WR【酸化と還元って?】
【WR】酸化と還元・本編
詳しく簡単に酸化と還元を伝えます。酸化還元の中心的な話から最終的には全部繋がっていくので入口としてはめちゃくちゃ大事な話。
1:23
V:世の中では『酸化は良くて還元が悪い』っていうここを、まず私たちが何とかしないといけないんじゃないかって思ってるんですけど。酸化がなかったらまずいんです。で、還元があり過ぎても良くない。まず、酸化っていうのが先生の中ではどんな位置付けですか?
S:これ非常に面白いんですけど、地球の誕生というか星の誕生から考えていきたい。なぜかというと、プラント(植物)が出てきたっていうのがごく最近。で、その前は何かっていうと・・・実はほとんど植物が出るまで大気中には酸素はゼロだった。じゃあ何があったかというと、太古の一番長い地球の歴史の中では水素なんです。モレキュルハイドロジェンっていって水素分子というのがたくさん大気中にある。この水素分子っていうのが非常に強い還元物質なので、あらゆる細胞がその還元に対して対応する仕組みを持ってなかったら生きていけなかった時代が長く続いた。いわゆる還元ストレス(って呼んでる)に対して生命体っていうのは当初はそういう状態にあったということ。
V:先生最初から結構飛ばしてますねw要するに宇宙の始まりには、簡単にいうと水素の存在が非常に大事だ、ということ。水素が鍵ってこと。そして水素は還元物質ってこと、これはみんな多分よく知ってる。だから世の中では水素水とか水素風呂とか還元を引き起こすものとして、酸化が悪いということだからそれを還元するものとして水素の発生ということ。だから水素があると還元でいいよねっていう、昨今のブームだった。日本だけですけど。そういう流れがあるってことも皆さんは知ってると思う。でも酸化がないと、ものは誕生しない。
4:07
S:私たちの身体を考えると、もちろん身体は植物の後に出てきた。植物が出てきて大気中に酸素がたくさん出てきて初めて酸化の問題が出てきた。それを今でいう酸化ストレスっていう言葉。これはみんな多分知ってると思うけど。その前の水素がいっぱいあった時代を還元ストレスって私は呼んでる。対応させて、わかりやすく。
4:35
で、その時代に私たちの細胞でものすごい出来事が起こった。何が起こったかというと、エネルギーを産生するバクテリアを細胞は取り入れてしまった。これがミトコンドリアです。それを細胞に入れてしまった。
V:それを入れてしまったのには理由がありますよね。それも含めてお願いします。
S:細胞のエネルギーの産生っていうのを専らミトコンドリアっていうバクテリアに任せてしまったんです。で、このミトコンドリアが何をするかというと実は酸素を使ってたくさんのエネルギーと一番大事なCO2である二酸化炭素を出すって仕事を担うようになった。なので細胞の中っていうのは常に酸化の状態じゃないと大変なことになるっていう仕組みを私たちは作り上げてきた、今まで。
V:つまり、私たちのエネルギー産生っていうのは私たちが動くために、または私たちの身体の中の仕事にいろんな生体反応を起こすためにエネルギーが必要。そのエネルギーを作り出すのは私たちの細胞であり、細胞の中にいるミトコンドリアであるということ。そしてそのミトコンドリアがエネルギーを作るには細胞の中自体が酸性じゃないとまずいっていうこと。酸素を使うから。
6:29
S:酸化ストレスって身体が錆びるとかそういう言い方をしますけど、実際は身体は錆びてる状態が普通なんです。いわゆる酸化の状態が普通。
V:みんな知ってるんですよ、本当は。だって肌だって弱酸性って知ってるし、あちこちの粘膜は弱酸性だし、逆に胃なんかは強酸じゃないですか。酸度を保つということが私たち生命体を維持するために必要なことであるってことは本当はみんな知ってる。
S:問題はここから。例えば傷を負うとか、何か慢性病を持ってるとか炎症が起こった時に細胞はどうなるか。わかりやすくいうと抗酸化状態になる。いわゆる酸性の状態が初期設定であれば、それが還元の状態になってしまうということ。
V:そうですね、酸性があれば還元の力があるっていうか。私の中では常にプラスとマイナスとか、極性なんですけど。抗酸化って先生がおっしゃってるのは還元になってしまってる状態のこと。だからそれ以上は酸化がないという状態。アルカリ性になっていく。そう、PHのこともちょっとお願いします。
8:45
S:酸性、アルカリ性っていうのは、中性が7.0くらいでそれよりPHが高いとアルカリ性、低いと酸性っていうのは習ったと思います。で、これに合わせて水素の動き。PHっていうのは水素濃度の動きなんです。それによって酸性とアルカリ性、あるいは酸化と還元っていうのを考える。ところがこれは一般のルールでは当てはまらない事象がたくさん出てくる。特に酸化還元に関して、例えば健康や病気の発症に関してはPHっていう考え方はあまり良くない。じゃあ実際何が一番わかりやすい指標になるか、混乱を招かない最も単純な法則っていうのは、『電子の受け渡しでアルカリ性と酸性、還元と酸化』。これを考えてもらったら混乱がなくなると思う。非常にシンプル。
V:要はそこに電子の受け渡しがあるかどうか、ですね。
9:50
アロマの世界でも精油の化学っていうのがあって、そこに正に求電なのか求核(9:59)なのかという成分の仕分けの仕方のとこに電子の受け渡しの話をする。それが酸化と還元という意味合いで説明されたら簡単なんですが、ハーブの世界を勉強してる方にはわかりやすいかと。つまり、キュウデンの状態というのは電子ちょうだいっていう状態だったり、キュウカクのところは要するに還元なんですけど電子余ってるからあげますよっていう状態のところ。これはもう全然違うところ、極性的には反対のところにいる。先生がおっしゃったようにそこに電子の受け渡し、つまりあげる方なのかもらう方なのかという位置付けで考えるともうちょっとわかりやすいんじゃないかと。
S:その通りです。
11:00
V:今日話したい一番大事なポイントは、世の中には酸化が悪いっていう刷り込みがあまりのもありすぎてる。例えば酸化であるとダメな理由と共に酸化ストレスがあって、身体が酸化することで錆びる。錆びたことによって本当はその先に何があるんですか?身体の酸化した後の在り方は?
S:これははっきりとはどの書物にも書いてないけど、私が解明したのはあらゆる病気は還元ストレスから始まる。で、還元ストレスが始まった時(後から詳しく話す)、最終的に酸化ストレスに変わる。その酸化ストレスが何かというと、プーファの酸化。プーファが酸化されてアルデヒドができる。
12:26
酸化ストレスの僕の定義をもっとはっきりいうと、これはプーファと鉄、プーファと重金属がフリーラジカルと反応して、チェーンリアクションと言ってずっとプーファがある限りずっと過酸化脂質ができる。
V:その過酸化脂質ができることによって、酸化する状態がずっと生まれるんじゃないですか?還元のストレスがずっと生まれるっていう。私はそういう発想なんですよ。
S:過酸化脂質が何をするかっていうと、従来は最終的にミトコンドリアが酸素を受け取ってそこに電子を受け渡して、そのリレーでエネルギーを使う。最終的にはATPと、ALE?(13:13)と、CO2を作るというのがミトコンドリアの酸化の働き、元々の生命体の。ところがプーファ(多価不飽和脂肪酸)がそこにある。で、重金属があって、途中で電子が滞るという状態が揃えばその時に初めてO2、つまり酸素がミトコンドリアで使われずに、鉄とプーファと反応してこちらの方で使われてしまう。これが本当の酸化ストレス。
V:これに関しては図を書いた方がわかりやすいかも。
14:02
S:もっとわかりやすくいうと、電子の動きを見るのが一番いい。簡単にいうと電子が過剰に溜まる状態がアルカリ性(還元)。
V:電子をあげますよっていうぐらい電子が溜まってるっていう風に考えてもらったらいいかと。それが還元の状態。
S:それだけ覚えておくといい。あとはその反対が酸化ってことだから。てことは、最初に還元ストレスがあるって私が言ったのは、電子が過剰に細胞に蓄積する状態が還元ストレス。例えば怪我をしたり炎症が起こるっていう状態は正に細胞の中に電子が滞ってる状態なんです。
V:いつも私が帯電してるって言ってる状態です。帯電してるところに結局は炎症が引き起こったり、そこに結局また症状が出てくるっていうか。帯電するっていうこと自体に問題があるってこと。
S:普通は電子って絶え間ない流れ(フロー)なんです。エレクトロンフロー。それでエネルギーが生まれるけど、そのフローが完全に止まってしまって電子が細胞の中に蓄積する。しかもその電子っていうのはフリーエレクトロンといって非常に自由度が高い。で、すぐ逸脱していく。細胞の外に出た時に一気に酸素と反応してラジカルができる。活性酸素、あるいは活性窒素なんです。そこに鉄やビタミンCがあったりするともっと反応性の高い活性酸素、ヒドロキシルラジカルになる。
V:難しくない話なんですが話が長すぎてちょっとずつブレイクダウンするのについていけなくなっちゃった。何からスタートしましたっけ?w
16:06
S:まず、エレクトロン。要するに電子の流れがせき止められる。
V:そうでした。つまり身体の中っていうのはいつも電子がフローしてる状態。身体の中のいろんな細胞や、生体反応の中での電気的な流れ。生体反応がスムーズに起きるということは、電気の流れがスムーズにあるということ。そこにスムーズにあることによっていろんな化学反応が起きて私たちの身体はいらないものを排除したりエネルギーを作ったりする。特にエネルギーを作るということに関しては、ミトコンドリアが帯電してたらいけない。でもそこに電子が帯電することによってエネルギーフローもできなくなる。
S:ミトコンドリアにちゃんと極性がないとダメなんです。プラス、マイナスの極性があって初めて電子が流れる。炎症とか傷を負った時はその極性がなくなって完全に電子が止まる。例えばプーファはなぜいけないのかっていうのは、炎症と同じことを起こす。電子の流れが止まってしまうんです。
V:止まってしまった細胞から、電子が時々ポロっと出てくる。その出てきたものが酸素と繋がって、いわゆるみんなが嫌いな活性酸素というものになる。
S:これから酸化ストレスが始まる。
V:電子が出てくることによって活性酸素が増えて、そこにある重金属と繋がってそこでまた悪さをするようになる。
S:悪さっていうかもっと反応性の高い活性酸素、ヒドロキシルラジカルができて、これがいよいよプーファと反応してアルデヒドになる。そしたらもう???(生命場?18:09)は完全にシャットダウンです。
18:12
V:つまり、これはずっとチェーンリアクション。フリーラジカルができて、そこからまた重金属とリアクションを起こして、それがまた今度は4つのフリーラジカルの中でも一番悪いと言われてるヒドロキシルラジカル(身体の中に不飽和脂肪酸がいればフリーラジカルがこれに変化する)が脂肪酸と繋がってアルデヒドという、いわゆる身体の場を壊す=ゴミになる。そのゴミ自体は、アルデヒドは何かもっとする。このアルデヒドの悪さをもっと教えてください。
19:08
S:アルデヒドっていうのは反応性が非常に高くて、近郷?銀ポリス?(19:12)の周りの物質とすぐくっつく。特に細胞の中にできた場合に最もターゲットになるのはタンパク質や遺伝子(DNA)、あるいはリン脂質であったりそういうとこにくっつく。
V:つまりそこにある脂質とアルデヒドは、タンパク質とアミノ酸出すと繋がるってことですよね。組織そのものもタンパク質ですから。血管と、血管の壁ってタンパク質だけど、あそこにもくっつきますよね。
S:もうタンパクからあらゆるものにくっつきますね。分子レベルのものにはほとんどくっつく。DNAにもくっつくし。
V:なので、簡単に言うと。体内に電子のこぼれと不飽和脂肪酸のコンビネーションというかアルデヒドが存在するっていう状態は血管は詰まるし、脳の状態がおかしくなる(脳も脂質&タンパク質なのでそことくっついて悪さする)。メタトロンやるとこのアルデヒドの悪さが現代人すごく多いと思う。これが起きる一番の理由というのは、例えば先生は還元状態を生む何か環境があると考えますか?
20:52
S:最大の理由がプーファ。プーファがエネルギー源になる。あるいは飽和脂肪酸でもいいです。脂肪のエネルギー代謝はなぜまずいのかって、脂肪をエネルギーにすると糖よりもたくさんATPができるのは間違いないんですけど、ただ一番問題なのはミトコンドリアで過剰に活性酸素が出てしまう。要するに電子の滞りが出てくる。つまり電子が漏れていく、過剰に電子が溜まって。これを還元ストレスという。特にプーファは飽和脂肪酸よりもはるかに電子のフローを止めてしまって過剰に細胞の中に電子が溜まっていく(中性脂肪)。そうすると自由電子が漏れ出て、つまりミトコンドリア最終のところで酸素と反応するんじゃなくて、手前で酸素と反応していわゆるスーパーオキサイドという活性酸をたくさん作るんです。
21:51
V:先生待ってくださいね。不飽和脂肪酸が漏れ出すっていうのはどこからの話ですか?
S:不飽和脂肪酸がもしエネルギーとして使われた場合。
V:不飽和度が高い脂肪酸が使われるチャンスもあるんですか?
S:一番最初は脂肪の中で蓄積されてるものっていうのは、外側からリポリシスで血液の中に出ていくんですけど。それは一番オメガ3から出ていく。オメガ3、オメガ6・・・。
V:それ中性脂肪の話ですか。でも中性脂肪はいつも3つくっついてますよね。で、だいたい一番上のグリセロールがパコって外れて残りの3つが外れるっていうのは中性脂肪そのものが常に血中に出ているって私は思ってるんですけど。
S:中性脂肪も出ることあるんですけど、もう脂肪の中でリポリシスが起こるんです。で、その中で分解した遊離脂肪酸がオメガ3から出ていく。血液の中に。
V:それは水と反応して引っ張られるってことですね。
S:親水性が飽和度が高いほど血液に引っ張られる。ココナッツオイルの方がまだ水を弾く。
V:それみんなが好きな乳化の力。でも乳化の力こそが本当はリポリシスを起こしている、と。
S:そう、そういうこと。なので、多価不飽和脂肪酸がエネルギー源(これあんまり効率良くない、酵素反応も多い)として使われた場合に電子の滞りが起こって、糖の場合の通常なフローっていうのは止まってしまう。
24:10
V:私がこの講義をやりたかった一番大きな理由は、酸化というのが悪者だと世の中でよく言われすぎてることと、その酸化というのが実際には何で起きてるのか、というのは今先生が説明してくれたみたいに還元の状態があるということ。それと私が話したいのは、酸化がある、還元があるっていうのはバランスなので必ずそこって本当は動いていかなくちゃならないもので、行きすぎてる状態が今世の中で多すぎるんじゃないかって思ってる。還元って行き過ぎれば必ず酸化の状態が生まれる。で、世の中ではこの酸化を抑えるという意味で抗酸化物質がすごく持てはやされるんです。その酸化を抗酸化するという意味が世の中ではどう受け取られてるかということと、じゃあ抗酸化物質っていうのが何をするのか。例えばよく言われるのは「野菜は抗酸化物質だから」とか。先生、そこのところはどう捉えてますか?
25:25
S:認識をもう一度きっちり持ってもらいたいのでちょっと戻ります。基本私たちの細胞は酸化状態。まずここ頭に入れる。酸化状態の中で酸化と還元のバランスを取ってる。酸化と還元のバランスは中性じゃない。酸性っていう状態で酸化と還元のバランスをビッベ?(25:51)で取ってる。あくまでもこれは中性ってことではないんです。
V:これは私たちの身体がどの状態にいるかっていうと、酸化してる状態にあるっていうのがオリジナルなんです。それが傾かないように還元と酸化がある、ということ。
26:11
S:で、抗酸化物質の話。これは今までそういう理屈で現代医学もビタミンC、ビタミンE、βカロチン(βカロテン)、有名どころのアセチルシステイン(去痰剤)というこれ全部臨床試験で大失敗したんです。特に肺がんについてはβカロチン、アセチルシステイン、ビタミン全部、肺がんを上昇させたっていう結果に終わってる。これはなぜか。
27:10
まず抗酸化物質って何をするのかというと・・・抗酸化物質とはズバリ電子を与える物質。ここだけ知ってたらいい。
V:電子を与える物質っていうのは還元のところの状態。電子を与えるっていう状態。
S:これをエレクトロンドナーと言います。電子を与える人という意味。これが抗酸化物質の本質です。
28:00
何か炎症があるとか病的な状態、糖尿病でもいいしアルツハイマーでもアトピー性皮膚炎でもいいですけど、こういう時の細胞の中身ってどうなってるかというと、電子が過剰が蓄積してる。そこに抗酸化物質付けたらどうなるか。抗酸化物質はエレクトロンドナーなので、電子をさらに蓄積させるといこと。そうすると電子がバンバン出ていく。
V:要するに活性酸素が発生しますよね。
S:なので余計ガンがひどくなるのは当たり前の話なんです。
V:これはどんな風な機序で説明されてるのかなって思うんですけど。
S:機序としては簡単なんです。抗酸化物質っていうのはエレクトロンを、ドナーなので与えます。何に与えるかというと活性酸素に対して。だから活性酸素を除去するには抗酸化物質っていう図式になってる。ところがこの活性酸素っていうのは結果でしかない。還元ストレスの結果。要するに細胞の中にいっぱい電子が溜まった(そこから出てきたものがヒドロキシルラジカルになったりする)。だから根本原因を作ってるのは実は抗酸化物質。要するにマイナスをいっぱい与えるわけ。
29:43
V:わかりにくいかなぁ。例えばここに電子がいっぱい溜まってるところがあるとする。場として。その電子がいっぱい溜まってるところにブロッコリー(ブロッコリーは抗酸化食材)を入れると、それ自体が「電子溜まってるよ」というのと同じ力を持ってるものとして入ってくる。そうするとそこにいるヒドロキシルラジカルなりフリーラジカルはそのブロッコリーが電子を与えることによっての活性酸素を除去することにはきっと成功する。でもこれ自体は実際にはたくさん帯電をするものなので、さっき言った帯電の場があるところにまた帯電のものを持ってくるということ。帯電×帯電のものがたくさん起こることによって、帯電のところから漏れる電子を増やす。ブロッコリーも自由電子が増える。自由電子が増えるということは結局そこに活性酸素が増える。
S:今言ったように活性酸素を打ち消すっていう一部そういう作用もあるんだけど、これがまたまずい。なぜまずいかというと、スーパーオキサイドの話を最初にしたけど、これが実は非常に大事な物質。糖が代謝するときにも自由電子が一部出る。なぜ出るかというと、出て酸素と反応してスーパーオキサイドっていう活性酸素にに変わる。これ実はシグナル物質なんです。これがないとミトコンドリアが分裂したり細胞の機能がしっかり動いたりできないようにシグナルになってる。
31:51
V:これつまり、例えばミトコンドリアがエネルギーであるATPを生産する時に必ず2%ほどの活性酸素が出る。この活性酸素と、ヒドロキシルラジカルという活性酸素がみんなごちゃごちゃになってる。だから活性酸素という名前が出てしまうと、普通の人は全部悪いものっていう発想になってる。でも、本当は活性酸素っていろんな顔を持ってる。ミトコンドリアからATPと共に出てくる活性酸素はスーパーオキサイドという活性酸素。このスーパーオキサイドという活性酸素はちょこっと出てくることによって実はミトコンドリアの活性を促されるようになってる。だからこれは逆にいうと必要活性酸素。なのでこれが打ち消されると大変なことになる。でもそういうスーパーオキサイドの意味とかヒドロキシルラジカルという活性酸素の意味とか仕事とかやることっていうのをおそらく認識されてない。だから今日知ってて欲しいのは、ただ活性酸素の除去っていう言い方、抗酸化物質が良いっていう安直なやり方を教えてないっていうことと、抗酸化物質って有名なものって実際どんな物質かってとこまで行きたい。
33:55
V:抗酸化物質で有名なもの、例えばどんなものがありますか?
S:まず、みんなが大好きなポリフェノール。
V:ポリ、フェノールですから。ポリってたくさんですから、フェノールたくさんですから。(アテノールはエレメントでいうと風)
S:このフェノールは毒性の強い物質なんですけど、実は抗酸化物質。エレクトロンドナーなんです、電子を与えるっていう。
V:私はフェノールそのものは下にいると思ってるけど、ポリフェノールは水のチームなんですけど、電子をあげますよっていうグループのポリフェノールですよね。
S:はい。で、エストロゲンもフェノールなんです。なので、エストロゲンも実は抗酸化物質。ここにみんな入るんです、電子を与える方。
V:でも場の環境によってじゃないんですか?全部一緒ですか?
S:エストロゲンがなぜ乳がんに、あるいは様々なガンになるかっていうとエレクトロンドナーだから。還元状態をどんどんひどくするからガンになっていく。ただ、エストロゲンを糖のエネルギー代謝回ってる人が摂取した場合は代謝して、これは逆に酸化物質に変える。この場合はクワイノンに変わる。これは逆にエネルギー代謝高める。
35:47
V:だからエストロゲンもっていうよりは、どんな物質もまたはどんなものも場によってふさわしい働き方をするという風に考えられるといいんじゃないかなって思う。
36:05
例えば「これは良い、これは悪い」っていうのがほとんどの人の発想で「酸化もまずいし還元もまずい」とか。エストロゲンも一緒。エストロゲンもまずいって固定的に考えちゃダメ。元々エストロゲンがなければ、排卵も起こらないし、子宮内膜を剥がして生理も起こらない。つまりエストロゲンがある場所が「どんな場所なのか」が大事。
S:要するにコントロールして身体は使ってるのにアンコントロールの状態になってしまってる。アンコントロールになってしまうとどうしようもない。
37:00
V:世の中の、抗酸化物質を提供してるパッケージとかとんでもないと思ってる。抗酸化物質って言われてるものをプラスチックで、空気もいっぱい入ってるようなそんな環境で売っていて身体の中に入って果たして本当に抗酸化物質なんでしょうか?
S:ビタミンCとかビタミンEは実際に身体に効く時は逆。細胞の中に入ってる時は逆に酸化物質として働く。ビタミンCはアスコルビックアシッドっていう。これが細胞の中に入って免疫代謝が回ってるとデハイドロアスコルビックアシッドって言って酸化型のビタミンCになる。酸化型のビタミンCって酸素の代わりをする。これ電子を与える方からもらう方に変わるんです。この時に初めてビタミンCとかビタミンEは糖のエネルギー代謝を回す方に回る。ところが、通常のビタミンCは逆にエレクトロンドナー。電子を与える方。ますます環境を悪化させていくんです。
38:16
V:例えば、ここにある空気にすでに触れてしまってる場合って意味ないじゃないですか。じゃあその酸化の電子をアクセプトする形のCとして使うには実際に先生だったらどんなことを提案しますか?
S:それは糖のエネルギー代謝を回すだけです。そしたら勝手にビタミンCを酸化にするので。酵素が働くんです。
V:それは逆に先生だったら酸化してるCでも良いってことですか?
S:酸化してるっていうか、ビタミンCっていうのは基本的に抗酸化物質なんで電子を与える方。問題は空気っていうより重金属なんですよ。
V:重金属と繋がる時っていうのは結局完全に横にくっついてるか、または水の中に一緒にいるしかないじゃないですか。
S:ところが、ビタミンCのタブレットとかビタミン製剤っていうのは重金属まみれなんです。すると身体の中に入ってきたら、私たちの身体は特に鉄と一緒?(39:34)になってるので必ずビタミンCと反応して大量の活性酸素が出てくる。これがヒドロキシルラジカル(危ない活性酸素)。それでプーファとアタックしてしまうと一巻の終わり。本当の酸化ストレスになってしまう。
V:じゃあ身体が代謝が回ってる場合は、なぜそれが起きないかと言うと?
S:そのビタミンCを細胞の中で酸化型に変えるんです。
V:その場合には血中の中にいる重金属とも繋がらないと考えていいですか?
S:そうです。代謝が回ってないとそれができない。
V:でもそうすると、ほとんどの病態の人はビタミンCを摂ることは意味がない、と?
S:いや、むしろ危険ですね。例えばビタミンCは調べると95,6%は中国が生産してる。500mgのビタミンC製剤があって、一回500mlの水に入れたらものすごい放射線、何倍もの活性酸素が出た。それはビタミンCの中にすでに重金属が混じってるのでそれが水中で反応してブワーッと活性酸素出した。それが身体の中に入るってことだから、非常に危ない。だから重金属が多い、糖の代謝が回ってない現在の状況でビタミンCを入れてしまうっていうのは非常に危ない。
42:09
S:ビタミン Cっていうのはやっぱり基本はフルーツ(サプリじゃなくて)。あるいは肉類。肉類は実は酸化型のビタミンCとして含まれてる。だからエスキモーはなぜビタミンC欠乏症(喀血病かっけつ)にならないかというと、肉の中にビタミンCが大量に含まれてるから。あれは酸化型で、還元型ではないビタミンC。
42:45
V:今日一番知ってほしかったのは、抗酸化物質を摂れば老化が進まないんじゃないかとか、肌が綺麗になるんじゃないかっていう発想自体は一回捨てた方がいいかなっていう提案。健康になるとか、老化が遅れるとかのそういう発想自体が酸化と還元でよく話されることと、よく言われるのは「このストレス社会だからこそ身体の中も酸化の状態が高い、だから還元のものを常に摂ることによってバランスを取りましょう」っていうさっき私たちが話した酸化というのがデフォルトのところのバランスを取りましょうっていうことじゃなくて、酸化を完全に消してしまって還元にしましょうっていう発想になるから間違えてる。
S:そう、老化とか炎症とかガンの状態はすでに還元の状態。
V:だから還元に行き過ぎるということが本当はまずい。これを知ってておかないと。
43:56
V:還元水をすごく飲む人がいる。あれ飲みすぎるとお腹がタプタプになって気分が悪くなるけど、それ当たり前ですよね。酸化状態を還元にするわけですから。だって、これむき出し状態ってことじゃないですか?
S:だって胃のPHは胃酸で低いのに・・・でもエネルギー代謝回ってない甲状腺機能が低下してる人は胃酸が出ないからPH高くなるんですよね。その状態を還元水でわざわざ作ってる。だから食欲不振とか消化不良とか起こるんですね。
V:そう!消化不良が起きるし、お腹がタプタプしてすごく気分が悪くなる。あの状態をいつも作ってるっていうこと。だから絶対に細菌の状態も悪いだろうし。
S:そうですね。もう完全にシーボの状態ですね。小腸に過剰にバクテリアが増殖してる状態を作る。
V:だから要するに異常にバクテリアが発生するんです。だって酸化状態が落ち着いてしまうから。ちょっと考えたらわかることなんだけど、みんなそこに気づかないで還元還元っていうことになっちゃう。だから適度な粘膜や皮膚の弱酸性度というのがそこにいる微生物との共生も可能にしてるということも忘れないで。
【WR】酸化と還元・回答
一番投票の多かった質問から。
46:52
●Q1「糖代謝が回せてない場合はフルーツのビタミンCも電子を与えてしまうのでしょうか。身体が還元状態で慢性炎症などの病態があり糖代謝もまだうまく回せてない場合、酸化と還元という点でオススメの食べ方や生活習慣を教えてください。」
47:13
V:これ結構難しい。フルーツって言ってもどんなフルーツ?ってなってくる。ビタミンCが入ってるから、こういう酸化と還元のところでは酸化に働くとかみんな考えてると思うけど。果物自体というのは正直糖度のこともあるので一概に酸度のことだけ見たらいけないと思うんですけど、先生どうですか?フルーツ。
S:フルーツのビタミンCって言いますけど、ハチミツもそうですけどミネラルも含まれるしポリフェノールとか抗酸化物質などビタミンC以外もたくさん含まれてる。それより重要なのはフルクトースとグルコース。それがあることが糖の代謝を回していく。その中で実際にマイナーな成分であるビタミンとかミネラルが使用されるっていうことを頭に入れとくこと。
V:それが主要成分だと考えないことですよね。
S:そう、だからそういうビタミンCとかも上手に使われていく。ただ、糖の代謝が回ってる状態だとビタミンCっていうのは酸化型で細胞の中に入る。これは電子を受け取る、エレクトロンのアクセプタになるんです。電子の状態を防ぐ。例えば低酸素になると、酸素がないと電子を最終的に受け取る受け手がいない。その時にもしビタミンCとかビタミンEがあって糖の代謝が回ってると、これは細胞の中に電子を受け取る酸素の代わりになるんです。
48:58
V:要するに「場」。場によってどう動くかが決まるだけ。だからその場を改善するためにまずビタミンCにしてもビタミンEにしても糖がどう回ってるかが大事になってくる。糖が一緒に入ってて、しかもフルクトースとグルコースがセットになってるとか、フルクトースが多少多いっていうことが場を助けるということ。で、全体としてのビタミンCやビタミンEの働きっていうのがあって、それだけを取り出して見るんじゃなくて全体として何がいいかっていう見方をした方がいい。だからビタミンCがいっぱい入ってるからハチミツがいい、果物がいいっていう考え方じゃなくて、果物全体またはハチミツの中に何が一緒に入ってるかっていう全体を見る捉え方をして。
50:15
S:質問は要するに果物摂った時にでもビタミンCは糖の代謝が回ってない時は悪さするのかってことなので、フルーツを摂ると糖の代謝は回るので、それは違いますよってことです。身体にとっての害はない。
V:ただ、甘くないと良くないです。甘い果物であることが大事。でもビタミンCが果物に入ってると酸っぱいのをみんなイメージする。
S:糖の代謝回ってなくてフルーツを入れるのは良いこと。ビタミンCがあったとしても。ところが糖の代謝が回ってないのにビタミンCのサプリを入れると、これは鉄と反応してとんでもない活性酸素出してプーファがどんどん抗酸化されてくってことです。
51:06
A:じゃあこの最後の「糖代謝が回ってない状態で酸化と還元という視点からオススメの食べ方や生活習慣・・・」っていうのは?
S:フルーツとかハチミツとか。グルコースとフルクトースが一緒に入ってるやつを中心に食事を組み立てていくことが大事。
V:単糖ずつでハチミツにはいっぱい入ってるのでオススメってことです。
52:08
オススメの食べ方・・・
身体って結局は自分が動くだけの充分なエネルギーがあれば身体の中のメンテナンスもバランス調整も上手にできるはず。でも今現代人って代謝のエネルギーそのものがものすごく少ないと思う。だからそれを上げるためにハチミツでグルコースとフルクトースが上手に取り入れられてたら良いと思う。なので、オススメの食べ方は3ヶ月大さじ8を毎日食べるということ。そうすると絶対自分で体感で変わってくる。そこから治療するエネルギーを持つとか、どっか元気になるエネルギーやデトックスするエネルギーを持つとか。自分のエネルギーをさらに下げてデトックスするんじゃなくて、エネルギーを増やしてデトックスするという方向にこれからはシフトしないと甲状腺が元気じゃないとかそういう問題になる。
S:糖のエネルギー代謝が回ってないと、そもそもデトックスできないんですよ。
V:そうなんです。だから私のオススメの食べ方をするには何よりまずはその食べ方ができるような身体に戻ること。ハチミツ食べてほしい。
53:32
A:生活習慣で何か気にしないといけないことは?
S:まず食べ物で、基本はプーファフリー。プーファっていうのが還元ストレスの一番の原因。
V:身体の中のアンバランスが生まれる一番大きな問題はアルデヒドですよね。
S:糖の代謝も止めてしまって細胞内の還元ストレスとして完全に酵素から全ての生命活動である遺伝子とか止めてしまう。シャットダウンシステムなので。
V:だからプーファをフリーにすることと、糖を適度にちゃんと入れることと、環境ホルモン。この3つです。あとは鉄、ミネラルのバランスが過剰にならないことが大きい。
54:48
V:ただ、酸化還元で言ったら運動も問題。先生どうぞ。
S:運動も呼吸が調整できない過呼吸になるような運動は完全に還元ストレスになります。なので、自分で呼吸が調節できるようなもの。例えば筋トレも自分で呼吸を調整できても1〜2時間とかやってしまうとコルチゾールがバンバンと上がってこれまた還元ストレスになる。適度な運動は逆にDHAとか保護ホルモンが増えて、糖の代謝を回していく。
V:適度な運動の「適度」なってどれくらいですか。
S:中強度?(55:40)の筋トレを30分〜1時間くらいが目安かな。1時間以上やると必ずコルチゾール出ます。
V:あと、みんな酸化ストレスっていうイメージが大きくて。例えばエアロビクスやったり、ハァハァするサイクリングやったりっていうのは私も全くオススメしてないんですけど、先生も同じですよね。ああいう息が切れるような運動はずっとやっちゃいけないし、正直20代後半からそれやったらボロボロになると思う。
S:そう。スポーツが身体に悪いのはそれなんです。スポーツ選手で一部の人が長生きするのは元々糖の代謝が抜群に回るような人が選りすぐりで残ってるだけなので、参考にしたらダメです。一般の人じゃないので。
V:本当、そういう運動の仕方は注意しないとちょっと危険かなと思います。
57:08
●Q2「以前、陽子先生がプーファを吸着してくれると話してたケイ素水溶液の内服や、重金属を吸着してくれる竹炭の粉などはヒドロキシルラジカルの発生を抑えられるという意味で生活に積極的にとって良いと考えていいでしょうか。また先日、崎谷先生が投稿されていた良質な竹炭について教えてください。」
57:40
V:まずケイ素水溶液は、アトピーボイスでは話したけど、ステロイドの還元状態に完全になってる人はあれやりすぎると本当に大変。内服は危険。だからそういう人は飲まないようにと話してる。ケイ素に関しては外側のお風呂に入れるとか、あとはケイ素スティックで水の状態を綺麗にするのに使うやり方は今オススメしてる。竹とはまた種類が違う。ただカーボンとケイ素とゲルマニウムは同じとこにいる。ゲルマニウム自体は実際に身体の中でリアクションを起こすものじゃない。でもカーボンとケイ素は身体の中でリアクション起こすけど、場によってどっちに動くかが決まる。なので、身体の中が還元ストレス状態の方は水溶液を飲むと大変なことになると思うので飲まない方がいいかと。使うんだったら外側で。竹炭に関しては先生の方から。
59:38
S:竹炭は素晴らしいです。竹炭そのものは有害物質を吸着してくれるけど、人体が竹炭の粉を摂取したらどうなるかというと、一番大きな働きは腸管内でエンドトキシン、リポテイコ酸とかいわゆるバクテリアの炎症を起こす産物を全部吸着してくれる。なのでそれだけでもすごく炎症が減る。ほとんどの諸症状(鬱病、リウマチ、アトピーでも)はエンドトキシンで引き起こされるので、かなりそこが軽減される。もう一つ言えるのはミネラルも吸着する。だから鉄過剰にもちょうどいい、鉄を吸着してくれるから。
V:でもやりすぎると必要な分も無くなっちゃうので注意が必要。
S:そう。だからご飯の度にすぐやるんじゃなくて、時間をおいて飲んでください。腸の中をクリーンナップするっていう意味なので消化が終わった後にクリーンナップしてもらう感じ。
1:00:44
V:周期表見るとカーボンの次にケイ素なんです。だからケイ素は分子がもっと大きい。そこで吸着してしまうとカーボンみたいに抜けていかないんだと思う。ケイ素は場によってやることが変わってしまうので、そこに注意が必要と私は思ってる。
1:01:10
A:炭は竹が良いんですか?
S:いや、普通は木炭(アクティベートチャコール)が使われてる。日本は竹がたくさんあるので。伝統的な技術ですね。中国も元々あったけど中国は環境問題でできなくなった。日本が世界でリードできる部分でもある。
A:オーストラリアとかだとココナッツを炭にしたものが歯磨き粉の中に入ってたり。植物の炭(カーボン)なら吸着できる。
1:01:58
A:良質なものっていうのはどういう風に選んだらいいですか?
S:私、昔田舎でドラム缶で竹入れて炊いて作ってたんです。で、竹炭職人のとこに行って聞いたら、一般の人はドラム缶に入れて作ってるけどそれは鉄が入るからダメだって。そこはちゃんと土釜で作ってた。
V:ドラム缶でやっちゃダメですよ。ルートがとても大事ですよね。
S:そう、誰がどこでどういう形でやってるかっていうのをしっかり調べた方がいい。アマゾンとかスーパーでも売ってるけど、どんなものかわからない。職人としてやってるところじゃないと。片手間にドラム缶で作ってるとこはダメ。
1:03:58
S:竹酢液もすごく大事です。
V:これ良質なものがなかなかなくて、今回見つけたのでまたお届けします。
1:04:20
●Q3「物質を摂る時に場の状態により作用が変わることは理解してますが、プーファがあるのか糖のエネルギー代謝ができてるのかをメタトロンで見る以外に自分で知る方法はありますか?フルーツをたくさん食べるのでうまく体内で作用できてるのか不安です。」
1:04:54
S:要するに糖代謝が回ってるかの指標ですね。甲状腺低下症っていうのがあって、低下症になるとまず便秘が出てくる、体温が下がる、むくみが出てくる、疲れやすくなるというような症状が出てくる。こういう症状が出なくなったら糖の代謝が回ってますよってこと。
V:今、例えばアドレナル・ファティーグになるとそれとか言うけど、基本朝パッと起きれるとか、体温がある程度高いとか、ちょっと何かやったとしてももう座らなきゃっていう状態があまりないとかすごい基本的なことだけど、それがデフォルトの人が多い。朝起きてもなんとなくパッと立ち上がれないとか、すぐ何かあったら座らなきゃいけないとか、それ自体がものすごく甲状腺機能が低下してるってことですよね。代謝も回ってない。だから自分で感じると思う、自分が今までよりも動きやすくなったとか、朝起きてもパッと動けるとか体温が少しずつ上がって来たとか。でもいつも言ってるけど、少なくとも半年かかる。で、元気になったなと思うのに2年はかかる。
1:06:19
S:甲状腺機能低下症をググって、その諸症状が改善したかどうか自分で見てもらった方が早いです。ググればたくさん出てきます。
V:あとは鬱々とした気持ちもなくなるかな。
A:私たちの言う「糖が回ってない」というのに病名をつけるとすれば「甲状腺機能低下症」。これとイコールになる。
S:鬱病も甲状腺機能低下症の部分症状。
V:全部派生してると思う。甲状腺機能が低下していって初めていろんな病気が発生していくんだと思う。
S:アドレナル・ファティーグでさえ甲状腺機能の低下なので。低下でステロイドができない。LDLコレステロールからホルモンが出るので。全部甲状腺ホルモンだから。
V:でもこういう人たちが見てるところって血糖値コントロールが出る。本末転倒になってる。アドレナル・ファティーグだから血糖値をコントロールしないとって言ってるけど、コルチゾールのことを勉強すればわかること。アドレナル・ファティーグというのはなぜ起きるのか、という根本的なとこを見ないと。アドレナル・ファティーグは結果なので。
S:というか、そういう病気がないですよね。勝手に名前をつけて。あたかもそういう病態があるかのように言ってるけどそんなん全くない。甲状腺機能低下症の一部の症状です。
V:コルチゾールの問題で糖の問題も起こるわけだから、糖をコントロールするんじゃなくて甲状腺機能が回ればアドレナル・ファティーグは必要以上に改善され、糖の問題も簡単に解決するっていうだけの話ですよね。原因と結果の「結果」を知っても何にも問題の改善はない。それどころか副作用が出る。
A:繰り返すし悪化していく。
V:血糖コントロールしたらまた甲状腺機能落ちるから。ほとんどの治療家がそこに陥ってるから、患者が改善しないんだと思う。
*
1:09:58
S:酸化状態が私たちの基本。完全に傾いたらダメなんです。それがまずポイント。
A:生きてる、ということは酸化状態。
S:で、酸化が行き過ぎることはない。こっちはないんです。還元ストレスはあっても、酸化ストレスの、酸性になるということはないんです。最後はちゃんと余分な乳酸を外に出すので。過剰に酸性になることはない。
V:だからその「酸化」ということと「酸性」ということをごっちゃにしないことが大事。
1:10:39
S:PHも誤解招く。プロトン、水素の濃度で変わる。でも本当は正しくない。やっぱり電子の受け渡しで酸化還元、アルカリ性・還元っていうのを見ないと、混乱してしまう。
V:今までは流行りもあって、水素が主流で酸化還元が見られてたけど、電子の働き、動き、バランスを眺めないとまず酸化と還元がわからない。あと、「酸性とアルカリ性」が「酸化と還元」とイコールだという考えを切り離さないといけない。
1:13:20
S:最近の欧米の研究論文では明らかに抗酸化物質にクエスチョンマークついてる論文が出て来てるので、日本は周回遅れかなっていう気がしてる。
V:日本にはなかなか入ってこないですよね。
A:意図的にじゃないですか。抗酸化物質のサプリを売るために。
V:海外にもいっぱいありますけどね。やっぱりそういうのに取り込まれちゃう人が多いっていうことじゃないかなと思います。
要はそのに電子の受け渡しがあるかどうか
私は精油の化学でやってますが
求電と求核、電子の受け渡しの話をするんですが。
求電(酸化) 電子ちょうだい!
求核(還元) 電子余ってますよ!
電子をあげる方なのか、渡す方なのかという視点で考えると分かりやすい。
世の中には酸化が悪いという刷り込みがされてる。
酸化がいけない理由として酸化ストレスがあって
身体が錆びる
身体が酸化した後のあり方は?
私が解明したのは、あらゆる病気は還元ストレスから始まる。
最終的に酸化ストレスに変わるんですね。
PUFAが酸化する。
酸化ストレスの僕の定義
PUFAと重金属がフリーラジカルと反応してチェーンリアクション
過酸化脂質ができることによって酸化状態がずっと生まれる???
あのー。過酸化脂質が何をするかというと従来はミトコンドリアが酸素を受け取ってそこに電子を受け渡して
最終的にATPとCO2エネルギーを作る
13:20
ところがPUFAがそこにある、で重金属がある、途中で電気が滞るという状態が揃えば
はじめて酸素がミトコンドリアで使われずに
鉄とPUFAと反応してこちらの方で使われてしまう。
これが本当の酸化ストレスなんです。
これに関しては図を書いてあげた方が良いのかもしれませんねー。
もっと簡単に言うと電子が過剰に溜まってる状態は還元の状態。それだけ覚えてたら良い。電子が過剰に
炎症が起こっているということ
帯電しているということ自体に問題が
15:00
帯電するということ自体に問題
普通、電子っていうのはフローしてる。
フローが完全に止まってしまって電子が細胞の中に蓄積する。
で、しかもその電子はフリーだからフリーエレクトロンって言って非常に自由度が高い。ですぐ逸脱していきます。
で細胞の外に出た時に一気に酸素と反応してラジカルができる。活性酸素、あるいは活性窒素。そこに鉄があったりする、ビタミンCがあったりするともっと反応性の高い活性酸素、ハイドロキシラジカルがでる。
そうだなー。今の難しくないんですけど、長すぎてついていけなくなっちゃったんですけどw
つまり、身体の中はいつも電子がフローしている状態。身体の中の色んな生体反応の電気的な流れ、生体反応がスムーズに起きるということは、そこに電気の流れがスムーズにあるということです。生体反応がスムーズにあるということによっていろんな化学反応があることで私たちは排除したり
スムーズにあることでエネルギーを作る
ミトコンドリアが帯電してちゃいけないわけ。そこに電子が帯電することでエネルギーフローもできなくなる。
ミトコンドリアにちゃんと極性ないとだめ。
プラスマイナスの極性があって初めて電子が流れる。で炎症や傷を負った時はその極性がなくなって完全に電子が止まる。
例えばPUFAね、なぜいけないかというと炎症と同じこと起こすんです。電子の流れが止まってしまうんです。
止まってしまった細胞から電子がポロっと出てくる。ポロっと出てきたものが酸素と繋がって、いわゆる皆さんの嫌いな活性酸素というものになって。
これから酸化ストレスが始まるんですね。
そう、それが出てくることによって活性酸素が増えてそこにある重金属と繋がってまた悪さをする…
悪さをするというか、反応性の高い活性酸素、ヒドロキシラジカル、
ヒドロキシラジカルがPUFAと反応してアルデヒド
つまりチェーンリアクションなんですね。
フリーラジカルの4つの中でも1番悪いと言われてるヒドロキシラジカル
身体に
身体の場を壊すゴミになる
アルデヒドの悪さ
アルデヒドは反応性が高い
周りの物質とくっつく
細胞の中 タンパク質、リン脂質、DNA
組織そのものもタンパク質
あらゆるものにくっつく。分子レベルのもの
20:00
簡単に言うと、体内に電子のこぼれと不飽和脂肪酸のコンビネーションというかアルデヒドが存在する
血管つまるわ、脳の状態がおかしくなるわ、
メタトロンやるとアルデヒドの悪さが現代人すごく多い
これが起きる一番の理由
環境があると考えます?
最大の理由はPUFA。
PUFAがエネルギー源になる
脂肪がエネルギーになるのがまずい
ミトコンドリアで過剰に活性酸素がでてしまう。電子の滞りがでてくる。
特にPUFAは電子フローを止めてしまう
過剰に
自由電子が増えて
手前で酸素とスーパーオキサイド
使われるチャンスあるんですか?
不飽和脂肪酸がエネルギーとして使われた場合
1番最初はリポリシスで血液の中
オメガ3
中性脂肪はいつも3つくっついてますよね?
グリセロール、、
脂肪の中でリポリシス起こるんです。その中で分解した
水と浸水性
ココナッツオイルの方がまだ水を弾く
みなさんが好きな乳化の力。その乳化の力こそがリポリシスを起こしている
PUFAがエネルギー源として
糖の正常なフローが止まってしまう。
この辺の話は酸化還元の話をする以前に糖と脂質知らないと難しいかもしれませんが
ママたちならミニオンラインで良いし医療従事者なら先生の基礎医学を
私が話したいのは
酸化というのが悪者だよと言われすぎてる
還元
酸化と還元はバランス。
行き過ぎている状態が多いと思ってる。
行き過ぎると
酸化をおさえるという意味で抗酸化物質がすごくもてはやされる
25:00
じゃあ抗酸化物質が何をする?ということ
野菜は抗酸化物質?先生そこはどう捉えてますか?
皆さん認識をきっちり持っていただきたいのは
基本私たちは酸化状態。
酸化の中で酸化と還元のバランスを取っている。中性じゃない。酸性のなかで
傾かないように酸化と還元がある
酸化の状態がオリジナル。
で抗酸化という
ビタミンCとかビタミンE
ベーターカロテン、アセチルシステイン、、去痰剤、全部臨床実験で大失敗している。肺がんについては全て肺がん
じゃあまず抗酸化物質て何をするのか?
抗酸化物質って、エレクトロンドナー、つまり電子を与える物質。
還元の状態。
エレクトロンドナーという言い方する。
それが抗酸化物質の放出。
例えば炎症、病態である。アルツハイマーやアトピー
細胞の中はどうなってるの?というと
電子が過剰に蓄積してる。そこに抗酸化物質入れると
余計酸化する
エレクトロンドナーなので電子をさらに蓄積する
余計ガンが酷くなるのは当たり前の話。
機序としては簡単。
抗酸化物質ていうのはエレクトロン
活性酸素に対して
活性酸素
抗酸化物質
ところが抗酸化物質は結果でしかない
ヒドロキシラジカルになったりする。
根本原因作るのは実は抗酸化物質なんです。
マイナスをいっぱい与える訳ですから。
これ図に書かないと分からないかも、、
30:00
例えばブロッコリーは抗酸化食材なんです。
それを入れると電子溜まってますよ、というものと同じ力を持ってるものとして入ってくる。
電子を与えることによって活性酸素を除去する
ブロッコリー自体が帯電するものなので
帯電の場がところから漏れる電子
ブロッコリーも自由電子が増える
ということは結局活性酸素が増える。
まずいんです。なぜまずいかというと
スーパーオキサイド
非常に大事な物質
糖代謝の時に一部出る
これ実はシグナル物質なんです。これがないとミトコンドリア
要するに、ミトコンドリアがATP生産するときに必ず2%ほどの活性酸素がでる。この活性酸素とヒドロキシラジカルがみんなごっちゃになってる。
それがスーパーオキサイド。
ヒドロキシラジカルとごっちゃになっちゃう
活性酸素は色んな顔を持ってる
スーパーオキサイドがちょこっと出てくることによってミトコンドリアの活性が促される。
これが打ち消されたら大変なことになる。
認識されてない。
今日知ってて欲しいのはただ活性酸素の除去抗酸化物質が良いという安直な考えになって
実際どんな物質?
まず皆さん大好きなポリフェノールですね。
ポリはたくさん。フェノールがたくさん。
フェノールは完全な毒。消臭とか
院内感染防ぐとか言われて結構振りまかれてる。
フェノールは抗酸化物質。エレクトロンドナー。
ポリフェノール
電子をドナーにする与える。
35:00
ポリフェノールは水のチーム
エストロゲンもフェノール。
エストロゲンも電子を与える方。抗酸化物質。
エストロゲンがなぜ乳ガンに
還元状態をどんどん酷くするから
糖のエネルギー代謝が回ってる人は逆に代謝して
クワイロン?
どんなものも場によってふさわしい働きをするという風に考えられると良い。
コレは良い、コレは悪い、じゃない。
エストロゲン
固定的に考えちゃいけない。
つまりエストロゲンがある場所がどんな場所なの?が大事。
コントロールしてるのにアンコントロール
福島の時代みたいになっちゃってるw
抗酸化物質みんな大好きで飲むのは良いけど、パッケージね。w
抗酸化物質っていうものをプラスチックで空気もたくさん入ってて
ビタミンCとかビタミンEとか逆にビタミンCアスコロビックアシッド
デハイドロキシ、、、酸化型の
エレクトロンを与える方からもらう方に変わる
通常のビタミンCていうのはエレクトロン
益々環境悪化させていく。
先生だったら、空気に触れている状態なら意味がない。電子をアクセプト
先生だったらどんな提案します?
糖のエネルギー代謝を回すだけ
酵素が働く。
抗酸化物質なので
ビタミンCは電子を与える方
問題は空気というより重金属なんです。
重金属とくっついて
ところがビタミンCは重金属まみれ
身体に入ってきたとき「必ずビタミンCと反応して
ヒドロキシラジカル。それが
PUFAとアタックしてしまうと一貫の終わり。本当「
40:00
ビタミンCを酸化型に変えるんです。
重金属
代謝が回ってないとそれができない
そうするとほとんどの病態の人はビタミンC入れちゃダメ
ビタミンCの95%は中国産なんですね。
500mgビタミンCの中に重金属が含まれてる。放射線の何倍もの、、
非常に危ない。
まぁ、、先生と一緒にサプリ作ったときは完全に隔離して
あれはビタミンC単体じゃなくてアロエで
ドナーの環境で入れてるという特殊なケースで作ったサプリだったけどコストがかこりすぎて商品にならない。
世の中で売られてるサプリ、中国産って本当に粗悪ですよね。
ビタミンCは基本ほフルーツあるいは肉。肉類は酸化型の
エスキモーがなぜ喀血病かっけつ
ビタミンCが肉類に含まれてる
酸化型還元型ってところまでついてこれてるか分かりませんが
抗酸化物質とると老化予防になるとかお肌がキレイにねるんじゃないかとかという考えを捨てて欲しい。
ストレス社会だからこそ酸化してるから還元しましょう
酸化を消して還元にしようという状態が間違えている。
ガンも還元の状態
還元水をすごく飲む人いるけどあれ飲みすぎるとお腹たぷたぷになって気持ち悪くなる。あれ当たり前。
胃のpHが胃酸で低いのに甲状腺機能
食欲不振とか消化不良が起こる
細菌の状態
シーボの状態
ちょっと考えたら分かることなんですけど
微生物との共存を可能にしている
今度テキストでパワポ
量子学会
色と電子の関係も見つけましたのでお伝えしたいと思いますので
じゃ先生今日もありがとうございました!
