にならないような微生物たちのコントロールがうまくいかなくなる。特に、ストレス下にいるとエネルギー量が足りないわけ。どこをカットするかというと大事な内側と外側の臓器を守るために、外側の皮膚とか粘膜がカットされていく。その辺にいる常在菌を守ることができなくなる。腸内も皮膚もボロボロになって。菌が悪いわけじゃなくて、防御反応がステロイドを使うことによって落ちていくということ。
7:00
S 全くそのとおりです。粘膜が全部萎縮(気道がなくなって細胞が死んで小さくなっていく。バリアがなくなる。)普段は外にいる常在菌が中に入ってしまう。すると本当に炎症の原因になる。
V 皮膚のすぐ下のところで炎症が起きる。で、皮下組織(上皮細胞か粘膜の下)っていうのは過酸化脂質が溜まりやすい部位でもある。身体の中の邪魔なものをそこに追いやっているとも言える。それ自体が毒ですよね?
8:00
S 勘違いしてる人多いけど皮膚は実は排出器官なんです。なので過酸化脂質の原因になるPUFAを積極的に出したいところ。なので皮膚とか腸の粘膜には炎症とかアレルギー起きやすい。
V 外側に追いやってできるだけチャンスがあれば出したい、みたいな。しかもそこに皮膚の萎縮があったり粘膜の防御反応がなくなれば、出すチャンスがあるということ。そのチャンスを逃さずに追い出してる状態が皮膚(粘膜)の上層部で起きる炎症だということ。ステロイドが血液の中にたくさん残っている状態が慢性ストレスの状態。
20年前から「血液の中にステロイドあってもちゃんと代謝されるから悪さしない」って医者に言われてたんですけど?
9:10
S はい。代謝の中心となるのは甲状腺ホルモンなんです。甲状腺ホルモンが肝臓で活性化されて肝臓の酵素を誘導していくんですけど。酵素ってのは毒物を代謝(無害化する)もの。その酵素を作るのが甲状腺ホルモン。コルチゾールはその甲状腺ホルモンをバッサリやってしまう。コルチゾールを処理する肝臓の働きそのものが低下していくんです。なのでコルチゾールを入れたら入れるほど溜まっていくということ。
V 昔から「アトピー患者は脂質の代謝ができなくなっている。(ステロイドのせいなんだけど、それは言わないw)この患者に足りないのは脂質代謝能力だ。だからこの脂質代謝能力を上げるために〜しましょう」って酵素ドリンクとか…
S 酵素ドリンク…。酵素ドリンク飲んだらどうなるんですか?w
V 酵素ドリンク飲んでも、そこで脂質を代謝するような酵素になるはずがないんですけどねwしかもそこ専用に使われる酵素がある訳じゃないですか、例えばデルタ系(肝臓)とか脂質を代謝する酵素は色々ありまして…彼らが言いたいのは「酵素を作るエネルギーをリザーブできる」とか…
S あまりにも…小学生でもそんなこと言わないんじゃないかと…世界で日本人が馬鹿にされるんじゃないかと危惧しましたけど…日本は本当に学問が遅れてる。医者がそもそも遅れてる。
12:00
V 医者がそう言うから自然療法家とかもそれを信じてしまううんですよね。とにかく、脂質代謝がまずいんだとか酵素が足りないからまずいんだとか実際脂質代謝ができないような身体を作り出したのは何なんですかということは全く見ないということ。甲状腺機能が落ちてる、それは元々ステロイドを使ったからじゃないですか、そこを…
12:50
S 無料のつぶやきでも言いましたけど、ステロイドがアトピーを作ってる。
V アトピーはステロイドで壊れる病気。それ10歳のときに祖父に言われた。てことは他にも分かってた医者がいたはず。なのに5~6年前にアトピー患者のためのステロイドのガイドラインができて。ステロイドしか使えない医者が、自分のやってることの正当化しようとして。「ステロイド使いたくない」っていうと医者が逆ギレする。
S 「抗がん剤使いたくないならこっち来るな」っていうのと一緒ですね。抗がん剤使いたくない、手術もしたくないって言うと、「じゃあもう診ません」っていう。
V 診なくていいんですけど。じゃあ診れる先生誰ですか?っていうところでつなげていかないと…というときが来たなと思ってる。先生もステロイド使わずにアトピー克服したじゃないですか。
S もちろんステロイドは…使いませんよw
15:00
V でもステロイド使わずに…ってなると時々噛みつかれる。脂質代謝が改善されるためには甲状腺機能が改善されなきゃいけない、代謝のエネルギーという場が改善されなきゃいけないって時間がかかるんですよ。
S もちろんです。だって病気ってものすごい要因があって徐々に作られていく。それがすぐ治ったらおかしいんです。ゆっくり戻していかないと。
V そう。でもそれが待てない。薬が早いから。苦しいし。でもこういう人たちは脂質代謝の問題があるので肝機能がおかしくなる。正しく分かっていれば、まず脱ステする前に必ず肝臓を元気になるようなことするとかのサポートが必要で。ミネラルのバランスをとるとか、酸化作用のあるビタミンADEK、酸化させることによってその場を保つもの、というのが必要。いきなる脱ステすると杖がないからいきなりバタンと倒れちゃうよっていつも言ってる。けどその二人三脚をしてくれる場がないんですよね…。私もシンガポールにいるし。それをやってくれる人を探しているのが現状。こういうこと分かっている先生もいてますよね?
S 私の本は他に出てないことを全部調べ上げてやっと自分で突き止めたので、きっと手は挙げないけども分かっている先生はいてると思うんですけどね…。
18:00
V 一緒に寄り添ってくれる場があれば良いなというのは私の願いですが。まあ、脂質代謝、過酸化脂質が身体に溜まっている、または皮膚の表面に溜まっている。これが悪化するのにさらなる脂質の摂取があったり、後はコルチゾールの問題、外から入ってくるコルチゾールもそうですが。あと糖が切れる食べ方してたら最悪ですよね?
S そうです。コルチゾールの元々の役割は、低血糖の時に糖を上げるためのホルモン。これが第一義なんです。炎症を止めるっていうのはサイドエフェクトなんです。主目的は糖を上げること。
V なぜかっていうと、私達はエネルギーで動いているので、糖がないということは(糖が使えないということは)身体にとっては危機。「危機ですよー!」ってアラートが鳴ったストレスなのでコルチゾールが出て糖の代わりになるものを流出させるという。それによって骨粗鬆症とか脂質の問題も浮上するし。そういうことですよね?
19:30
S うん。だからアトピーの人に指導するときも最低でも4年間PUFAの摂取をやめる。今までかなり蓄積したものがあるからね。私は2年間全くPUFA食べてなかったのに3年目に身体の中からストレスで出てきた。リポリシスって言いますけど。蓄積してるから、食べてなくてもいきなり出てくる。止めて2〜3年目に出てくる。
V 食習慣変えて2〜3年すると、変えた習慣に適応した身体になってくるんです。そこからお掃除始めようってなったから脂質の代謝しようってなって出てきたんじゃないかと私は思ってるんですけど、その後治るの早かったですよね?
S まあ…半年ちょっとかな。シーズン越えなかった。
21:00
V 先生の場合、実際フィッシュオイルずっと摂ってて、やめて3年経ってお掃除始めた。その前にステロイド塗ってる過去がある場合は残念だけど排出期間長くなる。さらに3年かかる。心が折れる。
S 寝れない。それが一番きつい。夜が怖い。また痒みがくる!って思う。
V 夜寝ない、とか決めてしまうとかアドバイスしてたけど。朝方寝るとか。でもお仕事してる人は難しい。
22:40
S 本当に難しいです。僕も勤務してましたから。
V ハーブティーとかライトで対処できるように考えてる。
S ライトは私自身が使ってみて効果ありましたから。夜になったらずっと付けてた。
V 治療家の方とつながって、今先生とアトピーバイブルを作ってるので。アトピーボイスは毎週聴かないといけないのでみんな待てない。でも結局2〜3年かかるので。「いますぐ全部ください」っていう。肝機能追いついてなかったらぶっ倒れたり入院したりになっちゃう。
24:30
S やっぱり糖代謝が回ってない時にカルシウム、マグネシウムがいいって言ったってこれは全部毒になる。糖代謝が回ってはじめてそれらをとったら良いけど。糖代謝が回ってない時はあらゆる物質が毒になる。一番毒にならないのが僕ははちみつだと思ってる。
23:00
V でもトキシックなはちみつが多いw それをはちみつだと思っている人が本当にいっぱいいる。シロップの。ゴールデンカラーでとろっとしてて水っぽいものは注意しないと。
S ハイフルクトースコーンシロップねw黄金色のね。
V 今2人ではちみつ本書いてるけど、代謝が回るまで摂ってほしい。あれを先生的にはどれくらい摂れば良い?私は大さじ5はとってほしい。
S フルクトースはPUFAをブロックしてくれるので糖の代謝が回ってない時に使うのが理想的。フルーツも良いですけど。
V 私実際体調良くない時は黒糖は食べたくなくなる。はちみつは食べれる。いつまでもはちみつ摂れって言うわけじゃない。ただ調子が悪い時だったりアトピーで悩んでるんだったら必要だと思う。後はマグネシウムとか。
27:00
S マグネシウムのお風呂とかエプソム塩のお風呂とかね。あと重曹。これはCO2増やすんです。重曹入れてco2のお風呂。
アトピーで一番大事なのは還元状態、いわゆる細胞がアルカリ性になってるのでここを正常に回したい。そのためには重曹入れてあげてCO2を増やすことが大事。
V 最近は子どもがアトピーのお母さんが子どもに何上げたら良いかわからなくて困ってる。
S 乳児は一応ボツリヌスあるからね…はちみつのね。
V じゃあお母さんがたっぷりはちみつ食べておっぱいの質を上げるのは良いんじゃないんですか?
S それが良いです。ただ、あれ腸管で全部ボツリヌスの芽胞が毒素出すんです。通常の成人の腸では生育できないんですが乳児の場合は生着するので、僕は皮膚に塗るのが良いんじゃないかと思ってる。昔からはちみつは歴史あるんです。
29:00
V ただ、ムードヒーリングだと、あんまり黒っぽいのだと余計炎症引き起こす。赤黒いはちみつは鉄の含有量が多いのがあるので、それを開いた傷口に塗るともっと炎症が悪化する…
S それはマズイね。鉄は炎症の最大の媒介物質ですから。
V そこにバクテリアの繁殖がある場合はかえって炎症がひどくなる。ネットリしていて水分もすごく低いっていうものが傷口にはすごく良い。特にシドルというはちみつは非常に良い傷口のフタになる。保湿にもなるし。
30:00
花粉が入っていないハニードゥー(クリア)は外傷に良い。ハニードゥーは子どもにも糖尿病でもアトピーにもいない。なかなかはちみつでクオリティ保証してもらえるやつがない。はちみつを売ってる方がはちみつ療法的にちゃんと理解してるかどうかが大事。
今はちみつ療法士(アピテラピスト)あんまりいない。マヌカ的なハチミツの使い方しかみんな知らない。選びかた分からない。「はちみつといえば抗菌作用」としか思ってない。
31:30
マヌカ良くないよっていう文献崎谷先生たくさん調べてますよね。今度お届けしてください。ぜひ読んでほしい。がっつりちゃんと調べてくださってて。
S はちみつは傷口にも良いっていうことね。
V ハチミツはスプレーにしても。100ml。ビワ水を薄くしたものにハチミツ小さじ1をシェイクしてスプレー。そのままつけるとベタベタになるので必ず蒸留水か浸出水に混ぜてほしい。脂質も混ぜる
S 痒い時はココナッツオイルだめ。失敗した。
V しかも環境ホルモンの汚染あるやつとか。
S ココナッツオイルは炎症が治まって痒みが治まってからの方が良い。炎症がひどいときにココナッツオイルやると経皮吸収して糖の代謝をブロックする。飽和脂肪酸そのものが糖代謝まわす力持っているので。
V だから糖質の方が良いってことですよね。私は基本蒸留水&はちみつまぜてスプレー。
S それが良いですね。
V そこに脂質が必要ならそこにちょこっとまぜてスプレーするとかね。あとはおふろに入る時にガードとしてココナッツオイルはおすすめ。保湿じゃなくて。エプソム塩のお風呂と一緒に。後は菌との共生バランスですよね…あとは食べるものはどうですか?
34:00
S エンドトキシン。リウマチ、うつ病もそうですがアトピーも全く同じ。アトピックレッダーマ体質?って調べたら出てきますから。腸をクリーンでしておくことは非常に大事。バクテリアを増やすもの、小麦。うどんパスタ、米もよくない。
米は糖じゃなくてでんぷん質。食べ過ぎるとバクテリアの餌になる。
35:00
V 特に冷飯はバクテリア増やすから絶対よくない。豆腐類、豆乳。
S 豆腐はエストロゲン(痒み)物質を出すんですね。トマトの種はセロトニン多い。
V あと自身が発酵するので…
S ナイトシアニン、ナスね。
V 要するに腸の柔軟化イコールダメージでもあるので。ちっちゃい子にナスあげる人なんていないと思うけど、トマトソース好きな子もいて。
S あれは超加工品で。皆さん裏見てください。必ずハイフルクトースコーンシロップ入ってますから。
V いや、自分でトマトソース作る時。種を抜いてトマトソース作って欲しい。種が良くない。
S トマトはセロトニン多いから炎症ある時は絶対食べない方が良い
V うちの子皮膚疾患あったけどトマト大嫌い。
S 私もトマト嫌い。加工食品のトマトソースとか昔食べてたけど…
良くなる食事法
38:00
V なぜローフードがアトピーに良くないのか?
S まず生野菜がものすごい良くない。毒持ってる。PUFA多い。ほとんどPUFA。それとアブラナ科の野菜、ファイトケミカル(虫よけのために植物が出す毒性物質)はエストロゲンより強い毒性を持ってる。ファイトエストロジェン、植物性エストロゲンゲンといいますけど。生を食べるってことはそれをそのまま食べるってことですから。
V 甲状腺機能落とす野菜は多い。一回熱を加えた方が良いものも多い。だから自分は何を患っていて何が原因なのか分かった上で野菜自体がどう身体に影響及ぼすのかが今の食べ物学を一度ひっくり返さないと。先生の力も借りて、栄養学も一度刷新した方が良いと思ってます。また追々お届けしたいと思ってます。
今回はアトピー概論6時間時喋っているダイジェストだけど、また今後はアトピーの治療家用にも何か用意したいと思ってる。またね。
【ウェルネス・ラジオ「アトピー」全質問リスト】
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1.
冷飯がダメな理由について
お米、特に冷飯が良くないというお話でしたが、陽子先生も崎谷先生もサツマイモをお勧めされていた記憶があります。お米もサツマイモも同じでんぷん質だと思うのですが、冷飯が良くないというのはレジスタントスターチだからダメだという見解で合っていますでしょうか?
→S はい、そのとおりです。ご飯が冷えると難消化性(レジスタント)になる。さつまいもとかイモ類は良いと思うけど中が紫とか色がついているものは過剰摂取はやめたほうが良いと思う。
A さつまいもも冷えているものではないほうが良い?
V 温かくてふかふかになってないと…私は食べない
S だいたい冷えているものは美味しくないですよね。
V そもそも美味しくないもの食べちゃダメ。
2:30
2.
崎谷先生のFB投稿「アトピー性皮膚炎も代謝病である」へのコメントに、アレルギー、アトピー、膠原病患者にも重曹を飲んでもらって尿PHをアルカリに…とありますが、重曹を飲むのは水に溶かしてですか? その場合濃度は何%ですか?
→S あのコメント自体はあんまり正しくないんですけどw 一応ドクターが書いてるので指摘はしなかったんですw
私は1日3gを目安に摂ってますね。
V 私は運動したときとかはクエン酸あんまり好きじゃないんでレモン絞るんですけど750くらいの水に小さじ1ないくらいを絞って飲む感じ。私は1日1回。
S 私はアスピリン飲むんですよね。アスピリンと一緒に飲むことが多いです。アスピリンは酸がちょっと強いんです。それを中和してくれるという意味で適してるかなっと思ってコンビネーションで飲んでる。アスピリンそのもので胃が荒れることはないんですけど酸性がちょっと強くなるから。重曹入れてるって感じですね。
V アスピリンの酸度を重曹で下げるために飲んでる?
S 私の場合はね。CO2を細胞内に入れてエレクトロンアクセプターっていう代謝上げるために飲んでる。
V 私はそこにはちみつを一緒に摂りながら飲みます。スティングレスビーというはちみつ。おいしいです。
5:00
3.
「ココナッツオイルは経皮吸収するので炎症が強い時に使いすぎると糖の代謝をブロックする」「飽和脂肪酸自体は糖のエネルギー代謝を回す力を持っている」とおっしゃっていましたが、その違いは使う(食べる)量なのでしょうか?この2つの違いを知りたいです。
→S 基本的にはココナッツオイルだけじゃなくて様々なものは血液の方が経皮吸収が多くなります。どうしても食べるっていうのは小腸の吸収の問題とか肝臓にポータルベインっていって門脈を通って肝臓にいってデトックスされるのでどうしても血中濃度落ちる。経皮吸収が一番高く様々なものの濃度をキープできる投与方法。まずそれがひとつ。
それと飽和脂肪酸、例えばパルミテート、パルミチン酸とかステアリン酸っていう長鎖の脂肪酸っていうのは、いつも私がお話しているピルビン酸脱水素酵素っていうのがある。それを活性化して糖がミトコンドリアに入っていくのを助ける。でエネルギー代謝をまわしていく。これはフルクトースと同じ役割してる。飽和脂肪酸自体は糖のエネルギー代謝を回す力があるというのは間違いじゃないんです、ただ問題は飽和脂肪酸をたくさん摂りすぎると飽和脂肪酸をエネルギー源としてしまうんですね。とくにココナッツオイルは中鎖脂肪酸が入っているのですぐエネルギーになるんです。そうすると糖の代謝がブロックされる。なので元々このアトピーの人の代謝っていうのは脂肪の代謝になってます。なのでそこにこれをたくさん入れてしまうと余計悪化するんです。
7:10
要するに糖の代謝を回したいのにココナッツオイルを入れてしまうとそのココナッツオイルが中鎖脂肪酸を使ってしまうということで糖の代謝をまわすことができなくなるので私はあまりたくさん使わないということをお話してます。これはアトピーだけじゃなくてあらゆる慢性病についても一緒。ガンもそうです。ファットフリーでも良いんじゃないかと言ってるくらいです。で、ちょっと調子が良くなってきたら飽和脂肪酸を足してエネルギー代謝を回していくという形でお話してます。
V 基本的には一緒です。私の場合は3ヶ月くらいは集中的に糖、はちみつをとってもらってその間は油の摂取を減らしてもらっています。少し元気になってきて代謝も回りだしたら小さじ1のココナッツオイルは勧めていて、でも調理用の油は全部やめることで徹底できるんであればこさじ1のココナッツオイルでお通じもよくなるのでそれだけは飲んでもらってる。
皮膚につけるのは今先生が仰ったように炎症期には保湿感覚でココナッツオイルをつけるのはおすすめしていなくてお風呂に入る時のガードとしてお風呂に入る前に塗ることを勧めてます。炎症がひどい方にはテラ照射のココナッツオイルを塗っておくと炎症自体はおさまるのでおすすめしてますが。基本的にはココナッツオイルでなんとかなるなるとは私も全く思っていません。経皮吸収のことがあるのでそこは注意して使って欲しい。他のオイルを使うのが危険なので飽和脂肪酸のオイルにしてるだけ。
10:00
4.
崎谷先制は野菜をあまりおすすめされていませんが、それは農薬や汚染問題というより、エンドトキシンの問題からでしょうか。健康を気遣う人ほど、野菜を食べなければという呪縛から逃れられない人が多いですが、野菜を食べなくても栄養的に人間は大丈夫ですか?
→S はい、野菜は基本的に植物なので毒です。毒性物質がほとんど。動けないからサバイバルのために毒を持ってる。これをデトックスして食べれる能力があるのが草食動物です。なので私達みたいな肉食に近い雑食の人間はデトックスしてくれたものを食べる方が非常に安全。例えばミルクとか肉とか。栄養価もビタミンからミネラルから全部高いです。だから野菜を食べなくても栄養的にはOK。これば間違いない。毒性を抜いて楽しむために食べるということは私もおすすめしてる。
11:30
エンドトキシンですが、基本的に野菜は消化に悪い。消化を良くするために調理して食べるけど、生野菜とかを食べるとエンドトキシンの問題が出てきます。
V うちもそうですね。うちの子どもは全く野菜を食べないので無理に食べさせることはほとんどなくて、食べるとしたらスープにしてしまっていて肉と一緒にスープストックにしてしまってそこに混ざってるのを食べてる。子どももちゃんと大きくなっているのでそんなに要らないんだろうなと思ってる。嗜好品としての野菜は食べる。甘いかぼちゃとかオクラとか。サラダがあんまり好きじゃない。アボガドとかトマトは適度に冷えたい時に食べる。
後とくにゴイトロゲン食品といって甲状腺をすごく落とす野菜があるから、それは発酵させる材料に使ったりしてる。にんじんを酢であえてマリネしたり。たまねぎも酢漬けとか発酵させるのに使ったりする。
生はタンパク質の分解のために使う感じ。野菜はいらないw
14:30
5.
糖のエネルギー代謝が改善されるまではほとんどのものが毒になるとのことですが、エブソムソルトもその意味では注意が必要ですか?マグネシウム吸収により糖代謝が回ると思っていましたが、逆なのでしょうか。
→S これパレオ協会でもよく受ける質問。エプソムソルトで逆に眠れなくなるという人がいる。(興奮する)代謝が改善したら治りますよって話はしたんです。なぜかというと、糖代謝が回ってないとマグネシウムが細胞内で利用される。たくさんの酵素の働きを助けるけどマグネシウムが使えない状態ではマグネシウム過剰になる。マグネシウム過剰になると、マグネシウムは自然のカルシウムブロッカーなんです。カルシウムは細胞が興奮した時にナトリウムと一緒に入るんですけどカルシウムが入るのをブロックしすぎると今度は正常に収縮して弛緩してっていうのができなくなる。高血圧の時にお話しましたけどカルシウムブロッカーっていう薬ありますけどそれやってると血管が開いたままなんです。末梢に血流がいかなくなる。ポンプ作用がなくなってしまうから。
で、マグネシウム過剰になるとこれと同じことが起こるんです。なのであまり糖代謝が回っていない時に過剰に摂取するとマグネシウムでさえも良くないと。カルシウムはカルシウムで異小生?っていって動脈とか他の腎臓とかに沈着しますし、身体に必要なミネラルでさえも糖のエネルギー代謝が回らないと過剰摂取は危険になります。
V だから何事もやりすぎると良くないっていう話なだけなんだと私は思うんだけどな。私はお風呂入る時に必ず黒糖かはちみつとってから。あれ?糖を一緒に摂ってたらダメですか?
S まだ糖代謝が回ってない人は厳しいね。もちろんはちみつをたくさん食べるように指導して1〜2ヶ月たった人だったんですけど、エプソムソルトを抜いたら寝れるようになったって言ってましたから。
V 興奮作用があるのかな〜?
S いや逆にデプレッションになるはずなんだけどおそらく末梢に血管開いて虚血になるでしょ、ストレス反応起きるんじゃないかなと思うんですよね。でアドレナリンとか出て寝れなくなるんじゃないかと。まだ糖摂りだして2〜3ヶ月でどんどんPUFAがリポリシスで出てる状態ではやっぱり負けてしまうんですよね。最低でも3ヶ月くらいは必要だと思う。
V 私はあんまりそんなフィードバックもらってない。また調べてみます。
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6.
カサカサの皮膚にはある程度の油分が必要だと思いますが、スキンケアとして水分と乳化させて塗るオイルとして、アルガンオイルやサボテンオイルはどうでしょうか?不飽和脂肪酸を含む時点でNGでしょうか
+8
7.
脱ステ前の肝臓のサポートとしてミネラルバランスとビタミンD,A,K,Eの摂取が挙げられていました。サプリメントに頼らないサポート方法を具体的に教えていただきたいです。
+7
8.
お米や冷飯などのでんぷん質をあまりとらない方が良いのはアトピー患者に限ってでしょうか?腸内の細菌バランス崩れている人やリーキーガットの人全般に言えることでしょうか?
+7
9.
体内の過酸化脂質やPUFAがキャパを超えた為なんとか皮膚から排出しようとして起こるのがアトピーということですか?PUFAは大人の方が体内に溜まっていそうなのに、どうして乳幼児期に発症することが多いのですか?
+7
10.
エンドトキシンの問題から考えると、もち米はアミロペクチン100%で消化が良いことから、白飯よりも良いのではと思ったのですが、どうでしょうか。逆に、タイ米などアミロースの多い消化に悪い品種は餌になりやすいと思っていいですか?
+7
11.
糖の代謝をまわすための、具体的な食事例が知りたいです。
+7
12.
重曹について追加質問。アトピー患者は様々なストレス物質によって細胞内がアルカリ性なっているのに、さらに弱アルカリ性である重曹を飲むとよいのは何故でしょうか? 重曹は胃酸によってCO2を発生するのですか?
+6
13.
乳児期から1才半頃までのアトピーでしたが一度もステロイド使用していません。治ったと思っていましたが小学校入学とともに再び肘関節や首に出始め4年目です。ステロイドは使ってないので、やはりエネルギーの問題点でしょうか。
+6
14.
改善への道を向かっていく中で、痒みか出てどうしようもない時の対処法はないでしょうか?
+6
15.
肌(湿疹)が悪化している状態なのか、良くなっている時のいわゆる吹き出しや好転反応での(一見悪化に見える)湿疹なのかを見分けるには、どのような点で判断すれば良いでしょうか?
+5
16.
ココナッツオイルを塗る段階を教えてください。脱ステしたばかりで肌がいい状態からテラ転写してないオイルを塗ったところ炎症がおきました。これは上皮細胞内の過酸化物が燃えていい状態なのか悪化なのか悩みます。13歳土の長男はココナッツアレルギーだといい怒るため今は中断しています。
+5
17.
ステロイドを塗ることで起こる『アトピー』と自然に出てきた『アトピー』は、見た目の症状は同じでも体の中で起こっていることは違うのですか?
+5
18.
レッドライトを日本で検索すると、美顔目的でたくさんヒットしますが、数万円から、高いものは10万円以上するものもありました。特定の波長などあると思いますが、単純に赤い夕日の光に当たるとかでは効果ないのでしょうか?+4
19.
発酵食品は大丈夫でしょうか?例えば、お味噌や甘酒、麹製品などはいいでしょうか?
+4
20.
バニラさんが納得できるはちみつは少ないかと思いますが、私たちの身近にあるものだと尚更だと思います。ベストのものがどうしても手に入らない場合の妥協ラインといいますか、黄金色のさらさらはちみつ以外で選択のポイントがあればを教えていただきたいです。
+4
21.
鉄は最大の炎症媒体物質とおっしゃっていましたが、摂取はどの程度にとどめておいたほうが良いのでしょうか?鉄鍋は使わないほうが良いですか?
+4
22.
『左右対称に長期間続く湿疹=アトピー』だと病院で聞きました。どうして左右対称に症状が出るのですか?体の中で起こっていることは他の肌疾患(湿疹や蕁麻疹、ニキビ等)と同じなのですか?
+4
23.
脂漏性皮膚炎について、どのように対策したらよいでしょうか。マラセチアという真菌が原因と説明され、抗真菌材が処方されますが、皮膚の脂肪酸組成バランスが崩れていることが原因でしょうか。
+3
24.
糖の代謝を回すためには、はちみつやフルーツをこまめに摂取する、という理解であっていますか?また、糖の代謝が回るというのは体感としてどういう状態なのでしょうか。
+2
25.
自然療法家のような方が『熱が出た後にアトピー症状が改善した(デトックス)』というようなことを書かれていました。熱など他の病気になるとアトピーは良くなるのですか?
+2
26.
日本人は古来より穀物などでんぷん質を多く摂取してきた民族だと思うのですが、エンドトキシンの問題を抱えていたのでしょうか。米の品種によっては餌になりにくい品種もありますか?
+2
27.
フルクトースの有効性から蜂蜜がおすすめであることはよく分かりましたが、蜂蜜でなくても、例えば果糖のパウダーでは代用できないでしょうか?もちろん、原材料を吟味した上でですが、フルクトースそのものをパウダーで摂取してもいいなら、ジュースなどにまぜて摂取しやすいと思いました
+2
28.
過酸化脂質対策として、脂溶性ビタミンが重要な働きをすると過去の講義で学びましたが、炎症のある皮膚に脂溶性ビタミンを塗るのは治療としてどうでしょうか?
+2
29.
ステロイドを使用していた親戚は結婚して環境が変わったらアトピーが治ったそうです。(ただ今でも首など乾燥して痒くなる為に病院で保湿材を貰っているとのこと)ステロイドを使って症状が続く人と治ったかに見える人は何が違うのですか?
+2
30.
炎症のある皮膚にココナッツオイルを塗るとヒリヒリ痛み刺激を感じますが、これは飽和脂肪酸が原因でしょうか?ということは、腸粘膜に炎症がある時、ココナッツオイルを食べるのは良くないですか?
+2
31.
陽子先生の過去の投稿で、ミネラルファンデーションがあまり肌に良くないという記事を見たことがありますが、それはなぜでしょうか?肌にミネラル分はのせないほうが良いのですか?
+2
32.
乳児湿疹で離乳食にはどんなことを気を付ければ良いですか?母の食事は同じように気をつければ良いでしょうか?(おっぱいの観点で)
+2
33.
おすすめのはちみつを教えて下さい!
+2
34.
PUFAの摂取を避けるためには、植物油とフィッシュオイル以外に何を控えれば良いでしょうか?
+2
35.
妊活のため、男性ホルモンを抑えるという理由でプレドニンを1ヶ月1錠服用していました。またプレマリンも3ヶ月ほど服用。案の定アトピー が悪化してしまいました。内服した場合でも良くなるのに3年かかりますか。
+2
36.
アトピーの人はカンジダになりやすいので甘いものは控えましょうと言われるのですが、はちみつや黒糖を摂取しても大丈夫でしょうか?
+2
37.
雑穀米も控えた方がいいでしょうか?
+2
38.
体重20キロ未満のこどもでも、1日にはちみつ大さじ5杯必要ですか?
また最低どれくらいの期間、飲み続ければいいのでしょうか?
+2
39.
アトピーはストレスなので、よく笑うこととか、子供のアトピーであれば夫婦仲良くと言う方もいますが、感情面なども本当に回復の鍵なのでしょうか?
+2
40.
崎谷先生はアトピーが手に出なかったとおっしゃっていました。私は手が一番ひどいです。なぜひとによって出る部位が違うのでしょうか。エンドトキシンのところでウツ、リュウマチ、アトピーに関連する物質だと言っていましたがこちらもなぜ同じ要素を持っているの症状が違うのか知りたいです。
+2
41.
脱ステする前に酸化作用のあるものでその場を保てるようにするとおっしゃっていましたが、なぜ酸化がここで大事なのか知りたいです。
+2
42.
生後3カ月くらいから乳児湿疹で、色んな人から可哀想と言われ心が折れ、医者にも少しだけなら大丈夫と言われ薄めて6日ほど塗っていたら綺麗になりましたが、また湿疹が出てきました。今6カ月ですが、もうステロイドは薄めてでもやめたほうがいいでしょうか?ステロイド拒否すると変人扱いです。
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魚中心、菜食寄り、砂糖控え目を意識して数年食事を続けた結果、アトピーが治りません。ステロイドは使っていませんが、この場合、エネルギー代謝を回すような食事に切り替えれば数年で治ると考えていいのでしょうか?
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アルデヒドが揮発することで体臭か口臭になるみたいな話をしていたかと思いますが(うろ覚えで申し訳ないです(^-^;)、わきがも同じことが起きているのでしょうか?
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蜂蜜の選び方のポイントを知りたいです。ハニーリューやシドルが良いとおっしゃっていましたが、インターネット検索で出てくるような商品でいいのでしょうか?
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皮膚や粘膜の萎縮が起きるときに毒素の排出が起きて炎症が起きるのか知りたいです。
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副腎疲労も関係あるのではないかと思い調べてみました。5歳の子ですが、ビタミンB群やビタミンCなど取らせる方がアトピーの改善になりますか?この子は塩をよく欲しがります。
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母乳をやめてミルクに切り替えてからアトピー症状が改善されました。これは、母乳に炎症物質が入っていたのだと解釈しているのですが、過酸化脂質やエンドトキシンの問題は母乳を通して子供に移行しているのでしょうか
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