WR【高血圧】

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【ウェルネス・ラジオ「高血圧」】

【WR】高血圧・本編

0:03

V:今日は高血圧の話。世の中では血圧が問題になってるけどそんなに問題なのか。

S:現代医学では血圧の薬と糖尿病、高コレステロールはドル箱って言われてる。一生出せる薬。

V:結局は血圧を上げるような状態があるということですよね。だからそれを何らかの生活習慣だったり食べ方だったりでおそらく起きてる。これもきっと明らかに勘違いしてますけど。

1:18

V:血圧の基準値どうですか?

S:血圧の面白い論文が出てて、血圧を厳格に下げた場合(例えば120以下とか140以下とか)に認知症のリスクは下がるのかどうかっていうテストがあって、厳格に140以下だったものを120にして、それ以下にコントロールしても認知症のリスクは変わらなかったっていう。

V:そもそも認知症は高血圧のせいってことだったんですか?

S:多分そういうことでやったと思う。だから血圧もみんな心配する。だいたい、慢性病のリスクファクターと言って慢性病になる原因の一つとして必ず高血圧がある。特に血管系の病気。

V:高血圧、高コレステロール、糖尿病の3つは血糖が高いということは=血管の詰まりに問題ある、となぜかなってくる。でも、この3つともそうって言ってるくらいだからどれかわからない。そもそも本当?って。例えば高血圧を調べると、『血管がカチカチになってるからそうなってます』って。それ当たり前ですよねぇ。血管硬くてポンプにならないからもっと一生懸命やらなきゃ流れないってこと。柔軟だったら少しの力でポンプされるけど、カチカチだからギュッてしないと流れない。だから血圧上がるってことですよ、シンプルに。

S:心臓がポンプですね?

V:そう。だからこの心臓が柔らかいとか血管が柔軟であることが血圧に関してとても大切だとすると、柔軟であれば血圧は上がらなくていいってことですよね?一つは。

S:その通りです。

V:だから血管と心臓がカチカチになる理由は何ですかということにフォーカスしなかったら血圧なんで下がらない。だけどみんながやってることは血圧を下げる薬を飲む。これ何やる薬なんですか?

4:06

S:ここも血糖とコレステロールと全く同じことなんです。高血圧は動脈硬化の「結果」なんです。で、結果だけにアプローチしてる。今おっしゃった血圧を抑えるにはいろんな方法がある。一番古くから使われてるのは「おしっこをたくさん出す」という方法。循環血液量を減らすと、もちろん血圧下がる。単純に血液の量が少なくなる。これを「利尿剤」という。これはとんでもない。

4:53 利尿剤の問題

V:おしっこをたくさんわざと出させられたら色々起こると思いますが、何が一番問題ですか?

S:ミネラルも一緒に排出されるんです。ミネラルと排出するから水も引っ張られて出ていくんですけど、完全にミネラルバランスが崩れます。

V:利尿剤の問題は確実に身体のミネラルのバランスがおかしくなることだと思う。でも、血圧の話を見ると大体みんな塩っていう。塩の問題がある。しかも血圧の問題の一つの大きな原因は塩の摂りすぎだとか。それどうですか?さっき言った利尿剤でミネラルなくなってミネラルのバランス悪くなるって話をした上で塩がたくさん入ってくるとやばいよっていう理由は何ですか?医学の世界で言われてる塩が入ってきたらやばいと言われてる所以は?

S:血液量が上がるっていうことが幻想というか非常に乏しいイマジネーション。「塩が入ってきたら水も一緒に飲まなきゃいけない、喉が乾く、と。塩を入れると水を飲むからどんどん循環血液が増えて、血管が広がって血圧が上がりますよ」っていうようなイマジネーション。要するに仮説なんです。

V:つまり血管の中に水がいっぱい入ってくるから圧が上がる、と。子供でもびっくりするような理論です。

S:これはFacebookにも書いたんですけど、塩を舐めて水をたくさん飲むことって実はないんです。

7:20

V:いつもの私のイメージワークになりますが。ミネラルのバランス壊れるってさっき言いましたけど、ミネラルのバランスが一番やってる身体の仕事って難しい言葉で言わなければ、例えばミネラルが持ってるイオンとか身体の電流を流すのにとても大切だと思う。

S:それね、非常に大事なんですよ。これはコスモトロピックっていってエネルギー量子医学会やっていきますけど、陽子先生がいつもおっしゃってますけど極性っていうのが大事なんです。プラスとマイナスっていうのが身体の中でできることが非常に大事で、それによって電流の流れができるんです。そこにいろんな力が働くんです。生命力が出てくる。極性を作るのに身体が何を利用してるかっていうのがミネラル。

V:ミネラルがあるからこそ電流の流れが生まれる。そのサポーター的になるミネラルを利尿剤でおしっこでガンガン出しちゃうっていうのはこれ副作用無いんですか?

S:いやいや、ミネラルバランス崩れますから一番怖いのはアルドステロンっていうストレスホルモンが必ず上がってくる。塩が下がると警戒のアラートが出る。糖が下がるのと同じく塩が下がるのは非常に生命の危機なんです。電流が回らなくなるから。なので、ストレスホルモンが出ます。

9:27

V:これは他の話もそうですけど、人間ってとにかく塩と糖とそれを扱う水が一緒にないと生き延びられないと思う。逆にいうとその3つが整ってて充分にあれば何とか命は繋がると思いませんか?

S:本当そうですね。昔から糖と塩と水、これが最低限。ここにアミノ酸が少しあればもう大体いけます。脂肪も全部糖から作れますから。

V:やっぱり、この塩を切らすっていうことを血圧が高い人がやることで、糖尿病の病態の人が糖を切らすことで治らないように血圧は塩を切れば切るほど治らない。

10:22

S:塩をFacebookにも載せましたけど、塩を舐めて水を飲むってこともなかったし、むしろ塩を舐めた方がおしっこがよく出るんですよ。それは代謝が上がるからなんですけど。だから塩を飲んで循環血液量が上がるっていうのは全く科学的な裏付けがないんです。逆に循環血液量はむしろ減る。

10:51

V:例えば病院に行って血圧測られてちょっとやばいですねって言われたとして。血圧測りに行く時間帯とかストレス度合いとかあると思うんですけど、どんな時に行った方が低くなりますか?

S:それは日中行くとやっぱり高い、朝とか。朝は一番活動の時だから。というか特にコルチゾールというのが朝に分泌上がるのでどうしても血圧は上がる。夕方の方がだんだん血圧下がる。で、夜になるとまた上がる。

V:だから大体午後ご飯を食べてゆったりした気分くらいの時に行った方がいいですかね?

S:血圧測る以外に何の意味があるのかわかりませんけどw

V:だけど病院で引っかかると薬出される。でもそれってタイミングもあると思ってて。

11:53

S:あと、白衣高血圧症っていうのがあって、病院行ったら緊張して血圧上がる。だから深呼吸して何回か血圧測り直す。収縮期血圧は200くらいの人も結構いてるので。何回か深呼吸してやると170とか下がる。30くらいは深呼吸すると平気で下がりますから。

V:だから意味ないんですよ。なので血圧云々って話は私の中にはないんですけど。

S:結果に過ぎないけど、高血圧が悪さをするっていうイメージがどうしてもね、教科書にも書いてある。血管を傷つけるとか。そんなこと全然ありませんから。

V:要するに血管のしなやかさを取り戻せばいいってことで。ということだから血管が詰まってるのなんですか?って話になってまた同じとこに戻るんですけど、どの話をしても必ず不飽和脂肪酸に戻りませんか?w

S:その前に、薬!まず利尿剤。

13:05

V:そうでした。利尿剤の話しましたけど、とにかく血圧を下げる降圧剤っていうのがものすごい副作用いっぱいあるって言われてて、これたくさんあるみたいなんですけど。一番最近やばい、よく使われなくなった薬で有名なの何ですか?

S:まぁ、利尿剤。利尿剤は最近使われなくなりました。そして、一番血圧落ちるのはカルシウム拮抗剤。これが何をするかというと、細胞が興奮した時(ストレス下)にカルシウム、ナトリウムが細胞の中に取り込まれる。そうするとギューっと筋肉が収縮する(興奮してるから)。それで血管がギューっと圧が高まって(収縮だから当たり前だけど。血管はギュッと絞ってまた開いての繰り返しで血が流れる。消化管と同じ)、でもギュッとした時に血圧下がるってことでこの収縮自体を止める。要するにカルシウムが細胞の中に入らないようにするので、収縮できない。だから血管は開いたまま。ということは血液は流れない。

V:流れないから浮腫みますよね。

S:そう、カルシウム拮抗剤は浮腫むんです。浮腫むのと圧が下がって血流が悪くなる。だから血流が悪くなるから末梢の組織障害が起こるんだけど、これ長期で見ないと見えない。なので因果関係がはっきりしない。でも本当に血流不足になる。

V:ですよね。これダメですよね。長い間血圧を下げるためにこのカルシウム拮抗剤を出すってこれ全然ダメじゃないですか。

15:34

あとカルシウム拮抗剤で『浮腫、歯肉が腫れる』って書いてありますよ。

S:血流が悪くなるからね。歯肉なんて末梢だからそこに血液が少なくなるとそれは炎症起こりますよね。

V:だからこれは膨れてくるみたいですね。腫れて。

S:だって浮腫になるの当たり前ですよね。細胞が全く血流にないわけだから。

V:はい。でもまぁ確かに書いてあるっちゃ書いてありますけど。要するに『細胞内にカルシウムが行かない』ってちゃんと書いてあるんですよ。『発症機序は不明ですが』って書いてありますけどw

16:21

V:もうひとつはさっき言った利尿剤の話。それからアンジオテンシン。これはメタトロンやってる人はよく見ると思う。大抵炎症を持ってる人とか、何か病態が慢性化してる人にはアンジオテンシン1と2が上に上がってくる。これのアンジオテンシンの受容体をブロックする薬がなぜ血圧を下げるか。

S:はい、アンジオテンシンが最終的に何をするかというとアルドステロンというストレスホルモンを上げる。アルドステロンとコルチゾールは非常に似てる。コルチゾールは糖質コルチコイドと言われてる。で、アルドステロンは鉱質コルチコイド。両方同じステロイド。で、アルドステロンが何をするかというと、おしっこからナトリウムが一回出ます。そのナトリウムが出たら困るのでそれをどんどん回収する、そういう役割。血液の中に、おしっこから戻すんです。それだけ聞いたら良いように聞こえるけど、ナトリウムを入れる代わりに出すものがある。これがカリウムとマグネシウム。ということは、アルドステロンがどんどん出てくると、アンジオテンシンね、出てくると何が起こるかというと、カリウムとマグネシウムがどんどん身体の中から押し流れていく。

V:カリウムとマグネシウムがなくなっていくので、細胞内に残ってるようなカルシウムとナトリウムがずっと緊張状態のケースになる。ストレス下。結局ストレスが続くことによって、本当は必要なカリウムとマグネシウムがアルドステロンによって捨てられてしまうということ。

18:37

S:そうすると、リラックスする状態でカリウムとマグネシウムは細胞内に必要なんだけどリラックスできないので緊張したまま。つまり血管がギューっと絞ったまま。で、血圧が高くなる。アルドステロンをブロックするためにその手前のアンジオテンシンをブロックしようという。

V:それブロックしたら何が起こりますか?

S:あんまり血圧下がらないけど、そこそこは下がります。

V:でもアンジオテンシンを、拮抗薬ですけど入れちゃうと何が実際起きるかというとアルドステロンが少なくなる。

20:04

V:ちょっとプラスの話しますけど、人間の身体って全部司令と、司令を行うエネルギーで動いてる。司令を行うのが電気を通していくミネラルでサポートされてて、それを行うエネルギーというのが糖代謝で行われる。エネルギーの糖代謝のところが、さっき言った副腎は司令のところとエネルギーの総領の糖をコントロールしてるところで、人間動くときにはこの2つが必要。そうすると副腎は鉱質というコルチコイドと糖質というコルチコイド、つまりミネラルのコルチコイドと糖のコルチコイド・・・だから糖と塩というのは副腎の所だけでもわかるように司令とそれを動かすエネルギーの代謝を賄うところってこと。この2つをセットでコントロールしないといけないってことは世の中で起きてる血圧の問題と、糖の問題、そしてこれを扱うホルモンというコレステロールの問題全部ひっくるめて一番大事なところで、これを全部ダメにしてるのが動脈硬化という風に言われてるけど、これの原因何ですかって言ったら先生の書いてるプーファ。

S:その通りです。

21:43

V:今すっごい大事な話しましたけど、言いたかったことはアルドステロンというホルモンの話と、アンジオテンシンの話をしたかった。じゃあアンジオテンシンのブロッカーはいいんですか?

S:今の降圧剤の歴史の中で一番マシじゃないかなと思う。

V:でもこれって別に血圧を下げるためのものじゃないじゃないですか、ある意味。

S:まぁアルドステロンというストレスホルモンのブロックです。

V:そうですよね。でもアルドステロンが出てくるのはストレス状態にあるから、じゃないですか。そのストレス反応、例えばメタやってるとわかるけど、身体が今危機状態ですよっていうシグナルを渡すのにアルドステロンってすごい大事な役割を果たしてると思うんですけどこれ止めちゃうってことは・・・これ先生だったらどうします?

22:59

S:元々アルドステロンとかアンジオテンシンがなぜ上がるかって言ったらこれは塩の摂取量が足りないから。それが大きな原因。それが足りないがためにいちいちおしっこからナトリウム入れて、大事なカリウムとマグネシウム捨てざるを得なくなる。なので、塩をしっかり摂っていればアルドステロンは上がってこない。だからブロッカーを入れる前に本当は塩を摂らないといけない。

23:35

V:血圧がおかしいって心配してる人ほど、いろんなミネラルが入った塩を摂ったほうが良い。これまた「塩」って言ったらみんな白く精製されたただの塩化ナトリウムを摂る。これ違いますからね。先生がおっしゃってる「塩」は全部が入ってる塩のこと。

S:特にマグネシウムが入ってる塩が非常に大事です。

V:そうなんですよ。これチェックしてほしい。塩は成分をちゃんと見て、マグネシウム量が高いものを摂ってほしい。あとは、マグネシウムは経皮吸収が良い。

S:マグネシウムは消化管から一番吸収されないミネラルなんです。だからほとんど酸化マグネシウムとか炭酸マグネシウムが下剤で使われてたんです、吸収されないから。で、吸収が一番いいのは経皮吸収です。

V:だからエプソム塩のお風呂は実は血圧高い人にもオススメってこと。血圧下がるから。じゃあカリウム何で摂りますか?

S:カリウムは塩にも含まれてるけど、一番良いのはフルーツ。

S:フルーツにはフルクトースも入ってますから。糖のとこと塩のとこ一緒くたに片付けられるんですけど、フルーツを食べ塩を摂ってマグネシウムのお風呂に入る、と。これ絶対血圧下がります。もちろんプーファフリーも必要。根本の原因を直すためには不飽和脂肪酸を気をつける食事法に変えて最低3年。この間にコントロールをマネジメントするために薬ではなく、塩を摂り、糖を摂り、マグネシウムのお風呂に入るということで良い。

26:03

V:まずアンジオテンシンの話でアルドステロンからこうなったけど、違う薬もあって。レニン・アンジオテンシン、これも一緒。これもACE阻害・・・

S:ACE阻害剤っていうのは最近使われないんです。咳が出るので。最近使われなくなってアンジオテンシンブロッカー、ARBっていうのが主流になってる。

V:これ結局ブラジキニンの常襲・・・このブラジキニンって何ですか?説明してください。

S:ブラジキニンっていうのは炎症性物質。エストロゲンや一酸化窒素が上がってくるときに一緒に上がってくる。これが咳の大きな原因になる。痛みとも直結してて痛みでも出てくる。

V:生理の時にもすごく鍵になってくるもので、炎症が起きた時に出てくる物質と覚えててください。だから女性はエストロゲンがバンと上がると炎症が起こって痛むんで、ブラディカイニン出てきてそれがそのあとのプロスタグランジンと一緒に仕事する。例えば血圧を下げるものとしては、これどうなってるんですか?

S:ACE阻害剤っていうのはアンジオテンシン・コンバーティング・エンザイムのブロック。だからアンジオテンシンが活性型になるやつをブロックして、アンジオテンシンをブロックしようという薬。これは咳が出るので、ブラジキニンが上がるので今はほとんど使われてない。

28:03

V:例えば咳が出てる副作用がある血圧の薬っていうのはプラジキニンのところにも作用がある?ブラジキニンが上がって肺胞が、要するに呼吸器系の器官がグッと縮まっちゃうってことですよね?

S:うん、炎症が起こるってことですね。

V:これはじゃあもう今ほとんど使われてないんですね、ACE阻害剤。ARBが今使われてる。ARBがさっき言った受容体ブロックの、アルドステロンの。

28:41

V:どっちにしても血圧の薬も正直いらないですよね?

S:あれはもう結果にアプローチしてるだけなので、原因には全く触ってないんです。

V:そう、だからあれを飲み続けて治ることはないんで、同じく原因である萎縮してる・硬くなってる血管自体の作り変えをしないと治らないってこと。もう一つは塩と糖をきちっと摂ること。マグネシウムがあること。これらが血圧とは深い関係性があると思ってます。

29:24

S:あと低マグネシウムが高血圧の一つの大きな原因なんです。だからアルドステロンが出すぎると困る。低マグネシウムになるから。

V:血圧が高い人はせっせとエプソム塩のお風呂に入れば良い。フルーツを食べて、エプソム塩のお風呂に入る。

S:でも一番大きい原因はそこじゃなくてプーファです。

V:もちろんです。ただ、調整するために薬を飲むんだったら、マグネシウムのお風呂にせっせと入っておけばとりあえずバランスは取れる。だけど今先生がおっしゃったように、血圧が高いということから逃げ出すためには血管を柔らかく柔軟にしていけばいいっていうこと。プーファフリーにして!です。

30:47

V:血圧っていうのはそもそも、カチカチの血管が問題っていうのがほとんどのサイトに載ってる。でも血管が硬くなる理由というのには触れられていないということにも気づいて欲しい。

S:それ非常に大事です。

V:例えば血圧の数値が良くなるようにっていうような提案ばかりがされていて、根本的な問題に何も触れられてない。どんどん真理から離れていく。

31:31

V:そして、ほとんどのQ&Aで「血圧の薬の他に治療には何がいいですか?」っていうのには、『塩分制限(本当は制限しちゃいけない)と、運動』だとかって。運動はどうですか、先生?

S:運動した時は末梢の組織が血をくれって言うから血を送らないといけないので血流が良くなる。だから非常に良いと思う。で、血管がバッと開く=血圧が下がる。基本はプーファフリーにして、血管をしなやかに且つ運動すること。それをしなくて運動だけしてもまた血圧上がる。だって末梢がどんどん欲しがるので、心臓がもっと頑張らないといけないから。グーっとまた血圧上げないといけないから。

V:運動の種類も問題ですよね。運動の種類はちゃんと書いてあるサイトもあるけど、やっぱりウォーキングとか散歩とか。私が一番思うのは大きな筋肉を収縮させたり伸ばしたりすること。ストレッチとかしゃがむだけとか。スクワットどうですかね?

S:スクワットはもう基本ですね。

V:スクワットみんなにしてほしい。スクワットって言ってもゆっくりしゃがんで立ってってやつ。あともう一つ、ふくらはぎをよくもみほぐす。どうですか?

S:うん、良いことですね。

33:20

V:例えば寝たきりのおじいちゃんとかおばあちゃんで動けなくて血圧高い人いてるけど、私はそういう方にはふくらはぎをよく揉んであげると良いと思ってる。運動で他に先生何か提案あります?

S:ふくらはぎっていうのは第二の心臓って言われてる。血流が下に行くけど、心臓に戻すのにふくらはぎに筋肉がないと戻らない。ということはどんどん血が溜まっていって循環しない。これは高血圧よりもはるかに悪い問題、血液が循環しないって。浮腫にもあるから。なので、ふくらはぎの筋肉をある程度鍛える(歩くだけでもいい)。そうすると循環が良くなるから、ふくらはぎは大事。

V:そのためにもスクワットすると、ふくらはぎと大腿のところが一回ギュッと潰れてまた開けば広がる。これが自然に起こるので、しゃがむっていうエクササイズはとても良いと思う。もちろん人のふくらはぎを触ってあげるとか、またはふくらはぎをちゃんとマッサージしてくれるようなところに行くっていうのも血圧には良いです。

35:08

S:あと、私がオススメするのが運動と関連してるんですけど、過呼吸にならないということ。CO2を頼るということ。呼吸数を落ち着けてあまりハァハァしない。これも血圧にすごく大事。バッグ呼吸をすると血圧スッと下がるんです。

V:バッグ呼吸って何ですか?

S:紙袋とかナイロン袋とかでもいいんですけど、袋の口を自分の口と鼻にくっつけてフーって息を吐くと次吸い込むのは自分の吐いた息しか吸えない。するとCO2がどんどん溜まっていく。そうすると何が起こるかというと全身の血管がグワーッと自然に広がるんです。これで血圧がすぐ落ちる。なので、呼吸数を少なくする。でもそれはヨガでもしないと難しいので、どっちかというと過呼吸にならないこと。だからランニングとかサイクリングとか絶対にダメ。マラソンとか走ってるとどんどん老けます。

37:13

V:水泳はダメですか?あんまりハァハァしちゃダメってことですけど。

S:ゆったり泳ぐ分には非常に良いと思う。水の抵抗とか考えながらね。トライアスロンとかしてる人いっぱいいるけど、みんな必ず老ける。それはCO2が飛ぶから。どんどんCO2が少なくなると・・・またどっかで講義しないとですけどCO2はミラクルホルモンと私が呼んでて、血圧の関係でいうと血管をバッと広げるのがCO2なんです。

V:でも、逆にすごいストイックに一生懸命運動してる方っていうのはちょっとこういうこと知って、すっごいトレーニングした日ほどバッグ呼吸をしてエプソム塩のお風呂に入ってメディテーションするとか。そういうことは絶対した方がいいと思う。

S:騙されたと思ってバッグ呼吸してみると血圧がスッと下がります。

38:43

V:エプソム塩のお風呂は家族全員にオススメしたい。

S:特に最近放射能の問題もあるし、日本は昔から水道水の塩素濃度が非常に高い。今、前よりもっとひどい。だから絶対お風呂に塩入れた方がいい。

V:塩だけじゃどうにもなりませんよね、あれ。確かビタミンCで塩素はすごく良くなるんです。だから例えばアスコルビン酸のジュースに入れるようなタブレットを3個くらいお風呂に入れると塩素の量はガッと消える。でも今は放射線の問題が(小さい声で言いますけど)。お風呂にゆっくり入るにはいろんなことをしないと危険になってきた。それはまた今度いつか違う場所でお話しします。

39:50

V:血圧に関して。薬に頼るんじゃなくて日頃のトリートメントもお金がかからない方法でできる。筋肉ちょっと鍛えるとかバッグ呼吸するとか、まずこれをタダでやってみること。ちょっとお金かけれるんだったらエプソム塩に入ること。あとハチミツ舐めること。

S:糖のエネルギー代謝を回すってことが結局動脈硬化を防いでいく。こないだも話したけど甲状腺を切り取ったウサギに動脈硬化ができる。甲状腺って糖のエネルギー代謝回すためにあるから。あと保護ステロイド作ったり。そこは材料は糖だから糖を入れないとどうしようもないんです。

回答編

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高血圧・回答編

0:30

Q1(一番多かった質問)「子供の頃からずっと低血圧です。上が90、下が48ぐらいです。健康診断では特に問題にされませんが、低血圧によって身体にはどんな良くないことがありますか?血圧を上げる必要はありますか?また、どうすれば上がりますか?」

V:みんなここは囚われてますね。先生、低血圧はどんな良くないことがありますか?

S:アレルギーのショック状態とかですね。蜂に刺されたとか。あるいは交通事故で大出血をしたとかいう時の重症な低血圧。実際に起こる障害としては一番は血の巡りが悪くなることが問題になってくる。でもその場合は収縮期血圧(上の血圧)が60以下とか50とかその程度にならないと、脳の血流低下(脳が一番最初にダメージ受ける)が出てこないんで、実際にみなさん元気に生きておられるわけだからあまり意味はないですね。

V:普段と違う状態での血圧の降下ですよね。バーンと下がってしまうという、その状態が普段とは違う状態での血圧じゃないですか。その意味での低血圧はやっぱりちょっと危険といえば危険ですよね。

S:その健康効果としては組織の血流がなくなってしまうということが一番怖いこと。でもそれが通常では起こり得ない状態です。

2:23

V:子供の頃から血圧が低いということは、その血圧でおそらく身体を回してると思う。だからそれで充分大きくなっているのであればそんなに問題ないと思う。ただそれが急激に変わることがまずい。血圧が低いということは、ポンプというか身体中に血を押しやる圧が弱いということ。血液の流れが悪いということでもある。

S:あんまり低すぎるとね。でも、90ぐらいで充分流れてるってことは、逆にいうと動脈が若い・しなやかなのであんまりギュッと押す必要はないという状態なのでむしろ良いんじゃないかと思う。

V:つまり血管がギュっていうしなやかさが大事。圧が高い人っていうのはしなやかさがない。だから一生懸命押さないと血の流れが動かない。でも血圧が低くて普通に生きてるって人はこのしなやかさがある。だからそんなにギュってやらなくても流れていく。だから血圧を上げる必要はない。

S:血圧は興奮したら上がりますから。それだけエネルギーが必要になってくるので。

4:10

V:ただ、時々貧血とかで血圧がものすごくバーンと下がることがありますが、ああいうのが頻繁に起こるのは良い状態ではないと思います。

S:起立性低血圧のことですね。立った時にパーンと血圧が下がる。脳の循環が維持できないっていうのは甲状腺、糖のエネルギー代謝が低下してる一つの典型例です。

V:こういう場合は比較的ちょいと上がってきた方がいいですか?

S:それは全然関係ないです。

V:起立性の低血圧っていうのが、その時起こるっていうことで結果としての問題ですよね。私、低血圧と貧血をごっちゃにして考えてる人もたくさんいる気がするんですけど。例えば貧血というのは血が足りない、だから低血圧という血が流れていないということをくっつけてるんだと思うんですけど、これは別にイコールじゃないですよね?

S:そうですね。高血圧でも貧血になれば立ちくらみするし、逆に貧血なくても起立性低血圧が起こることがあります。

V:そうですね。だからイコールではあんまり考えない方がいいかなと思います。血が流れにくい、圧が少ないから流れてないという発想の元に、血が充分じゃないということでの貧血はイコールじゃない。だから無理に貧血を治す=血圧を上げることでもないっていう。結果として血圧がどうなるかってのは血管の健康状態。

S:その通りです。

V:または全体の糖のエネルギー代謝が上がってるかどうか、ということです。

6:07

Q2「先生の著書を読んでビタミンEなど脂溶性のビタミンがとても重要な働きをするとわかりました。どんな食材から摂取したら良いのかと悩んでます。植物油脂はもってのほか、ナッツ類もプーファになるんですよね?検索すると上位には植物油やナッツ、魚卵、マヨネーズなどしか出てきません。」

V:どうでしょう。先生は何から?

S:この脂溶性ビタミンっていうのは動物性食品からしか摂れないと認識した方がいいです。植物性のものっていうのは身体の中で転換しないといけない。エネルギー代謝が回ってる人はいいんですが、あまり効率も良くない・吸収も良くない。なので、基本的には動物性から摂る。

V:じゃあ動物性でビタミンEが豊富なものって何ですか?

S:これは内臓とか、魚でいうと頭の部分とかそういうとこです。私は内臓とか魚の頭が苦手なので、サプリを摂ってます。

V:サプリという選択がない人は・・・例えば私の認識だとナッツもダメじゃないかと実は思ってて。ただナッツは薄皮があって、薄皮を剥いた途端に酸化する(=酸化を防ぐために皮が被ってるのかも)。なので本当は皮も一緒に食べたらいいんじゃないかな。あそこにADEKが入ってると思ってる。だからもしもナッツ食べるならそうしたら良いと思う。

8:28

またはこれはアーユルヴェーダ的な発想だけど、ナッツは全部水に一晩置いて食べるというのが良いとずっとされてた。これって酸化されたもの、または酸化する代わりに乳化させてしまってるんじゃないかって気も。真っ白に膨れるんですけど、どうですか?

S:それって水に油浮きますか?

V:いいえ、浮いてないですね。でもそれって何か反応が起きて違うものになってるじゃないですか。だから色が変わってる気がするんですけど、どうですか?

S:調べてみないと何とも言えないけど、酸化してもう形が変わってる場合はアルデヒドが出てるので、健康な人だとある程度代謝できるかもしれないけど、病態の人はやっぱりナッツは控えた方がいいと思います。

V:そうですよね。病気の時はそもそもナッツを食べるだけの消化の力もないし、おそらくお腹がゴロゴロすると思う。

10:25

私もここに書いてある中では植物油脂は摂らないけど、オリーブオイルで美味しいやつは時々食べたくなります。塩と一緒に。

S:でもオリーブオイルは、要するにオレイン酸の酸化を防ぐためにビタミン入ってる。

V:オレイン酸そのもの用。

S:そういうこと。過酸化脂質ができるのでそれのためにビタミン使われる。

V:うーん、じゃあやっぱり食べ物でいいってことですよね。

S:抽出した油よりも動物性の内臓を週に1回とか。

11:11

V:健康な人はそんなに気にしなくても食事を偏った食べ方しなければ、おそらく入ってくると思う。プーファが身体に多いなっていう人はビタミンADEKをセットにして摂った方がいいかも。質のいいADEKのサプリは必須だと思います。もちろん状態が変わって健康になってくればいらないと思います。

11:53

Q3「脳梗塞を2度経験した80歳の父は降圧剤とワーファリン(血液抗凝固剤)の処方を受けています。ここまで高齢になると動脈硬化を食生活で改善するのは難しいでしょうか。講義中に動脈硬化を改善させる方法について教えていただけると嬉しいです。」

V:どうですか?これ今当たり前の処方になってますけど。

S:ワーファリンっていうのは動脈硬化をどんどん進める。なので絶対脳梗塞とかに使ってはいけないと私は言ってます。医療現場でもそう説明してワーファリン省くんですけども。非常に危険です。

V:でも誰もそれを知らないですよね。

S:ワーファリンはビタミンKをブロックしてしまう。ビタミンKって身体にすごく大事なんだけど血液を固める作用がある。ワーファリンはそれをなくすので、血をサラサラにすると言われてる。これはワーファリンを切ってしまうと血管の詰まりが起こりやすいことは確か。元々血管詰まる体質の人は。でもそれは根本療法じゃない、いつも話してるように。なぜ血管が詰まるのかというとこが大事なのでそっちへアプローチするためにはそういう薬を長期間飲むとむしろ危ない。

13:52

基本、動脈硬化の進行を防げばいいんですよね。動脈硬化の進行を防ぐためにはプーファフリーにしていくということが一番大事。私、85歳の高齢者を対象とした研究出しましたけど、高血糖・高血圧がむしろ認知症とかの予防に働くんです。ていうのは動脈硬化は85歳になるとある程度あるので、ある程度血圧高くないとダメなんです。末梢に血流が行かないので。だから基本的に血圧そのものは結果に過ぎないので、プーファフリーにして動脈硬化の進行を防ぐ、と。

14:38

V:降圧剤を飲まずにっていうのが正しいですよね。それをやめて糖の摂取とプーファフリーですが、それ以外にできることはありますか?

S:血管を柔らかくしていく、血流を増やすっていうのはCO2が一番制限?(バニラさんの声に被ってる15:04)できる。CO2を身体の中で増やすためにはハチミツとか黒糖をしっかり摂る。CO2を発生させるには炭水化物からが一番効率が良いんです。それと共に過呼吸に気をつける。CO2を溜めるということ。呼吸のリズムをゆっくりさせる。呼吸のリズムをゆっくりすると肺活量もすごく増える。

V:プーファフリーと糖の摂取以外にできることは、CO2を増やすような呼吸法。またはヨガも色々ある。ちゃんと呼吸法を教えてくれるヨガのプログラムもあるのでああいうのも良いんじゃないかなって思う。多分CO2を増やすことにものすごく貢献してるんじゃないかなと思います。

S:あと、塩をしっかり摂ってください。今ほとんどの人が低塩で塩足りてない。塩というかミネラル。なのでしっかり塩を摂ることも必要です。

V:塩を切りすぎると血圧にとって本当に良くないと私も思ってます。塩といっても塩化ナトリウムじゃない塩を適度に摂ることをオススメします。水を真水で飲まないこと。必ず少しミネラル入れて。ハチミツや黒糖も大事。これらを参考にして血圧と仲良く付き合っていきましょう。

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